平成6229日目

2006/01/27

【東横イン】違法改造発覚

大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京)のホテル不正改造問題は27日、島根県出雲市のホテルがオープン後、身障者用客室を会議室に改造、大阪市の4ホテルが建築基準法に違反し身障者用駐車スペースを倉庫やロビーにするなど、各地で法令違反があったことが分かった。

法令違反が疑われるケースは少なくとも8府県に及び、同社の西田憲正社長は同日夕、全国に計120ある系列全ホテルを調査、結果を来週中に公表する意向を明らかにした。出雲市のホテル改造は本社が指示していたという。

出雲市などによると、同市のホテル「東横イン出雲市駅前」は昨年6月7日に開業。市が同月1日、条例に基づき完了検査をした際は1階に身障者用の客室が1室あったが、約1カ月後、会議室に改造し、正面玄関前の視覚障害者誘導用の点字ブロックもオープン直前に撤去していた。《日刊スポーツ》

【東横イン】社長「条例違反をしました。どうもすみません」

「条例違反をしました。どうもすみません」

「正面が駐車場だとホテルとしての見てくれが悪い。報告を受けて僕も、まあいいだろう、とっちゃえと考えた。やったことは仕方がない」

「身障者用客室を造っても、年に1、2人しか来なくて、一般の人には使い勝手が悪い」

「うちのほかのホテルでもロッカーやリネン庫になっているのが現実だ」

「うちも創業当初は改築の際に、行政ときちんと話し合っていた。次々とホテルが建つようになって、忙しくなった」

「行政と話し合うと時間がかかるから。そのへんが僕の甘さだ」

「今辞める気はない。全部調べてきっちりと直して、世間の評価を受けてから判断したい」

「どんなちっちゃな条例違反でも、違反は違反だから、軽く考えてはいけない」

「時速60キロ制限の道を67~68キロで走ってもまあいいかと思っていたのは事実」

「これからは60キロの道は60キロできっちりと走ると肝に銘じる」




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【四大陸フィギュア】織田信成選手が初優勝

Embed from Getty Images

フィギュアスケートの四大陸選手権は27日、米コロラド州コロラドスプリングズで行われ、 男子はショートプログラム(SP)首位の織田信成(関大)がフリー2位にとどまったが、 201・69点で初出場優勝を果たした。 男子で日本選手の優勝は2003年の本田武史(IMG)以来で2人目。

フリー1位のクリストファー・メイビー(カナダ)が3点差の2位。中庭健介(パピオク)は 177・19点で6位、南里康晴(中村学園大)は172・82点で7位だった。

アイスダンスで都築奈加子、宮本賢二組(京都アクアリーナ)は8位。 トリノ五輪米国代表のタニス・ベルビン、ベンジャミン・アゴスト組が3連覇した。《共同通信》

【民主党・横路孝弘衆院副議長】前原代表をけん制

「堀江さんは社長なら何でもできるんだと錯覚し、ああいう結果になった。政党もそうなんです」。民主党の前原誠司代表を「戦前の青年将校のよう」と批判した党元副代表の横路孝弘衆院副議長は27日夜、札幌市内で前原氏も出席して開かれた北海道連パーティーのあいさつで、今度はライブドア前社長、堀江貴文容疑者を引き合いに前原氏を強くけん制した。

横路氏は、前原氏の党運営を念頭に「ライブドアをみていると、堀江さんを中心に若いスタッフが集まっていた。優秀なんだろうが、企業は社会的存在であり、株主、お客さま、従業員のことも考えないといけない」と指摘。その上で「われわれは(昨年の衆院選で)2480万の票をいただいた。国民の期待にどう応えるか(が大事)だ」と述べ、苦言を呈された前原氏は苦笑いを浮かべた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】女系天皇反対に反論 「議論すれば分かる」

小泉純一郎首相は27日夕、女系天皇を容認する皇室典範改正案への反対論について「女系天皇を認めないということは、仮に愛子さまが天皇になられた場合、そのお子さまが男でも認めないということだ。それを分かって反対しているのか」と反論した。

首相は「よく議論していけば、この改正は必要だと分かってもらえる」と、今国会で改正案成立を図る方針に変わりがないことを強調した。

反対派議員を“抵抗勢力”と位置付けるかについては「いや、それは議員個人個人の意見でしょう」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。

安倍晋三官房長官は同日午後の記者会見で、自民党の青木幹雄参院議員会長らが改正案の国会提出に慎重対応を求めたことに「改正案作成後、自民党の部会や総務会、公明党でも議論してもらうことになる。了承が得られれば提出したい」と述べ、与党の了承を得た上で提出する方針を示した。《共同通信》

【この日の民主党】

ことごとく責任転嫁の政府・与党の姿勢批判 鳩山幹事長

鳩山由紀夫幹事長は27日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、米国産牛肉危険部位混入問題、ライブドアと自民党の関わり、議員年金廃止法案の問題などについてコメントした。

鳩山幹事長はまず、BSE問題、ライブドア問題、耐震強度偽装問題のいわゆる「三点セット」について触れ、「きわめて厳しい追及を政府に対して行っている」としつつ、前原代表・江田参院議員会長に懲罰動議が出ていることについて、「このようなことで懲罰(動議)が出されるのは、論点外しも甚だしい」として、自民党の姿勢を厳しく批判した。

またこれらの事件の共通点として鳩山幹事長は、「国民の安全・安心が脅かされている」ことを強調。「偽計・偽装で国民の心を欺く」ことを、「甚だ残念だ」とし、「どこに責任があるか国民の側に立って追及をしていきたい」との意向を示した。

米国産牛肉に危険部位が混入していた問題についても鳩山幹事長は、日本政府は責任がない、攻められるべきは米国だとの答弁を繰り返す小泉政権の姿勢に対し、ブッシュ大統領に抗議もせず、「責任転嫁しておきながら、相手の責任は追及しない」として、「甚だ無責任」だと厳しく指摘した。

鳩山幹事長はライブドア問題についても、特に自民党と堀江容疑者との関係について言及。堀江容疑者を大いに利用して、自民党が人気を高めたことは間違いないとする一方で、堀江氏もあたかも自民党の候補のように扱われ、事実上の政府保証を得たとして、その「持ちつ持たれつの関係」に厳しく批判を加えた。またこの問題に対し、責任は過熱した報道ぶりにあるとの見方が出てきたことについても、責任転嫁であると厳しく指摘した。

また、武部幹事長や杉浦法相が、民主党も声をかけたなどと発言していることについても鳩山幹事長は、「これも責任の転嫁だ」とし、「岡田前代表は一度も出馬の要請をしていない」ことを改めて明確に語った。なお、岡田克也前代表が今日、電話で杉浦法相に抗議を行い、杉浦法相は発言を訂正し謝罪したことも明らかにされた。

鳩山幹事長は更に、衆議院議院運営委員会で、民主党の議員年金廃止法案が否決されたことについて触れ、「きわめて遺憾だ」としつつ、年金という選択肢も残る「与党案なるものは、現実には廃止法案ではない」と指摘。いかがわしく、お手盛りだとして、「偽りの廃止法案は粉砕しなければならない」と厳しく批判を加えた。

武部・杉浦発言は事実無根の言いがかり 野田委員長

27日午後、民主党・無所属クラブの代議士会が衆議院本会議を前に開催され、この中で野田佳彦国会対策委員長が挨拶。堀江容疑者と政府・与党の関わりや、民主党に関する自民党の武部幹事長と杉浦法務大臣の事実無根の言いがかりを厳しく批判した。

代議士会の冒頭、中川正春議院運営委員会筆頭理事がこの日の本会議の内容や今後の日程等を説明。続いて野田国対委員長が挨拶に立った。野田国対委員長はまず、前原代表の代表質問中の発言に対して自民党が懲罰動議を出していることに触れ、「基本的には個人の認識とその表現に関わることであって、反論があれば言葉で返せばよい」と切り捨てた。

堀江容疑者と武部幹事長との蜜月ぶりにも皮肉たっぷりに言及した野田国対委員長は、武部幹事長や杉浦法務大臣までもが、岡田前代表もアプローチしたなどと述べていることを痛烈に批判。会談の要請をしてきたのは堀江氏であって、「アプローチはしていないし、出馬要請もしていない」として、「事実無根の言いがかりとしか言いようがない」と断じた。そして、「(武部幹事長らが)選球眼が悪くてボール球に手を出した。わが党の岡田前代表は選球眼が確かで、それは見送った」、「ボール球に手を出した者に、とやかく言われる筋合いはない」との野田国対委員長の発言には、出席議員から拍手が起こった。

昨日の予算委員会の質疑にも野田国対委員長は言及して、答える側の小泉首相・安倍官房長官・北側国交相が、なぜか苛立って感情的だったと指摘。「言われていることが図星なのだろうなと思わざるを得ない」として、「特に安倍官房長官のあの興奮気味の対応は、ますます怪しいと思った」などと述べた。

輸入された米国産牛肉に危険部位が混入していた問題についても、小泉首相らが、「米国の責任だと国内では言っておきながら、ブッシュ大統領には何も言っていない」ことを野田国対委員長は鋭く指摘し、「こういうのを内弁慶と言わざるを得ない」と皮肉った。

続いて松本剛明政策調査会長が、一昨日の『次の内閣』での議論を説明した上で、補正予算に関し言及。「(前原)代表の『粉飾』の表現は当然だ」としつつ、「災害対策といいながら雪害対策が入っていない『粉飾』」、「牛肉が安全だと言いながら全然プログラムが守られていない『粉飾』」、予算の財源の「粉飾」などをしっかり追及していく意向を改めて表明した。

この後、本会議で登壇する長浜博行衆院議員(『次の内閣』ネクスト環境大臣)が、質問を前に決意を披露する挨拶を行い、大きな拍手を浴びた。《民主党ニュース》



1月27日 その日のできごと(何の日)