平成6167日目
2005/11/26
【民主党・枝野幸男衆院議員】改憲論を展開
憲法改正の論議が本格化する中、民主党県連代表で同党憲法調査会長の枝野幸男衆院議員(埼玉5区)が26日、さいたま市浦和区で開かれた埼玉新聞サポーターズクラブの月例会「岸町夜塾」で講演した。注目される9条の扱いについては、「平和を創造するために9条をより具体化する必要がある」と改憲論を展開した。
民主党は、枝野氏が中心となって独自の「憲法提言」をまとめ10月末に公表した。一方、自民党も今月22日の立党50年記念大会で「新憲法草案」を公表。憲法改正の論議が本格化しつつある。
今の憲法について、枝野氏は〔1〕地方分権の記述がない〔2〕行政権について戦前の官僚システムがそのまま残っている〔3〕九条についてなし崩し的に解釈改憲が行われている–の3点を指摘した。
特に安全保障面では「今の9条は戦争をしにくくする歴史的役割を果たしてきた。だがこの先、十年、二十年後にその歯止め効果があるのかは、相当疑問に思う」と問題を提起。「平和創造国家になるために今より九条が良くなるなら変えた方がいい」と主張した。
具体的には、「急迫不正の武力攻撃を受けた時」「必要最小限の範囲」など条件を憲法に明示した上で、制約付きの自衛権を認めるべきとした。国際協力については、「国連など国際機関の承認を根拠としてもいいのではないか。日米の二国間だけでの国際協力はあり得ない」と話した。
「自衛軍の保持」を盛り込んだ自民党草案に対しては「自民党は何でもできるようにしたい。民主は(自衛権に)歯止めをかけようとしているので、180度違う」と訴えた。
参加者からは「憲法改正について民主党内はまとまっているのか」「国際協力なら武力を持たなくてもできるのでは」などの質問が相次いだ。枝野氏は講演も含め約2時間半にわたり、丁寧に自身の考えを語った。《埼玉新聞》
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【探査機はやぶさ】宇宙機構、イトカワの岩石採取に成功したと発表
宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)は26日、探査機はやぶさが同日午前7時すぎに地球から約2億9000万キロ離れた小惑星イトカワに着陸し、岩石採取のための金属球を発射したと発表した。
小惑星からの岩石試料採取は世界でも初めての快挙。太陽の周りを2周、約20億キロを旅した後の着陸成功は、惑星探査技術の確かさを裏付ける、日本の宇宙開発史上、画期的な成果だ。《共同通信》
【大相撲九州場所14日目】横綱朝青龍関、7場所連続15度目の優勝決定
大相撲九州場所14日目(26日・福岡国際センター)横綱朝青龍が史上初の7場所連続優勝と年6場所完全制覇の偉業を成し遂げた。朝青龍は大関魁皇を寄り切り13勝目をマーク、2敗で追う大関千代大海が関脇琴欧州に敗れ、残り1日で2差がついたため朝青龍の優勝が決まった。《共同通信》
【自民党・武部勤幹事長】ポスト小泉「竹中さんも候補」
自民党の武部幹事長は26日、北海道釧路市内で講演し、小泉首相の後継を決める来秋の自民党総裁選について、麻生外相、谷垣財務相、福田康夫・元官房長官、安倍官房長官の名前を挙げたうえで、「竹中さんだって有力候補の1人だ」と述べ、竹中総務相も「ポスト小泉」の有力候補との見方を明らかにした。
また、「(候補は)まだまだ足りない。恐らく7、8人は出てくると思う。出そうと思っている」とも語った。
さらに、総裁選の実施方法について、「全国で(党員などによる)予備選挙をやりたい。一回きりでの予備選挙では面白くないので、米の大統領選挙のようにやったらどうかという意見もある」と述べた。《読売新聞》