2004 平成16年11月28日(日)

平成5804日目

2004/11/28

【小泉純一郎首相】対中ODA打ち切りを検討

小泉純一郎首相は28日夜(日本時間同)、ラオスの首都ビエンチャン市内のホテルで同行記者団と懇談し、中国への政府開発援助(ODA)について「中国は目覚ましい経済発展を遂げている。もう卒業の時期を迎えているのではないか」と述べ、対中国ODAの打ち切りを検討する考えを表明した。

来月14日に期限切れを迎える自衛隊のイラク派遣延長を前提に、サマワの治安維持を関係国に求める考えを示した。対中ODAについて首相は「円借款の返済も順調だし、早くODAの卒業生となることを期待している。将来、中国自身が支援国となることを期待している」と述べた。

サマワ周辺で治安維持に当たっているオランダ軍が来年3月に撤退した後の対応に関しては「今後、よく関係各国と協議していきたい」と強調。政府は英国軍による治安確保を期待しており、英政府との調整を本格化する方針だ。

日中関係悪化の要因である自らの靖国神社参拝については「(過去4回の参拝は)適切だった」と強調。「どこでも言うべきことは言っている」として、30日の温家宝首相との首脳会談で中国側が参拝問題を持ち出してきた場合、自らの考えを伝える姿勢を示した。郵政民営化法案策定に関連しては「(9月にまとめた)基本方針にのっとって与党とも調整していかなければならない」と述べ、担当閣僚中心に調整を図る考えを表明した。《共同通信》




【高知県知事選】橋本大二郎氏が5選

前知事の橋本大二郎氏(57)の辞職に伴う高知県知事選挙は28日、県内51市町村で一斉に投票が行われ、即日開票の結果、無所属前職の橋本氏が無所属新人の前高知市長、松尾徹人氏(57)=自民・社民推薦、公明支持=を3万3000余票の差で破り、5選を果たした。

橋本氏が初当選時(平成3年)の選挙資金疑惑をめぐり県議会の辞職勧告決議を受けて出直しを図った今回の知事選は、昨年11月の前回知事選と同様、両氏による事実上の一騎打ちとなり、約4万票差で橋本氏が4選を果たした前回を上回る激戦を展開。投票率も64・56%とほぼ前回(65・42%)並みを記録した。

有権者は橋本県政の改革路線を「信任」した形だが、橋本氏には三位一体改革や財政危機に対する待ったなしの対応とともに、険しさを引きずる県議会との関係や大きく膨らんだままの批判票を視野に置いた県政運営が求められる。《高知新聞》

11月28日/のできごと