平成5805日目
2004/11/29
【小泉純一郎首相】中韓首脳と会談
小泉純一郎首相は29日午前、ラオス・ビエンチャンで、中国の温家宝首相、韓国の盧武鉉大統領と首脳会談を行い、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の早期再開に努力することで一致した。
小泉首相は会談で「同協議が問題解決の唯一の方法だ。ブッシュ米大統領とも平和的に解決することで共通の考えを持っている」と強調。また日本人拉致問題について「中韓両国の理解と協力を引き続き受けたい」と問題解決に向けて支援を要請した。《共同通信》
ASEAN+3(東南アジア諸国連合と日本、中国、韓国)首脳会議等に出席するため、ラオスのビエンチャンを訪れた小泉総理は、平成16年11月29日午前、中国の温家宝首相、韓国の盧武鉉大統領との日中韓首脳会議に臨みました。
同会議では、北朝鮮問題、国連改革、イラク問題について話し合いが行われ、東アジア全体の安定と繁栄に向けた経済・貿易、文化・人的交流、政治・安全保障にわたる各分野での協力での具体的な取組を示した「行動戦略」を採択しました。
この日の午後行われたASEAN首脳会議で、初の「東アジア・サミット」を来年マレーシアで開催することで合意したことを受けて、日本、中国、韓国を加えたASEAN+3首脳会議もこの決定を支持しました。
その後、小泉総理は、インドのマンモハン・シン首相、ミャンマーのソー・ウイン首相、フィリピンのグロリア・マカパガル・アロヨ大統領とそれぞれ首脳会談を行いました。インドのマンモハン・シン首相との会談では、国連改革などについて、ミャンマーのソー・ウイン首相との会談では、ミャンマーの民主化について、フィリピンのアロヨ大統領との会談では、両国間の自由貿易協定(FTA)を柱とする経済連携協定についてそれぞれ話し合いが行われました。《首相官邸》
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【 JR信越線】全線で運転再開
新潟県中越地震の影響で不通となっていたJR信越線の長岡ー柏崎間が29日復旧し、37日ぶりに全線で運転が再開された。JR東日本新潟支社によると、不通時には、一日平均で約3万人に影響が出ていたという。
JR長岡駅の信越線ホームに、午前6時50分すぎ、始発の柏崎発新潟行き普通列車(4両編成)が到着すると、多くの通勤、通学客が乗り降りした。《読売新聞》
【この日の民主党】
次期総選挙での小選挙区必勝へ 第2回新人議員研修会開く
民主党は29日、第2回目の新人議員研修会(衆議院議員対象)を党本部で開き、多数の議員が参加。次期総選挙での政権交代、小選挙区での勝利に向け、必勝法を学んだ。
冒頭に挨拶した岡田克也代表は、「衆議院選挙から1年経った。この1年間を振り返り、3万軒回れたのか検証し、次の選挙で勝てるのかリアルに分析し、糧にしてもらいたい。今、全国を回っているが、いままでに36県回った。民主党への期待は高まっている。このフォローの風が吹いている時に頑張ってもらいたい。この時期に精一杯支持を拡げてもらいたい」と新人議員に奮起を促した。また、「来年1年が党にとって大事な年になる。上り調子でいけるかどうかで政権が獲れるかどうかが決まる。この10年間ぐらいの思いがかかった1、2年で、次の総選挙に蓄積されたエネルギーを一挙に出す。次があると思わないで欲しい。次で絶対勝つのだと思って欲しい」と次の総選挙での政権交代、衆議院での過半数確保に重ねて強い意欲を示した。
続いて川端達夫幹事長と玄葉光一郎選挙対策委員長が、新人議員への支援策について提案。川端幹事長は「支援もするが、財政基盤を自分でつくることも、頑張ってもらいたい」とした。
さらに、野田佳彦議員、中川正春議員、鉢呂吉雄議員がそれぞれ、先輩議員として選挙必勝法を伝授。野田議員は、「ビラを取ってくれる人は固定客。街頭は政治の基本中の基本。大衆の反応を感じなければならない」と自ら19年間続けている朝の2時間から3時間に及ぶ街頭演説活動の経験を披露。中川議員は、「後援会組織はピラミッド型ではなく、ネットワーク型に。敵をつくるな」とアドバイス。鉢呂議員は、選挙区が変わった経験を踏まえながら、「農村でも街頭戦術は有効。有権者からの要望には、実現できなくても必ず返事を書くこと」などとアドバイスし、各先輩議員は次の選挙で勝つことが最大の仕事と、新人議員を鼓舞した。
岡田克也代表「比例で復活続けば“負け犬”」
民主党の岡田代表は29日の同党新人議員研修会で小選挙区で落選し、比例で復活した新人議員に対して、「2回連続で比例復活すると『負け犬』の烙印を押される。勝つか負けるかで天国と地獄くらい違うという認識で頑張れ」と、異例とも言える厳しい口調で激励した。
岡田氏は「次の総選挙で政権を取れないと、いつまたチャンスが来るか分からない」とも語り、次期衆院選に総力戦で臨む考えを強調した。《読売新聞》