平成5610日目

2004/05/18

この日のできごと(何の日)

【民主党】新代表に岡田克也氏

民主党は18日夕、党本部で開いた両院議員総会で、辞任した菅直人代表(57)の後任に岡田克也幹事長(50)を無投票で選出した。岡田氏は就任あいさつで、年金制度改革関連法案の廃案を目指す考えを表明。幹事長には自由党出身の藤井裕久元蔵相(71)の起用を決めた。ほかの役員も19日には決定、新体制を発足させる方針だ。


https://www.dpfp.or.jp/

政調会長には仙谷由人党憲法調査会長(58)、玄葉光一郎衆院議員(39)ら、国対委員長には川端達夫「次の内閣」総務担当相(59)らの名前が浮上している。

岡田執行部は7月の参院選に向け、所属議員の一連の不祥事や菅氏や小沢一郎代表代行(61)の国民年金保険料未納・未加入問題で傷ついた党の信頼回復と挙党態勢の確立に全力を挙げる。

当面は年金問題で政府、与党と対決する方針で、岡田氏は議員総会で「政府の年金制度改革案と称するものは数字合わせで改革の名に値しない。この国会で廃案にすることを誓い合おう」と強調した。岡田氏の任期は菅氏の残存任期の今年9月まで。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲夏場所10日目(18日・両国国技館)横綱朝青龍と平幕北勝力が1敗を堅持、トップに並んでいる。朝青龍は小結琴光喜を豪快につり落とし、北勝力は黒海を押し出した。平幕金開山は2敗に後退。琴光喜は5勝5敗。大関陣は魁皇が霜鳥を寄り切って2敗を守り、勝ち越しを決めた。千代大海は関脇若の里をはたき込んで7勝目。武双山は琴ノ若を突き落として6勝4敗。若の里は一歩後退の3敗目。関脇旭天鵬は3勝目を挙げた。2敗は魁皇、玉乃島、金開山、白鵬の4人。《共同通信》

【イラク人虐待事件】

「米兵はおれたちを裸にし、怒鳴り声を上げながら殴り続けたんだ」。バグダッド郊外の旧アブグレイブ刑務所で、イラク駐留米軍に虐待を受けたイラク人元拘束者、ハシム・マハセンさん(34)は18日、米軍の軍法会議を前に、当時の様子を証言した。

マハセンさんが拘束されたのは、昨年8月19日。乗っていたタクシーがバグダッド市内で故障。現場に来た米兵に護身用の拳銃が見つかり、旧フセイン政権の民兵と疑われた。

9月下旬、アブグレイブの米軍拘束施設に移り、屋外にテント30張りほどが並ぶ「キャンプ2」と呼ばれる施設に収容された。

11月半ばのある日、収容者同士のけんかを見物していたマハセンさんは、監視員にとがめられ、収容者6人とともに、頭に袋をかぶせられ、手錠姿でトラックの荷台に放り込まれた。

米兵は7人を旧フセイン政権下で政治犯らが虐待された刑務所の建物に移送、暴力を振るった後、ナイフで服を切り裂き始めた。

「無理やり手を自分の股間に押しつけられた」。性的行為を拒むと、殴られた。頭から突然、袋がはぎ取られた。股間の前に別の収容者の顔。女性兵士が笑いながら写真を撮っていた。

米兵はさらに、7人に裸になってピラミッドをつくるよう命令。ピラミッドが崩れると、何度もやり直させられた。メディアで繰り返し流れた人間ピラミッドや、たばこをくわえた女性米兵が拘束者の股間を指さす写真が取られたのも、この時。「指さされているのは私だ」と、マハセンさんは告白した。

虐待が一通り終わった後は独房に。3日目にやっとオレンジ色の囚人服を与えられた。25日目に屋外の拘束施設に戻り、12月30日に釈放。その後マハセンさんは警察官になったものの、虐待の表面化で職場に居づらくなり、運転手に転職した。

米軍からは事情聴取を含めて何の接触もない。「軍法会議はメディア向けだ」とマハセンさん。「虐待を行った米兵だけでなく、その背後にいた人物が許せない」と唇をかみしめた。《共同通信》

【MLB】ランディ・ジョンソン投手、完全試合達成

米大リーグ、ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン投手(40)は18日、ジョージア州アトランタで行われたブレーブス戦で大リーグ最年長での完全試合を達成した。ジョンソンの投球内訳は117球で13三振、内野ゴロ7、外野飛球7。試合は2-0で勝った。

大リーグ公式戦の完全試合は1880年に2度記録されているが、近代野球といわれる20世紀以降では1999年7月のデービッド・コーン投手(ヤンキース)以来、史上14人目、ワールドシリーズを含めると15人目の快挙となった。

40歳8カ月のジョンソンは、1904年5月に37歳1カ月で達成したサイ・ヤング(レッドソックス)の最年長記録を更新し、無安打無得点試合もマリナーズ時代の90年以来2度目。

マリナーズのイチロー外野手はオリオールズ戦で2安打を放って連続試合安打を16とし、日米通算2000安打まであと5に迫った。チームは2−7で敗れた。

ヤンキースの松井秀喜外野手はエンゼルス戦で3打数無安打。チームは延長十一回、0−1でサヨナラ負けした。

メッツの松井稼頭央内野手はカージナルス戦で九回の同点打など5打数2安打1打点だった。《共同通信》

【宇都宮立てこもり事件】

18日午前10時ごろ、宇都宮市双葉のマンション2階にある指定暴力団住吉会系暴力団幹部宅に、神奈川県警の捜査員が家宅捜索に入ろうとしたところ、マンション内部から2発の発砲を受け、捜査員側が3発撃ち返した。部屋のドアは鍵がかけられ、男が立てこもり、ライフルを振り回している模様。

現場周辺は、半径約100メートルが立ち入り禁止となり、騒然としている。栃木県警などが、けが人の有無の確認を急いでいる。マンションの南側には市立一条中学校があり、生徒は校舎北側の体育館に全員避難している。《読売新聞》

【神戸港】台湾新幹線車両を輸出

台湾で2005年10月に開通する予定の台湾高速鉄道(新幹線)に使うため、川崎重工業などが製造した車両を、台湾行きの貨物船に積み込む作業が18日、神戸市中央区の神戸港で始まった。

日本の新幹線車両が海外に輸出されるのは初めて。車両を積んだ貨物船は19日夜に神戸港を出港し、24日に台湾・高雄港に到着する。《共同通信》

【参院厚生労働委員会】

小泉純一郎首相は18日午後の参院厚生労働委員会で、国会議員が任意加入だった時期の国民年金未加入の責任について「年金制度改革関連法案を一日も早く成立させ、年金一元化を含めた社会保障全体を考え与野党協議を進め、建設的な改革をしていくことで政治責任を果たしていきたい」と述べ、辞任する必要がないとの考えを示した。

1986年4月に国会議員が強制加入となった後の閣僚や国会議員の未加入・未納については「誰でもうっかりミスはある。責任を問うつもりはない。よりよい改善策を講じることで責任を果たせばいい」と答弁。自民党議員の保険料納付状況の公開は「いかに信頼を確保するかは議員個々人に任せればいい」とし、重ねて否定した。

首相自身の未加入については「任意の時まで払っていないのはおかしいという方がおかしい」とした上で「議員が国民年金までもらってはどうかと言って入ってはいけない時期もあった。その上で任意となり、強制となった経緯がある」と答弁した。

民主党・新緑風会の桜井充氏は「法律上では任意でも制度を連帯して支えるため、国会議員は率先して加入すべきだったのではないか」などと、首相を追及した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】年金照会結果を公表

小泉純一郎首相は18日午後、国民年金保険の未加入問題をめぐり、年金納付状況に関する社会保険庁への照会結果を公開した。内閣記者会所属の報道各社の閲覧を認めた5月17日付「被保険者記録照会回答票」(社会保険業務センター発行)によると、国会議員の国民年金加入が義務付けられた1986年4月1日以降、60歳となる2002年1月7日まで189カ月間にわたり年金を納付していた。

1972年の衆院初当選前となる70年4月1日に「三福不動産株式会社」の厚生年金に加入。議員となった以降も含めて74年11月1日まで55カ月間納付していたが、勤務実態によっては野党などが追及する可能性がある。飯島勲首相秘書官は首相官邸で記者会見し、予備校生だったと公表していた62年1−3月の間は慶応大一年生だったと首相が国会で訂正したことを踏まえ、「錯誤があったことをおわびする」と陳謝した。《共同通信》

【地球環境保全に関する関係閣僚会議に出席】

5月18日のできごと【小泉純一郎首相】地球環境保全に関する関係閣僚会議に出席

平成16年5月18日、総理大臣官邸で地球環境保全に関する関係閣僚会議及び地球温暖化対策推進本部が開催されました。

この日の会議では、地球温暖化対策推進大綱の進捗状況を報告書にとりまとめました。地球温暖化対策推進大綱では、平成9年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で採択された京都議定書(先進国及び市場経済移行国の温室効果ガス排出の削減目標を定めたもの)を確実に実行に移すため、毎年、具体的措置の推進状況を点検することとしています。

今回の報告では、平成14年度の我が国の温室効果ガスの総排出量は13億トン余りで前年度と比べ2.2%増加し、京都議定書の規定による基準年(原則1990年)の総排出量に比べ、7.6%上回っている、としています。

今後、政府では、点検の結果を踏まえ、目標の達成に必要な追加的な施策を検討し、講じていくこととしています。《首相官邸》

【この日の民主党】

[参院厚労委]桜井議員、首相に年金問題でのけじめを迫る

民主党の桜井充議員は18日の参議院厚生労働委員会で質問に立ち、「年金問題をめぐる政治家への不信を解消するためには、まずけじめが必要だ」として、小泉首相に全自民党議員の国民年金納付状況の公開を迫った。しかし、首相は「政治家個人個人が判断すること。社会保障制度全体の改革を与野党を超えて議論していくことで(信頼回復は)できる」と答え、党としての公表は拒否した。

また桜井議員は、首相が自身の未加入問題について「任意加入の期間であり問題ない」としていることを取り上げ、「強制期間なら政治責任はあるのか」と質した。首相は「うっかりミスなら政治的責任はない」と答え、強制期間内でも意図的でないなら責任はないとの驚くべき見解を示した。

桜井議員は国民年金法にある「共同連帯」の精神を説き、任意期間の首相の未加入の理由、政治姿勢について「なぜ入らなかったのか。共同連帯という意識はなかったのか」と厳しく質した。首相は「入っても入らなくてもいい。いろいろ制度が変わった。強制ではない」とのみ答え、法の精神については答えなかった。

[両院議員総会]岡田克也幹事長を新代表に選出

民主党は18日午後、党本部で両院議員総会を開き、岡田克也幹事長を新代表に選出した。

菅直人代表の退任に伴い代表選挙が告示され、本日午前11時までの立候補受付締切まで岡田氏1人のみが立候補を届け出た。このため代表選出特例規則に基づき、両院議員総会で満場の拍手をもって新代表に岡田氏を選出することを承認したもの。

菅前代表は退任挨拶で、1年5カ月の代表就任期間を振り返り、「仲間のみなさんに支えていただき、この党を大きくするひとつの段階を踏むことができたことをありがたく、うれしく思う」と述べるとともに、岡田新代表については「党のなかでこれまでもしっかりとした仕事をしていただいた。特に私にとっては陰、日向なく支えていただいた、ある意味での恩人だ」と語った。その上で、「苦しい局面ではあるが、ローマは一日にしてならず。民主党がこの厳しさを乗り越えて、政権を担いうる政党になる大きな第一歩が岡田新代表の選出だ」と述べ、気持ちを一にして新代表を支えていこうと全議員に訴えた。

就任の挨拶に立った岡田新代表は、まず「菅・岡田コンビとして菅前代表の大きな度量と皆さんに支えていただきながら何とか務めてこられた。幸せな1年5カ月間であったことに感謝申し上げたい」と礼を述べたあと、「4カ月の短い期間ではあるが、参院選を含め極めて大事な役回りである。未熟だが、一日一日しっかりと頑張る」と決意表明。

さらに「政権交代を実現し、民主党中心の政権をつくって、日本を立て直す、国民の手に政治を取り戻すことがわれわれの共通の目的であることをしっかり確認しよう。民主党の今のピンチを大きなチャンスに変えよう」と力説した上で、「小泉自民党政権は詭弁を弄し、説明責任を回避し、パフォーマンス政治に陥っている」と厳しく批判。年金問題については「政府案は数字合わせで改革の名に値しない。今国会で廃案に追い込む」ことを明らかにし、最後に「昨年総選挙で2200万票をいただき比例第一党になった勢いを参院選でさらに大きくし、次の総選挙で衆参共に与野党逆転し、政権を変えるという大きな目標に向かって頑張っていこう」と訴え、満場の拍手を浴びた。

最後に、岡田新代表、菅前代表、小沢一郎前代表代行の3人がガッチリ握手をすると、満場の拍手と声援が沸き起こった。

「総理の力量を備えたい」岡田代表が初会見

民主党の岡田克也新代表は18日、代表に選出された両院議員総会の閉会後に初の記者会見を行い、「未熟だが、一つひとつ積み重ね、総理としての力量を備えていきたい」と述べ、政権交代に強い意欲を示した。

また、藤井裕久衆院議員に新幹事長就任を要請、快諾を受けたことを明らかにした。それ以外の役員人事については「最強の布陣で臨みたい」とした。

また、記者の質問に答え、参議院選挙の勝敗ラインについて「自民党を上回ること」とした。さらに、目指す政治について「国民に対して嘘をつかないこと」と答えた。

大躍進パーティーで新生民主党の躍進誓う

民主党は18日夕、東京都内で「民主党大躍進パーティー」を開催。直前の両院議員総会で選出された岡田克也新代表が、集まった2千人を超える支持者らに参議院選挙での勝利を力強く訴えた。

パーティーの壇上に並んだ参院選の公認候補者の前で挨拶に立った岡田代表は、「自民党政治は詭弁の政治、パフォーマンスの政治。民主党は違う。国民の声に耳を傾ける、誠実で、嘘のない政治が民主党の政治だ」「政権を替えて、この国を救うためにわれわれはここにあるということを、もう一度思い起こそう」と述べ、「政府の年金法案を廃案に追い込み、参院選では全員当選できるよう力を貸してほしい」と力を込めて呼びかけた。

また小沢一郎前代表代行、鳩山由紀夫元代表とともに登壇した菅直人前代表は、「岡田新代表のもとで参院選、その次の衆院選を勝ち抜いて、岡田政権を樹立しよう」と挨拶し、全党一致して政権交代を勝ち取る決意を示した。《民主党ニュース》



5月18日 その日のできごと(何の日)