平成5609日目

2004/05/17

【小沢一郎氏】年金未納発覚

政治家の年金未納・未加入問題は17日、民主党新代表への就任が当然視されていた小沢一郎氏の突然の「立候補辞退」という事態に発展した。86年の強制加入以前の「未加入」の事実を知り、17日午後2時過ぎに側近を集めて「辞退」を告げた小沢氏。「政治的なけじめをつける」。その言葉からは、代表の座を捨てて、返す刀で年金問題を武器に小泉首相を追い詰めようとの思惑がにじむ。二転三転の泥沼の「未納政局」はどこまで続くのか。

小沢氏が都内のホテルに急きょ側近らを集めて「国民年金に加入していなかった。明日の代表選には立候補しない」と言ったのは17日午後2時すぎだった。記者会見に先立つ午後7時ごろには、都内のホテルで国会議員在職35周年パーティーを開いていた羽田孜氏の携帯に電話した。「小泉と同じ未加入が見つかった。俺(おれ)は代表選には出ない。小泉と刺し違える」。この結果、党内には「小沢氏は首相と刺し違えようとした」(横路孝弘副代表)など、自らの進退と引き換えに首相辞任を迫ったとの受け止めが広がった。《朝日新聞》



【小泉純一郎首相】米・ブッシュ大統領と電話会談

小泉純一郎首相は17日夜、ブッシュ米大統領と電話会談し、22日の北朝鮮訪問について説明。大統領は「成功を祈る」と支持する意向を表明した。

首相は北朝鮮による拉致や核問題の包括的解決のため努力する考えを強調。金正日総書記との首脳会談で核問題に関し「6カ国協議に積極的に取り組むべきだと伝える」と述べたのび対し大統領は「訪朝の目的をよく理解し、支持する」と応じた。北朝鮮問題で日米が連携していくことを確認した。《共同通信》

【この日の民主党】

小沢代表代行、任意加入時の年金未加入で陳謝

民主党の小沢一郎代表代行は17日夜、緊急記者会見を開き、国会議員が強制加入となる以前に国民年金未加入の時期があったことを明らかにし、「国民の皆さんに心からお詫びする」と陳謝。さらに「政治的けじめをつめる」として、予定していた18日の党代表選挙への立候補も辞退することを表明した。

明らかになった小沢代行の未加入期間は、1980年4月から86年3月までの6年間と衆議院議員当選以前の11カ月。国会議員が強制加入になって以降は問題がないことが明らかになっていたが、改めてそれ以前の加入状況を調べた結果、新たに未加入の時期があったことが分かったという。

小沢代行は「小泉内閣の閣僚による国民年金保険料の未納問題に端を発した『年金不信』は頂点に達している。『政治責任は全くない』というわけにはいかない」「国会議員として、国民に制度そのものを理解していただいていかなければならない立場であり、任意加入の期間とはいえ、未加入だったという問題が、国民の皆さんの年金制度に対する不信を増幅させる結果になってしまう」として国民に深く陳謝し、民主党代表選挙への立候補を辞退することを明らかにした。《民主党ニュース》



5月17日のできごと