平成5554日目

2004/03/23

この日のできごと(何の日)

【のと鉄道・能登線】廃止決定

のと鉄道は23日、能登空港ターミナルビルで取締役会を開き、穴水−蛸島間(能登線)の廃止を賛成多数で正式に決定した。今月30日にも石原伸晃国土交通相に廃止届を提出し、2005(平成17)年3月末で、能登線41年間の歴史に幕を閉じる。県はバス転換について新年度早々にも沿線市町村を含めた協議会を発足させ、運行ルート、本数などを決める方針を示した。

今回の決定を受け、同社は新年度中に本社を現在の能都町から穴水町に移転する。廃線後の跡地の利活用については未定とした。

取締役会では、存続する七尾−穴水間(七尾線)に新年度、約6億8000万円を投じ、2カ年計画で運行車両19両のうち8両を新しい大型車に更新するほか、七尾線への自動列車停止装置導入、穴水駅構内での検査修理庫の新築を決めた。

取締役会ではこれらの新年度投資に伴う支出と累積赤字3億3200万円余の解消に、約10億円ある経営安定化基金を充てることを了承した。

能登線は1964(昭和39)年に開通し、延長61キロ。珠洲市蛸島駅まで、穴水駅を除き、29駅がある。2001年3月の穴水−輪島間に続く廃止となる。

取締役会には監査役を含め、沿線の市町村長ら13人が出席した。鷲嶽勝彦社長は終了後、記者会見し、「存続を望むと要請もあったが、多くの同意を得て廃止を決定した。断腸の思いで決断した」と述べた。《北國新聞》

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【フジ系連続ドラマ・僕と彼女と彼女の生きる道】最終回

【第76回選抜高校野球大会】

第76回選抜高校野球大会は23日、32校が参加して甲子園球場で開幕。1回戦3試合が行われ、甲府工(山梨)愛工大名電(愛知)岡山城東(岡山)が2回戦に進んだ。甲府工は1点を追う八回、二死走者なしから3連続二塁打で2点を奪い、日南学園(宮崎)に3−2で逆転勝ちした。愛工大名電はチーム1試合の大会最多タイ記録となる10犠打と徹底したバント戦法で、初出場の立命館宇治(京都)に5−4と競り勝った。岡山城東は作新学院(栃木)に3−0で快勝した。右腕エースの出原は散発6安打に抑え、無四球完封した。《共同通信》

【大相撲春場所】10日目

大相撲春場所10日目(23日・大阪府立体育会館)横綱朝青龍は平幕土佐ノ海を逆転の網打ちで下し、初日からの連勝を10に伸ばした。先場所からの連勝は平成以降では貴乃花の30連勝に次ぐ単独2位の「25」となった。大関陣は、千代大海が安美錦を引き落とし、魁皇が関脇琴光喜を寄り切ってともに10連勝。平幕の朝赤龍も勝ち、全勝は依然として4人。かど番の大関武双山は関脇若の里の寄りに屈して7勝3敗となった。琴光喜は7敗目、若の里は5勝5敗。小結は霜鳥が4勝目を挙げたが、垣添は6敗目を喫した。2敗力士はなくなり、3敗は武双山ら4人。十両は追風海と春日王が2敗でトップ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・公明党の東順治国対委員長は23日の代議士会で、民主党の菅直人代表が年金審議で審議拒否も辞さない姿勢で臨むよう同党国対に指示したことに触れ「古い国対政治だ。考えられることは何でもやれという指示だ」と批判。民主党内の若手に審議拒否戦術に否定的な議員が多いことには「同情を禁じ得ない。古い幹部の感覚に負けずに頑張ってほしい」とエール。最近、激しい舌戦を繰り広げている両党だが、東氏は民主党若手に共感を覚える?《共同通信》

【参院予算委員会】

小泉純一郎首相は23日午後の参院予算委員会で、自らの靖国神社参拝にかかわらず日中関係は停滞していないと強調した上で、靖国参拝に対する中国の反発が、日本国民の対中感情に悪影響を与えるとの認識を示した。

首相は日中関係について「対中外交が停滞しているとは思わない。靖国(神社)参拝が日中友好を阻害しているという見方に立っていない」と表明。「私はどの国の指導者に対しても、戦没者にどのように参拝、敬意を表そうとも、とやかく言わない。それを悪いと言われ、日本国民はどう思うか」と述べた。

また、イラクの大量破壊兵器問題について「(イラクは)過去み持っていたし、使用した。自ら『ない』と説明しなかったから、(開戦当時に)あると断定した。今も捜査続行中で、ないとも断定できない」と述べ、開戦当時に存在を断定した自らの判断の正当性を強調した。

坂口力厚生労働相は、国民年金保険料の未納が2年で時効になることについて「税制と比較しても短い。2年を過ぎて納められないのは具合が悪いと常々言っている」と述べ、見直す考えを明らかにした。

民主党の浅尾慶一郎、共産党の小泉親司、無所属の会の島袋宗康各氏への答弁。《共同通信》

【自民党、公明党】参院選での協力確認

自民党の安倍晋三、公明党の冬柴鉄三両幹事長らは23日夜、都内の日本料理店で会談し、4月25日に投開票の衆院埼玉8区、広島5区、鹿児島5区の3補選と夏の参院選の勝利に向け選挙協力を進めることで一致した。

参院選に関し、自民党側は、公明党が候補者を擁立する埼玉、東京、大阪の3都府県を除く選挙区で自民党候補を推薦するよう要請し、今後、党本部と地方レベルで調整していくことを確認。青木幹雄参院幹事長は「27ある一人区は厳しいので特に協力をお願いしたい」と求めた。

冬柴氏は「政権を共に支える者として、参院選、衆院補選全般について全力で応援したい」と述べた上で「国民の関心事は年金制度改革だ。両党で協力して、政府の年金制度改革法案を周知させ、支持を集めることが参院選勝利のために大事だ」と指摘した。《共同通信》

【韓国】ハンナラ党代表に朴槿恵氏

慮武鉉大統領への弾劾訴追で支持率が低下している韓国の野党ハンナラ党は23日、ソウル市内で臨時党大会を開き、故朴正熙元大統領の長女、朴槿恵議員を新代表に選出した。

韓国では保守層を中心に故朴元大統領への人気が高く、ハンナラ党は朴新代表を党の顔にしてイメージを一新、4月の総選挙に臨む。

同党は現在、139議席と国会の過半数を制するが、最近の世論調査では70%以上が弾劾に反対し支持率が急激に低下・朴新代表は、保守層の再結集などを通じてどこまで党勢を立て直すことができるかが課題となる。《共同通信》

【台湾総統選】再集計へ

中央通信によると、台湾の与党議員団は23日、選挙関連法の改正を提案、野党側が求める総統選の票の再集計に応じる姿勢を示した。これにより、再集計が早期に実現する見通しが強まった。中央通信によると、与党、民主進歩党の立法委員(国会議員)は、総統選候補者の得票率差が1ポイント以内だった場合、票の再集計を申請できるよう関連法の修正を提案。今回の総統選にも適用させる意向で、野党側の再集計要求に応え、混乱を収拾するのが狙いとみられる。

陳氏は同日午前、游錫堃・行政院長(首相)や国民党幹部の王金的・立法院長(国会議長)らと総統府で協議。台湾のテレビは、陳氏が野党側の要求を受け、行政権限で票の全面再集計をできるよう、同日午後に法改正作業を通めるよう指示したと伝えた。

一方、野党統一候補の連戦・国民党主席の支持者が選挙無効と票の即時再集計を訴えて台北市内の総統府前で始めた抗議デモは同日午前も続いた。約1000人が座り込みを続けている。《共同通信》

台湾の陳水扁総統は23日、游錫堃・行政院長(首相)や最大野党、国民党副主席の王金平・立法院長(国会議長)らと総統府で開いた会議で「総統副総統選挙罷免法」を一部改正し、行政権限で早期に総統選の票を再集計する考えを示した。

与党、民主進歩党(民進党)は同日、立法院(国会)に同法改正案を提出、24日から実質的な審議に入る見通し。

陳総統は、得票率差0.2ポイントの小差で敗北した野党統一候補の連戦・国民党主席の再集計要求に応じ、混乱の収拾に取り組む方針。連陣営は高等法院(高裁)に即時再集計を訴えていたが、与野党の合意で同法が改正されれば、法院の判断を待たず再集計が実現する。

しかし23日の立法院議事運営委員会では、与野党議員がつかみ合いをする事態に発展しており、改正案審議の先行きは不透明だ。

陳氏は会議で「票の不正操作はしていない。再集計結果を100パーセント受け入れる」と述べ、再集計しても結果は変わらないとの自信を示すとともに、連氏にも結果を受け入れるよう求めた。《共同通信》

【故・いかりや長介さん】通夜

20日に72歳で亡くなったザ・ドリフターズのリーダーで俳優、いかりや長介さんの通夜が23日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、植木等さん、立川談志さんら関係者や一般ファンら約3500人が参列した。式場には、ベースを手におだやかな表情をしたいかりやさんの遺影が掲げられた。

一般ファンのための献花台と記帳所も設けられ、「8時だヨ!全員集合」(TBS系)などドリフのテレビを見て育った世代を中心に幅広い年代のファンの列が続いた。植木さんは「あまりにも元気だったのに……。仕事を工夫されているのがうれしかった」。また、堺正章さんは「自分のことで精いっぱいのこの世界で、いろいろなことを言ってくださいました」といかりやさんをしのんだ。《毎日新聞》

【この日の民主党】

「ヤシン師殺害は暴力の連鎖を引き起こす行為」菅代表

民主党の菅直人代表は23日の定例記者会見で、イスラエルのシャロン政権がハマスの精神的指導者ヤシン師を殺害したことを「暴力の連鎖を引き起こす行為。アナン国連事務総長も国際法違反と言われているが、私もそう強く感じる」と述べ、シャロン政権の強硬姿勢を批判した。

また、参議院選挙で、今の自民党の猫の目農政でいいのか、地域、農村の再生を可能とする民主党の再生プランがいいのかが大きな争点となるとの見通しを示した。

さらに、年金改革法案の審議に関して、「民主党の抜本改革案と政府の目先の案が並んで審議されることが望ましい」との姿勢を示した。

[衆院本会議]田嶋、西村議員、市町村合併の理念を質す

地方自治法の一部改正案、市町村の合併特例2法案が衆議院本会議で23日、趣旨説明され、民主党の田嶋要、西村智奈美両議員が質問に立った。

田嶋議員は地方自治法改正案について、「ただやみくもにアメとムチで市町村合併を推進する」もので「『国のかたち』を立て直すどころか、むしろ再起不能に」するものだと断罪。福沢諭吉の『分権論』の「分権の要諦は、たとえ心配なことがあっても、思い切って分権し、権限の使い方について慣れてもらう」を引き、「もっと地方を信じ、大胆に移譲すべき」と政府の財源移譲を批判した。そのうえで「民間人や地方を信じることができず、中央集権化を推し進めてきた官僚統制社会は、残念ながら、これからの日本を、絶対に幸せにはできない」と質問を締めくくった。麻生総務相は「三位一体を着実に進める」と従来からの見解を繰り返した。

西村議員は合併特例2法について質問。「地方分権とは、もともと地域にあった主権を、地域に返す作業。水平的な国と地方の関係を構築し、自主自律のまちづくりを行う環境を整えることが私の議員として大きな目標」としたうえで、「いかなる目的のために、いかほどの人口規模を目標としているか」と質した。福田官房長官は「1万人未満」と人口規模のみを答弁、合併の目的には答えなかった。

また西村議員は、合併特例債の総額、三位一体改革の将来像の明示を迫ったが、麻生総務相は示さなかった。西村議員は「自治の主役は住民であり、合併を決める主役もまた住民である、という基本的な理念が忘れ去られている」と政府案を批判し、質問を締めくくった。

[参院予算委]木俣、浅尾議員、拉致・年金で首相を追及

参議院予算委員会において23日、外交問題等の集中審議が行われ、民主党・新緑風会の木俣佳丈、浅尾慶一郎両議員が質問に立った。

木俣議員は北朝鮮の拉致問題をめぐり、「横田めぐみさんは生きている」とした元工作員の安明進氏の発言をどう見るかを川口外相に質問。外相は「北朝鮮から得る情報が乏しいなか、事実か否か確認できない」などと答弁したが、確認のための調査の詳細については一切語ろうとしなかった。「拉致は国家主権の侵害、何としても(被害者を)取り返しにいくべきだ」と木俣議員は厳しい口調で指摘し、あいまいな調査に終始した政府の不誠実な対応を批判した。

また、パキスタンのカーン博士が北朝鮮に核技術を流出したとされる問題について木俣議員は、「博士が個人で行ったとは思えない」と追及。ODA予算の拠出国であるパキスタンに対し、政府として確認を求めるよう指摘した。

浅尾議員は、社会保険庁が国民年金保険料の納付促進ためのCMに起用した女優の江角マキコさんが実際は国民年金に未加入で保険料を納めていなかったことを取り上げ、「CMなどに多額な金をかけることよりも地道な努力が必要」と諭した。

また、年金間の不公平について、民間の厚生年金は保険料が労使折半の1対1の負担なのに対し、国家公務員の共済年金は国庫負担が5187億円も使われて2対1になっていること、退職金は公務員と民間とで余り違いがないとの政府答弁だが、実際は民間の場合は6割の一時金と4割の企業年金の合算であり、公務員の場合は守秘義務や労働三権の制約への対価分を考えて全部が一時金であることなどを指摘した。さらに、無給で職務専念義務のある休憩時間と有給で職務専念義務が免除される休息時間について、一部の自治体で本来の趣旨からはずれた運用の仕方が見られると批判した。

これらの指摘について小泉首相は「改善の余地があり、どんどんやるべきだが、労組の皆さんは猛反発するだろう」と答弁。浅尾議員は「ならば労働三権を与えなければ不公平だ」と迫った。

[常任幹事会]年金改革推進本部の設置決める

民主党は23日、国会内で常任幹事会を開いた。冒頭挨拶で菅直人代表は「3つの衆院補選と国会で民主党が自民党と正面からがっぷり四つで闘っていることを国民に示そう」と力説した。

会議では(1)年金改革推進本部(本部長=菅直人代表、事務局長=山岡賢次筆頭副幹事長)の設置(2)両院議員総会を本日開き公設秘書制度について協議(3)26日に静岡県警察・不正経理疑惑に関する現地調査を実施(4)参院選公認候補者追加――などを承認、決定した。

新たに決定した参院選公認候補者は以下の通り。

東京都選挙区 村田蓮舫 36歳 新人 報道キャスター《民主党ニュース》



3月23日 その日のできごと(何の日)