平成5553日目
2004/03/22
この日のできごと(何の日)
【蓮舫さん】参院選出馬を表明
女性タレントの蓮舫さん(36)は22日、民主党本部で記者会見し、参院選東京選挙区(改選数4)に同党公認で立候補すると表明した。民主党は23日の臨時常任幹事会で公認を決める。蓮舫さんは記者会見で「この6、7年間、子どもをめぐる環境はどんどん悪くなっている。政治を変えることで何とかしたい」と抱負を語った。
同席した菅直人代表は「子どもを持つ母親であり、仕事をする女性として国際的な活動も活発だ。わが党の東京の顔として申し分のない候補者だ」と述べた。
蓮舫さんは宗教団体・立正佼成会の支援を受ける予定。同会は民主党の比例代表候補2人も推薦する予定で、双方の関係は一層緊密化することになる。民主党の東京選挙区の公認は現職の小川敏夫氏に続き2人目。《共同通信》
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【政界談話室】
○・・・麻生太郎総務相は22日の参院予算委員会で、総務省が作成した「市町村の活性化、新規施策200事例」を「珍しく読める本だ」と紹介。「こういうのを銭取って売らないところが駄目だ。タダで配るから値打ちがないんで、お金を取って売った方がよっぽどよろしい」と元実業家らしい発言。ただ、地域活性化について質問した民主党の小川勝也参院議員には「別に収賄にはならないだろうから後で差し上げる」と、さすがに“総務省社長”が自ら販売するのは気が引ける?《共同通信》
【ハルウララ】106連敗
高知競馬でデビュー以来の105連敗中のハルウララ号(牝、8歳)は22日、中央競馬の武豊騎手が騎乗、第10レースに臨んだが11頭中10着に終わった。《毎日新聞》
【ラグビー日本代表】萩本監督が就任
日本ラグビー協会は22日、日本代表監督に、前神戸製鋼ヘッドコーチの萩本光威氏(45)の就任を正式発表した。任期は1年で、延長の可能性もある。
東京都港区の同協会で就任記者会見した萩本新監督は「大役を仰せ付かり、光栄に思うと同時に責任をひしひしと感じている。全身全霊をもって頑張っていく所存でいる」と決意を述べた。コーチなどのスタッフは未定で、今後強化委員会と話し合って人選する。
ワールドカップ(W杯)の翌年に当たる今年は、7月4日に東京・秩父宮ラグビー場で行われるイタリア代表とのテストマッチに勝つ、日本が現在20位の国際ラグビーボード(IRB)界ランキングを15位以内に上げることなどを目標に強化を進める。新監督の日本代表初さい配は、5月16日の日韓定期戦(秩父宮)になる予定。《共同通信》
【大相撲春場所】9日目
大相撲春場所9日目(22日・大阪府立体育会館)横綱朝青龍は安美錦を左下手投げで退け、土つかずの9連勝。魁皇、千代大海の両大関と平幕朝赤龍も白星を重ねて4人が全勝で並走、1敗力士はなくなった。魁皇は小結霜鳥を寄り切り、千代大海は土佐ノ海をはたき込んだ。朝赤龍は黒海を右内掛けで倒した。大関武双山は時津海を左上手投げで下して7勝目を挙げ、かど番脱出にあと1勝とした。関脇は若の里が小結垣添に寄り切られて5敗目を数えたが、琴光喜は3勝目を挙げた。垣添は4勝5敗。十両は追風海ら3人が2敗で並んだ。《共同通信》
【江角マキコさん】国民年金「未納」
社会保険庁が国民年金の啓発広告に起用している女優の江角マキコさんが保険料を納付していなかったことが22日、分かった。同庁は昨年6月に契約した際、広告代理店と所属事務所を通じて文書で確認したとしているが、保険料の未納率が4割近くに達する中、お粗末な対応に批判が出そうだ。
同庁総務課は「明快なメッセージを伝えるのにふさわしい個性を持っていることを理由に選考したが、遺憾だ。(今月末までの)契約の解除も検討したい」としている。
江角さんの所属事務所「研音」は「支払っていたつもりで回答した。こちらのミスで、指摘を受けて即座に納付した」と釈明。江角さんは過去2年間にさかのぼって納付に応じた。
広告は「年金週間」のある昨年11月にテレビコマーシャルのほか、新聞や雑誌などにも掲載。広告費約6億2000万円は国民年金保険料から賄われた。《共同通信》
【マレーシア総選挙】与党連合が圧勝
マレーシア連邦下院(任期5年、定数219)の第11回選挙は22日早朝も開票が続けられ、国営ベルナマ通信などによると、同日午前8時半現在、アブドラ首相率いる与党連合「国民戦線」が195議席とほぼ90%を獲得、地滑り的勝利を収めた。
国民戦線は結成の1974年以降、毎回の総選挙で70−80%台の議席を得て勝利しているが、これほどの高率は初めて。
昨年10月にマハティール長期政権を引き継いで以来、汚職対策や農村振興などに力を入れるアブドラ首相の堅実な手法が国民の支持を集めたとみられ、首相の政権基盤は、揺るぎないものとなった。
首相は同日未明に記者会見し「大多数の人々が新政権はマレーシアに繁栄をもたらす能力があると認めてくれた」と勝利宣言した。《共同通信》
【台湾総統選】座り込み続く
20日の台湾総統選で陳水扁総統に小差で敗れた野党統一候補の連戦・国民党主席に支持者が、選挙無効を訴えて台北市内の総統前で始めた座り込みは、22日午前も続いた。
選挙後初の営業日を迎えた台湾株式市場は、政局の混乱を嫌い、午前9時の取引開始と同時に全面安の展開。指標の加重平均指数は取引直後、前週末終値比454.76ポイント安の6360.33で、ストップ安の7%に迫る6.67%の大幅下落となった。
行政院(内閣)は21日の緊急対策会議で株取引への監視強化の方針を決めており、市場の動向を見守っている。
座り込みの支持者らには疲労の色もみえ、人数も当初の1万人以上から約500人に減ったが、一部は「(陳氏の)当選は無効だ」と気勢を上げ、票の再集計が始まるまで座り込みを続ける構えだ。《共同通信》
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台湾総統選で陳水扁総統に約3万票差で敗れた野党統一候補の連戦・国民党主席は22日夜、記者会見し、総統選の票が公正に再集計されて法院(裁判所)の最終結論が出れば尊重する考えを示した上で「陳総統と(選挙結果をめぐる)一連の問題について話し合いたい」と述べ、陳氏との会談を求めた。
混乱の長期化を避けたい狙いがあるとみられるが、台北市の総統府前では選挙無効と票の即時再集計を訴える連氏の支持者1万人以上が投開票日から2日たった同日も座り込みを続けており、対立が収まる気配はない。
高等法院(高裁)は同日、選挙と陳氏の当選無効を求める連陣営の訴えを受け、審理の準備手続きに入ったが、現時点では再集計の必要性を認定するかどうかは未定だ。
22日の台湾株式市場は、株価が前週末終値比6.8%安と約4年ぶりの下げ幅を記録するなど、総統選後の混乱が経済にも深刻な影響を及ぼしかねない情勢になってきた。
選挙無効訴訟に向けた台湾全土での投票箱などの差し押さえ作業は21日夜までにほぼ終了。
高等法院は今後「前回約12万票だった無効票が、今回約33万票も出たのは開票段階での不正操作があったため」と主張する連陣営が提出する証拠に基づき、再集計が必要かどうかを判断。6カ月以内に選挙が有効か無効かの判決を出す。《共同通信》
【イスラエル軍】ハマス創始者殺害
イスラエル軍は22日、ガザ市内を空爆、病院当局者などによると、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの創始者で精神的指導者のアハメド・ヤシン師を殺害した。
精神的指導者を失ったことでハマスが反発、イスラエル軍との対立が激化するのは必至だ。
イスラエル軍は14日に同国中部アシュドッドで起きた連続自爆テロの報復として16日からガザ地区での過激派を狙った空爆や侵攻を開始。ヤシン師殺害を視野に入れていた。《共同通信》
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イスラム原理主義組織ハマスの創始者で精神的指導者ヤシン師をイスラエルが殺害したことを受け、最高幹部ランティシ氏は22日、報復の標的は「イスラエルのシャロン首相だ」とする声明を出し全面戦争を宣言した。
シャロン首相はヤシン師について、対イスラエル・テロを主導した「最悪の殺人者」と非難。ヤシン師殺害でハマスが自爆テロで組織を挙げた反撃に出ることは確実。米国主導の新和平案は崩壊に直面、パレスチナ情勢は最悪の流血の状況に陥る可能性が出てきた。
イスラエルの強硬措置にアラブ諸国や欧州連合(EU)をはじめとした国際的な非難も高まった。米国と国連、EU、ロシアの四者は事態を受けて、22日夜にカイロで緊急協議した。
イスラエル軍は声明で、パレスチナ自治政府のアラファト議長に次ぐ民衆の支持を集めていたヤシン師を殺害したことを確認、テロ警戒を理由にヨルダン川西岸とガザ地区の自治区全域を封鎖した。イスラエル政府報道官は「最大の脅威を取り除いた」と説明した。
ヤシン師はモスク(イスラム教礼拝所)を出てすぐに、ミサイル3発の攻撃を受け、病院当局者によると、ヤシン師ら8人が死亡した。
殺害直後から自治区各地ではイスラエル軍とパレスチナ人との銃撃戦が発生、パレスチナ人4人が死亡。イスラエル中部ではイスラエル人3人がパレスチナ人におので襲われ、重軽傷を負った。
ガザ市のモスクでは同師の葬儀が行われ、10万人以上が参加。自治区各地でも怒った市民らがデモ行進、報復を訴えた。モスクからはゼネストを呼び掛ける声が響いた。《共同通信》
【自衛隊イラク派遣】
クウェートを拠点にイラクへの物資空輸を行う航空自衛隊の派遣部隊約200人の半数が22日午前、約3カ月の任務を終え政府専用機でクウェートのムバラク空軍基地を出発、空自小牧基地(愛知県)に向かった。日本時間の24日に帰国する。
既に交代要員約100人が17、18の両日、クウェートとカタールに到着。現地展開している自衛隊部隊の初の大幅な要員交代で、残る部隊も、3カ月間をめどに入れ替えていく予定。帰国を前に派遣部隊の副司令、佐々木望一佐(48)は「当面計画していた任務飛行を遂行できる態勢ができたので満足」と話し、自らの任務を「85点」と評価した。
後方支援を担当した大森太郎三佐(37)は「文化、言語が違い、調整もやり方が違っていた」と振り返り、帰国後は「まず家族サービスです」と笑顔を見せた。
空自は今月3日に初の任務飛行を実施。これまでに計9回、陸自が活動するサマワに近いタリル空港に、陸自や米軍の物資を輸送している。《共同通信》