平成5447日目

2003/12/07

この日のできごと(何の日)

【福岡国際マラソン】

第57回福岡国際マラソンは7日、アテネ五輪代表選考会を兼ね、福岡市の平和台陸上競技場を発着点とする42.195キロで行われ、30歳の国近友昭(エスビー食品)が日本歴代6位に並ぶ2時間7分52秒でマラソン6度目で初優勝し、五輪切符をほぼ手中にした。国近は自己最高を2分18秒更新した。

3秒差の2位に諏訪利成(日清食品)が入り、日本最高記録保持者の高岡寿成(カネボウ)は終盤力尽きて3位に終わった。前回2位で世界選手権2位の尾方剛(中国電カ)は6位。

レースは、国内で初めて公表されたペースメーカーが30キロまで引っ張った。38キロすぎに高岡がスパートして勝負を懸けたが、国近、諏訪らも粘って追走し、逆に高岡が40キロすぎに脱落。最後は国近が諏訪を振り切った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【NHK大河ドラマ・武蔵 MUSASHI】最終回

【サッカー】

サッカーの東アジア選手権第2日は7日、埼玉スタジアムで2試合を行い、香港と対戦した日本は前半37分に三都主(清水)がPKを決めた1点にとどまり、1−0の勝利に終わった。韓国も中国を1−0で破り、ともに2連勝となった。

日本は韓国と得失点差で並んだが、総得点で下回るため、優勝のためには最終日の直接対決(10日・横浜国際総合競技場)で韓国に勝つしかなくなった。

日本は序盤から香港を圧倒し、立て続けに絶好機をつかんだ。しかし、得点は三都主が自ら倒されて得たPKを決めた1点にとどまった。ジーコ監督就任以来の日本代表は通算6勝5分け6敗となった。《共同通信》

【ゴルフ】

日本シリーズJTカップ最終日(7日・東京よみうりCC=6961ヤード、パー70)首位スタートのプロ10年目、平塚哲二が67で回り、通算16アンダーの264でツアー初優勝。3年間のシード権と賞金3000万円を獲得した。

32歳の平塚はピンチをしのぎながら3バーディー、ボギーなぢにまとめて逃げ切った。

伊澤利光が首位と3打差の2位に入り、2年ぶり2度目の賞金王に輝いた。さらに1打差の2位に藤田寛之が入った。尾崎将司は12位、片山晋呉は20位に終わった。《共同通信》

【東京・銀座】自衛隊イラク派遣に反対、700人がパレード

自衛隊のイラク派遣に反対するパレード「市民緊急アクション」が7日、東京・銀座の水谷橋公園で開かれ、700人が集まった。市民グループでつくる実行委員会の主催。参加者は集会後、銀座をパレードした。

「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健さん(58)は「日本人外交官とイラク人運転手の3人が死んだ最大の責任は、戦争の際真っ先に支持を表明した小泉首相にある」とした上で派兵について「自衛隊員がイラクの人に銃口を向けることも、自衛隊員がイラクで死ぬことも耐えられない。小泉首相はこれ以上米国に追随しない決断をするべきだ」と訴えた。《共同通信》

【石破茂防衛庁長官】自衛隊イラク派遣「決定後も慎重判断」

石破茂防衛庁長官は7日午前のテレビ番組で、イラク復興支援特別措置法に基づく陸上自衛隊の派遣時期について「基本計画は実施要項でも派遣命令でもなく、いつ行くということが決まるのではない」と述べた。

基本計画は9日にも閣議決定されるが、石破氏の発言は実際の派遣に当たっては、現地の治安状況や国内世論などを見極め慎重に判断する考えを示したもの。陸自の派遣時期については、閣議決定後も不透明な状況が続くことになりそうだ。

石破氏は、イラク復興支援特措法が首相と防衛庁長官に派遣隊員の安全確保を義務付けていることを念頭に「十分との認識を私が持たない限り、派遣命令なんか出せない」との考えを示した。

また「陸上自衛隊のリスクは高いが、陸自ができないから、何もしないということにはならない」とも述べ、陸自派遣のめどを付けないまま、航空自衛隊の派遣を先行する可能性があることを示唆した。

これに関連し、防衛庁首脳は同日、「実施要項(策定)から派遣命令までには、それなりの時間がかかる」と指摘した。《共同通信》

【イラク情勢】

イラク北部の要衝モスルで7日、駐留米軍の車列が走行中に爆発し、米兵1人が死亡、2人が負傷した。反米武装勢力が仕掛けた遠隔操作の装置が付いた爆弾による攻撃とみられるが、詳細は明らかでない。ロイター通信が伝えた。

またAP通信によると、中部のサマラで6日、駐留米軍と反米武装勢カとの間で起きた大規模戦闘で死亡したイラク人の葬儀に参列していた住民が暴徒化、イラク人警察官1人を射殺した。

モスルでは6日朝、同じくイラク人警察官1人が武装した3人組に射殺されているほか、2日には北部ティクリット近郊で、連合軍暫定当局(CPA)に納入する鉄鋼製品を運搬中のトラックが襲撃され、イラク人1人が死亡するなど、駐留米軍に協力しているとみられるイラク人も次々に殺害されている。

サマラの葬儀には住民約1000人が参列。イラクの習慣で参列者らが空中に向けて銃を撃ち始めたが、これを制止しようとした警察官の頭部を銃撃したという。《共同通信》

【向井千秋さん】「神舟5号」楊氏と会談

中国を初めて訪問中の宇宙飛行士、向井千秋さん(51)は7日、中国初の有人宇宙船「神舟5号」で10月に飛行に成功した楊利偉大佐(38)と北京で会談し、飛行士仲間として日中両国や地球規模の友好のため協力していくことを誓い合った。

会談は北京市郊外の宇宙開発基地「航天(宇宙)城」で行われ、向井さんは「(有人飛行)成功おめでとう」と祝福。楊大佐は「ありがとう。会えてうれしい」と答えた。

向井さんが「神舟5号の中で中国国旗とともに国運旗を持っていたことが印象的だった」と話すと、楊大佐は「宇宙は人類共有のもの」と宇宙の平和利用を強調。二人とも「日中やアジア、地球の友好のため一緒にやっていこう」と意気投合した。

楊大佐は神舟5号から撮影した宇宙映像などを収録した飛行記録のDVDを向井さんにプレゼントした。

会談後、記者会見した向井さんは「中国は長期的なスパンで宇宙開発に取り組んでいる。ビジネスや技術面でも日本にとっての良い意味での競争相手になれると思う」と述べ、今後の交流に期待を示した。

向井さんは有識者が品関係の在り方を話し合う「新日中友好21世紀委員会」の委員として初会合出席のため訪中。委員と会った唐家璇国務委員の提案で、急きょ会談が実現した。《共同通信》

【MLB】

大リーグ、マリナーズは7日、フリーエージェント(FA)となっていた長谷川滋利投手(35)と新たに2年契約を結んだと発表した。AP通信によると、総額630万ドル(約6億8000万円)。

今季途中から不調の佐々木主浩投手に代わって抑え役を任された長谷川は、63試合に登板し、2勝4敗16セーブ、防御率1.48の好成績を残し、初めてオールスター戦にも出場。今オフは再契約を目指すマリナーズ以外にもヤンキース、エンゼルスなど複数球団が獲得に興味を示していた。

来季で大リーグ8年目を迎える長谷川は「これが最後の大きな契約になると思っていたので、自分の可能性がどれくらいなのか知りたくてFAになった。でもシアトルは心の中で一番プレーしたかったチーム。よかったです」とコメントした。《共同通信》



12月7日 その日のできごと(何の日)