平成2354日目

平成7年6月19日(月)

1995/06/19

【野中広務国家公安委員長】河野義行さんに謝罪

松本サリン事件の第一通報者で、事件直後に長野県警から自宅の捜索を受けるなどした会社員河野義行さん(44)が19日、東京の議員会館で野中国家公安委員長(自治相)と会談した。

河野さんや同席した永田恒治弁護士によると、会談ではまず河野さんが経緯を説明「謝罪してほしい」と述べた。これに対し野中委員長は「河野さんやご家族の置かれた立場は大変なもので、私自身よく理解でき、断腸の思いだ」と述べた。

さらに「警察の捜査の過程について十分に聞いておらず、捜査内容に立ち入る立場にはない」とした上で「一人の人間として、政治家として、心からおわびを申し上げたい」と謝罪したという。《共同通信》



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【大相撲名古屋場所】番付発表

日本相撲協会は19日朝、大相撲名古屋場所(7月2日初日・愛知県体育館)の番付を発表。横綱、大関にほとんど変化がなく、関脇へ武双山、小結に琴の若が返り咲き、土佐ノ海が新入幕を果たした。

東横綱には先場所、千秋楽横綱相星決戦を制し、9度目の優勝を飾った貴乃花が2場所ぶりに座り、敗れた曙は西に回った。大関陣は春場所から3場所続けて同じ。武蔵丸、貴ノ浪が東で、若乃花が西。先場所負け越した貴ノ浪は昇進後初のかど番を迎える。

関脇は東が4場所連続関脇の魁皇。西には武双山が4場所ぶりに復帰した。小結は東に大関とりが出直しとなった安芸乃島。西には琴の若が10場所ぶりにカムバックした。

前頭筆頭は東が実力者の琴錦。同西は三杉里。先場所小結の貴闘力は西3枚目へ、剣晃は東4枚目に落ちた。相撲巧者の舞の海が東6枚目で、上位陣への挑戦が注目される。先場所千秋楽に右ひじを骨折した智ノ花は幕内に踏みとどまった。しかし名古屋場所は休場の可能性が高い。元大関の霧島は東12枚目、小錦は西13枚目で幕内維持に大負けできない。

入幕は新の土佐ノ海1人。先場所14勝の好成績がものをいい、西7枚目と前頭中位に上がった。《共同通信》

【ドジャース・野茂英雄投手】4連勝

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は19日(日本時間20日)、セントルイスのブッシュ・スタジアムでのカージナルス戦に先発登板し、九回に2点を失い、惜しくも初の完封、完投を逃したが、初勝利からの連勝を4と伸ばした。

3試合続けて一回に先制点をもらった野茂は、30度を超える暑さの中で丁寧な投球を続けた。二、三回に安打を許したが四回から5イニングを無安打で八回まで無失点。しかし初の完封を目前にした九回、遊撃手の悪送球が出ると3個目の四球を与えて適時二塁打を浴び2失点、一死二塁でマウンドを下りた。注目の奪三振は8個でシーズン通算83個とし、ナ・リーグのトップを守った。

次回の登板は24日(日本時間25日)のロサンゼルスでのジャイアンツ戦。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党の森喜朗幹事長はこの日、新潟市内で開かれた参院選の決起大会に出席した。ただ駅から会場まで道路が混雑し、予定時間より遅れて到着。あいさつで森氏は「県連の計算では駅から会場まで6分だったが、15分かかった。新県連会長になった白川勝彦君にミスがあった」と皮肉ると会場は爆笑の渦に。森氏は運転手から「ホテルで自民党の大会をやっていて道が込んでいるんです」と言われたことを紹介し「うれしいが誤算だった。こんなに大勢集まっていただいて」と交通渋滞も何のそのといった様子だった。

○…新進党の羽田孜副党首は19日午後、都内で講演し、先進国首脳会議(ハリファクス・サミット)に触れ「ロシアのエリツィン大統領だけが個性があった。他の人はほとんどなかった。各国とも難しい問題を抱えているが、もっと腹を割って議論するべきではないか」と閣僚としてサミットに出席した経験からチクリ。昨年、サミット直前に村山首相にとって代わられた悔しさも手伝ってか「日本にとっては世界の中で語る唯一の場だから、これを形がい化されたものにしないようしないといけない」と目立つことのなかった村山首相を精いっぱい皮肉っていた。《共同通信》

【村山富市首相】仏・シラク大統領と会談

村山首相は19日午前、パリのエリゼ宮(大統領府)でシラク・フランス大統領と会談し、核実験再開について「極めて遺憾だ。唯一の被爆国であるわが国の国民にとり敏感にならざるを得ない。再考してほしい」として計画中止を強く求めた。

これに対し、大統領は「日本の反応は当然でよく理解できる」と一定の理解を示したが、実験は必要として日本側の要請を拒否した。

大統領は1996年に包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名すると明言すると同時に、核実験の際には日本の専門家、学者による環境調査に応じる考えを表明した。首相は「了解するわけにはいかない」と重ねて再考を求めた。

日仏首脳会談は、シラク大統領の就任後初めて。村山首相は大統領の訪日を招請、国賓として来年春の来日実現に向け、調整することで合意した。

大統領は、核実験再開の一必要性について「ミッテラン前政権の決定により、8回の核実験ができなくなった。再開の目的は、米国やロシアと同様に実験シュミレーションを確保するためで、8回やらなければならない」と説明。併せて実験終了後は他国に対しても同条約に加わるよう働き掛ける考えを示し、理解を求めた。

先進国首脳会議(ハリファクス・リミット)でも間接的な検討課題となっ日米自動車・同部品問題について、大統領は「クリントン大統領にも言ったが、自動車問題に対する米国の対応には従成できない」と明言。さらに「二国間交渉になるのは賛成できない」と強調し、世界貿易機関(WTO)の枠組みの中で多国間協議による決着を図るべきだとの認識を表明した。《共同通信》

【チェチェン】武装勢力、人質解放へ

ロシア南部のブジョンノフスクで、チェチェン人武装勢力が市民多数を人質に病院に立てこもっている事件は19日未明(日本時間同日朝)、武装勢力のバサエフ部隊長がチェルノムイルジン・ロシア首相との電話会談で、同日早朝に残った人質全員を解放、ロシア政府の用意したバスでチェチェン共和国に撤退すると約束した。これにより、14日発生した事件は大きなヤマ場を迎えた。

インタファクス通信などによると、武装勢力はロシア治安部隊の攻撃を避けるため、現地入りしているロシア下院議員や地元行政府の職員を撤退に同行させる。ロシア政府は既に大型バス7台を用意、仲間の遺体を運びたいという武装勢力の要望に応じて冷凍車も準備した。

タス通信などによると、武装勢力側は、安全確保のため、撤退の際に人質の同行を求めるなど新たな要求を出しており、人質解放は、当初予定の19日午前5時(日本時間同10時)より遅れている。

武装勢力は18日までに女性、子供ら約400人を解放したが、病院内にはまだ500−600人が残っているとみられる。

一方、バサエフ部隊長とチェルノムイルジン首相の18日の合意に基づき、チェチェン制圧を進めるロシア軍のクリコフ司令官は同日夜、ロシア軍部隊に対し、同日午後8時(日本時間19日午前1時)からの共和国内での戦闘停止を命令、紛争解決へ向けた正式交渉の準備も一応整った。

共和国首都グロズヌイには18日夜、ミハイロフ民族地域次官率いるロシア政府代表団が到着、19日午前(日本時間同午後)から欧州安保協力機構(OSCE)代表部で、チェチェン共和国代表団と紛争の平和解決に向けた交渉を始める。《共同通信》

6月19日のできごと