平成5448日目

2003/12/08

この日のできごと(何の日)

【松井稼頭央内野手】メッツ移籍を表明

プロ野球、西武からフリーエージェント(FA)宣言した松井稼頭央内野手(28)が8日、千葉県成田市内のホテルで記者会見し、米大リーグ、ニューヨーク・メッツへの移籍を正式に表明した。日本人内野手が大リーグに移籍するのは初めて。同日夜、現地時間12月10日にニューヨークで行われる正式契約、入団発表に備え、成田空港から米国に向けて出発した。

松井は「きのうの夜、いろいろと考えまして一つのチームと合意に達しました。そのチームはニューヨーク・メッツです」と明言し、決断理由については「自分に対しての誠意が伝わってきました」と話した。

契約期間は3年。松井は金額は明かさなかったが、松井獲得を検討した大リーグのある球団関係者によると総額2300万ドル(約24億8400万円)の好条件が提示されたもようで、松井秀喜外野手がヤンキースと交わした3年、総額2100万ドル(約22億6800万円)を上回る。

松井は大阪・PL学園からドラフト3位で1994年に西武入り。走攻守の三拍子がそろった、日本を代表する遊撃手として活躍した。11月上旬に札幌で行われたアジア選手権決勝リーグでは日本のアテネ五輪出場権獲得に貢献。11月17日に大リーグ挑戦を表明し、代理人のアーン・テレム氏を通じて希望していたメッツ、ドジャース、エンゼルス、ヤンキースの4球団と交渉を進めていた。《共同通信》

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【プロ野球】

18年ぶりにリーグ優勝し、来季は岡田新監督の下で連覇と日本一を目指す阪神は8日、大阪市内のホテルで新人5選手の入団を発表した。自由獲得枠で入団した鳥谷敬内野手(早大)は背番号1のユニホーム姿を披露し「やっとプロ野球選手としてスタートラインに立てた。まずは来年の開幕1軍を目指したい」と意欲を強調した。《共同通信》

【サッカー】

U−20(20歳以下)によるサッカーの世界ユース選手権第8日は8日、決勝トーナメント1回戦を行い、日本は韓国に延長の末に2−1で逆転勝ちした。延長前半14分、坂田(横浜M)がゴールデンゴールを決めた。

日本は前半38分、DFの後ろに走り込まれた崔成国に決められて先制を許したが、後半37分、平山(長崎・国見高)がヘッドで落としたボールを、途中出場の坂田がDFをかわして同点ゴール。延長の逆転劇につなげた。

日本は2大会ぶりの準々決勝進出を果たし、ブラジル−スロバキアの勝者と12日に対戦する。《共同通信》

【日本経団連・奥田碩会長】続投表明

日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)は8日の記者会見で、「推薦があれば、私としては続投する」と述べ、1期目の任期満了となる2004年5月以降も会長職を続ける意向を事実上表明した。

奥田会長は「国際的、国内的にも課題が多く、全力で立ち向かって解決したい」と2期目に意欲を示した上で、一部調整が残っているとして「22日の記者会見で続投について確定的に回答したい」との考えを示した。

奥田会長は日経連時代を含め会長職在任通算5年、年齢は29日で71歳となるため、日ごろから「若返りが必要」と交代の可能性を示唆してきた。

しかし、日本経済をリードするトヨタへの期待が強いことや、11月の衆院選で与党が安定多数を確保し小泉改革が仕上げ段階に入るのを前に経済界として早期に支援態勢を明確にする必要があり、続投の意向を固めた。《共同通信》

【セガ】サミー傘下に

パチスロ大手サミーは8日、システム開発大手CSKが保有するセガの発行済み株式の22.4%に当たる全株(3914万8600株)を取得する、と発表した。これによりセガは、持ち分法適用会社としてサミー傘下に入る。譲渡金額は約453億円。

セガとサミーは今年5月にいったん合意した経営統合を、セガの一部経営陣の強い反対などで白紙撤回した経緯がある。サミーは今後、株式公開買い付け(TOB)などを通じて子会社化も視野に入れるが、セガの経営が再び混乱する可能性もある。サミーがセガ株式を取得するのは、パチンコ・パチスロ市場の成熟化に伴い、アミューズメント(娯楽)やコンテンツ(情報の内容)分野でさらに成長できる組織を目指すのが狙い。

記者会見したサミーの里見治社長は「前回は失敗したが(今回は)セガの経営陣が協力的だ」と述べた。里見社長は、近くセガの取締役に就任し、経営へ関与する見込み。セガは「セガの発展にまい進する方針で両社一致している」とのコメントを発表した。《共同通信》

【皇太子妃雅子殿下】退院

帯状疱疹と診断され、4日から宮内庁病院に入院していた皇太子妃雅子さまが8日、退院された。

40歳の誕生日となる9日は、既に祝賀行事や記者会見の取りやめが決まっており、住まいの東宮御所(東京・元赤坂)で皇太子さまと静かに過ごされる。

宮内庁によると、点滴治療は7日夜で終了。合併症もなく、発疹や痛みは改善傾向にあるという。当面は公務を休み、投薬治療を続ける。症状の回復具合を見ながら、長女愛子さま(2つ)との接触も再開する見通し。

入院中は皇太子さまが愛子さまを連れて散歩に出たこともあったという。《共同通信》

【ハンセン病訴訟原告団】宿泊拒否で社長に抗議

熊本県・黒川温泉の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」がハンセン病元患者の宿泊を拒否した問題で、ハンセン病訴訟全国原告団協議会の会員ら7人が8日午後、経営管理会社「アイスター」(東京都港区)を訪れ、江口忠雄社長に対し「差別と偏見に満ちた言動と責任逃れの態度に強く抗議する」などとする抗議文を手渡した。

江口社長は「心労を掛け申し訳ない」と応じたが、会員らは「社長の説明は明確ではない」と納得せず、あらためて文書での回答を求めた。

抗議文は「激しい怒りを覚える。いわれのない差別を受けた者がどれだけの苦痛を受けるか理解し、このような行為を繰り返さないよう強く求める」としている。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・福田康夫官房長官は8日午後の記者会見で、自衛隊イラク派遣の基本計画の内容について何度も質問され「申し上げたくない」を連発、9日の閣議決定を前にいら立ちをあらわにした。「いつ言えるのか」との質問に福田氏は「こういうふうになるという話はできないでしょ。予告編ですか? それはできないでしょ」と、映画やテレビドラマの予告編ではないと言わんばかり。小泉純一郎首相がかん口令を敷いていることもあって女房役の長官もピリピリ。《共同通信》

【この日の民主党】

「自衛隊派遣阻止へ立ち上がろう」菅代表ら街頭で訴え

民主党の菅直人代表と岡田克也幹事長らは8日夕、東京・有楽町マリオン前で街頭演説会を行い、政府が9日に閣議決定しようとしているイラクへの自衛隊派遣について、「米英両国の始めた大義のない戦争を支援するための派遣には絶対反対だ。国民一人ひとりがはっきりと『NO!』の声を上げ、派遣を阻止する国民運動を作り出そう」(岡田幹事長)などと力強くアピールした。

このなかで岡田幹事長は、イラクへの自衛隊派遣について(1)米英両国が国連憲章に基づかずに始めたイラク戦争には大義がない(2)イラク全土で戦争が続いているなかで派遣して戦闘行為になれば、憲法9条に違反する(3)日本が行うべきは、国連による復興、イラク国民のための復興の枠組みを作り上げるために外交力を駆使すること――と反対の理由を明確に表明した。

また、菅代表は、「9・11テロのあと、アフガン・イラクで圧倒的な軍事力で勝利した米国は、テロを押さえ込むどころか、その拡大を招いている。間違った戦争の勝者が占領を続けても、イラク国民の納得は得られない。テロを無くすことは並大抵のことではないが、戦争に反対したドイツ・フランス・ロシア・中国なども含め、中立的な立場の人も協力できる国連中心の統治に移し、そこからイラク人による統治に移していく以外にない」「明日閣議決定があっても、決してあきらめず、政府に自衛隊派遣をあきらめさせるよう、ともに立ち上がっていただきたい」と訴えた。

演説会には鎌田さゆり党国民運動委員長代理、小宮山洋子衆議院議員、羽田雄一郎参議院議員も参加し、自衛隊派遣反対をこもごもにアピール。1時間にわたって熱心に聞き入っていた多くの聴衆のなかからは、大きな拍手に加え、「がんばれー」の声も上がった。《民主党ニュース》



12月8日 その日のできごと(何の日)