平成5438日目
2003/11/28
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】ロボットに笑顔
小泉純一郎首相は28日、地域限定で規制を改める構造改革特区として認定を受けた自治体の代表を首相官邸に招き、認定証を交付した。10月の申請で新たに誕生した第3回認定の72特区が対象で、同日付で規制緩和などが実施される。
公道でのロボット歩行実験を認める福岡県などの「ロボット開発・実証実験特区」も認定され、麻生渡知事が長いスカートをはいたような姿のロボットとともに認定書を受け取った。
遠隔操作で足に付けた車輪を動かすロボットが小泉首相と記念写真に納まると、首相は「一人で歩くの」などと麻生知事に尋ね、興味津々の様子だった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【プロ野球】
阪神は28日、トレイ・ムーア投手(31)を自由契約にしたと発表した。今季10勝(6敗)を挙げた左腕を解雇する理由を、野崎球団社長は「チーム編成全体を総合的に判断した結果」と説明。ムーア側に具体的な条件提示は行わなかったという。
岡田監督は、星野前監督とも相談したことを明かし「シーズン中盤から慣れられた感じがした」と後半戦での不調を指摘。「(来季にムーアと)同じ7、8勝を挙げるなら、若手の方がいい」と若い戦力の台頭に期待した。
また同日、横浜がムーアの獲得を検討することが明らかになった。横浜は今季リーグ最悪のチーム防御率4.80で、新外国人の先発投手の獲得を目指している。球団幹部は「日本での実績はあるし、選択肢の1つ」と言い、2年間で20勝を挙げた左腕を評価した。《共同通信》
◇
フリーエージェント(FA)権を使い、ダイエーからオリックスに移籍した村松有人外野手(30)が28日、神戸市内のホテルで4年総額4億円プラス出来高払いで正式契約し、入団会見を行った。
天然芝の球場でプレーする夢がかない、背番号が「3」に決まった村松は「すっきりした。1番打者として、140試合にフル出場したい」と、強い意気込みを話した。「強い阪神をやっつけたチームのトップバッターだから」と喜びを隠さない伊原監督は、守備位置について「彼は谷と同級生だし、2人で左翼と中堅を話し合って決めればいい」と信頼を寄せていた。《共同通信》
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巨人の上原浩治投手の代理人を務める加藤君人弁護士は28日、巨人の三山秀昭球団代表が27日に発言した同投手との契約更改交渉の経緯などの説明が事実に反するとして、球団と三山代表に対し名誉毀損に関する報告書を送付することを明らかにした。巨人側の対応によっては法的措置を取る可能性もあるという。
加藤弁護士は28日付の各紙に報道された三山代表の交渉経緯説明の一部に反論。(1)今回は代理人交渉には当たらない(2)加藤弁護士もそれ(代理人交渉ではないこと)を分かっていて、大人の対応をしてくれた。1回目にお会いしたときには着地点は合意していた(3)双方が知恵を出して、こうした大人の対応になった−の発言が事実に反すると主張。「代理人、弁護士としての職務の適格性を疑わせるという意味において、当職の名誉を著しく棄損するもの」としている。
三山代表はこの日「加藤弁護士から文書を送るので対応を考えてほしい、と電話があった。書面を見てから対応を検討したい」と語った。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・放送事業を所管する麻生太郎総務相は28日の会見で、12月1日の地上デジタル放送開始に関連して「対応したテレビをお持ちか」と聞かれ「票にならんもんには金をかけない。僕はテレビとか新聞とかは努めて見ないよう、読まないようにしている」と断言。「昭和40年代に初めて電卓を見た時、10万円を切ったら買おうと思った。今は景品でくれる。進歩が、ある限度を超えると家電は一斉に安くなる」と、安く手に入れたいとの本音もちらり。《共同通信》
【経済財政諮問会議】
政府の経済財政諮問会議(議長・小泉純一郎首相)が28日開かれ、年金改革について新たな給付水準、保険料率、基礎年金の国庫負担割合と財源、負担引き上げの年数などを年内の予算編成で決着させるよう奥田碩トヨタ自動車会長(日本経団連会長)ら民間議員が提案、この方向で基本的に一致した。
政府の年金改革の「工程表」が整った格好だが、現行の年金制度そのものの抜本的見直しは「来年中に結論を得るべきだ」として先送りされた。
国・地方の税財政の三位一体改革では、小泉首相が「地方の自由度を増す改革に結びつけよ」と述べ、税源移譲ではなく、補助金による交付金化などで帳尻を合わせるような省庁の動きにクギを刺した。《共同通信》
【この日の民主党】
「憲法揺るがす自衛隊派遣にははっきりノーを」岡田幹事長会見
民主党の岡田克也幹事長は28日の定例記者会見で、特別国会が小泉首相の所信表明を行わないまま9日間という短期間で閉会したことについて「解散・総選挙後、通常国会まで所信表明がなされなかったのは戦後初めて。2年半前、本会議であれだけ発信力をもって国民に語りかけた総理と(現在との)落差にがく然とする」と指摘。「自民党内のまとまりのなさ、首相の自信のなさの表れであり、予算委員会の質疑を通じて小泉内閣は1年もたないと肌で感じた」と述べた。また、臨時国会の召集を継続的に求めていくと表明した。
イラクへの自衛隊派遣をめぐって閣議決定がなされるとの報道がある点については、「事実であれば閉会中審査を求めていく」と表明。同時に自衛隊派遣が本格化した場合は、「大々的な国民運動を展開し、自衛隊派遣阻止に向けて党として働きかけていく。憲法9条を揺るがすような行動にははっきり『NO』を行動で示していく」と述べた。《民主党ニュース》