平成5311日目
2003/07/24
この日のできごと(何の日)
【渋谷連続通り魔事件】
24日午後10時40分ごろ、東京都渋谷区桜丘町の路上で、男性5人が次々と男に刃物で胸や脇腹などを切られた。5人のうち1人が重傷を負い、4人は軽傷。負傷者の中には「K−1」などで活躍する総合格闘家須藤元気さん(25)もいた。
警視庁渋谷署は、同じ男による連続通り魔とみて、現場からミニバイクで逃走した男の行方を追っている。
調べでは、男は20歳ぐらいで身長約180センチ。青っぽいシャツと黒っぽいズボン姿。黒のサングラスをかけ、黒のヘルメットをかぶり、腕に入れ墨をしていた。
被害者の一人は、男に「止まれ」と声を掛けられ、直後に切られたという。
現場は、JR渋谷駅から南に300メートルほどの渋谷区桜丘町4番地、日本デザイナー学院付近の一帯で3−4カ所。人通りのほとんどない入り組んだ路地の一角。路上に約2.5メートルの長さで被害者のものとみられる血液が飛び散った跡があった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【競泳・北島康介選手】世界新2冠
水泳の第10回世界選手権第12日は24日、バルセロナのサンジョルディ体育館特設プールで行われ、男子200メートル平泳ぎ決勝で北島康介(20)=東京SC、日体大=が2分9秒42の世界新記録をマークして優勝し、100メートル平泳ぎと合わせて2冠を達成した。日本の競泳選手が個人2種目を制したのは五輪、世界選手権を通じ史上初の快挙となった。
21日の100メートル決勝を59秒78の世界新記録で勝った北島は、200メートルでもドミトリ・コモルニコフ(ロシア)が持つ2分9秒52の世界記録を更新して2個目の金メダルを獲得した。抜群の強さを発揮した北島は、来年のアテネ五輪での金メダル獲得に期待を膨らませた。
世界選手権男子平泳ぎで100、200メートルの2冠は3人目だが、2種目とも世界新で制したのは史上初めて。北島は、1976年のジョン・ヘンケン(米国)以来、27年ぶりに2種目同時の世界記録保持者になった。《共同通信》
【ソニー】純利益は98%減
ソニーが24日発表した2003年4−6月期連結決算は、売上高が前年同期比6.9%減の1兆6038億円、純利益は98.0%減の11億円となった。
ブラウン管テレビやパソコンの不振が続き、大幅な減収減益となった。「ソニーショック」と呼ばれた03年1ー3月期(純損失1111億円)に比べると改善はしたが、経営環境は厳しく、本格回復には至っていない。営業利益は67.9%減の167億円だった。
部門別に見ると、保険などの金融部門以外はすべて減収となった。中でも主力のエレクトロニクス部門は、売上高が9.8%減の1兆998億円、営業利益が73.9%減の128億円と苦戦続き。プラズマや液晶に主役の座を奪われた感のあるブラウン管テレビが足を引っ張ったほか、売上高が伸びたデジタルカメラも競争激化で利益率が下がった。
ゲーム部門は、家庭用ゲーム機「プレイステーション2」の出荷台数が約42%減の265万台とやや陰りも見られ、売上高は18.2%減の1252億円。ヒット作がなく、24億円の営業赤字に転落した。
会見したソニーの湯原隆男・執行役常務は「6月は米国や日本の売上高が伸び、(7−9月期に向け)明るい兆しも出てきた」と述べ、業績が改善傾向にあることを強調した。《共同通信》
【東名飲酒死亡事故】運転手側に2億5000万円賠償命令
東京の東名高速道路で飲酒運転の大型トラックに追突された乗用車が炎上、女児2人が焼死した事故で、両親が元運転手(59)と勤務先だった高知通運(高知市)などに計約3億5600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、命日ごとの「分割賠償」を含め約2億5000万円の支払いを命じた。
交通死亡事故の賠償命令額では異例の高額。河辺義典裁判長は判決主文の前に判決理由朗読を先行させ「運転自体が未必の故意による傷害行為といえるほど悪質な飲酒運転。招いた結果も限りなく重い」と述べた。
事件・事故被害者の遺族が長期間の反省などを希望して分割賠償を求めるケースは最近目立っており、東京都文京区の女児殺害事件をめぐる民事訴訟では、東京地裁が被告に20年間、毎月の命日に約8万円ずつ支払うよう命令した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・渡海紀三朗文部科学副大臣(兵庫10区)は24日、記者団にプロ野球セ・リーグで阪神が独走している背景を「選手がリーダーシップを取る監督の言うことをきちんと聞き、チームが『やったるぞ』と一丸となっているからだ」と分析した。返す刀で「それに比べると民主、自由両党の合流は政策もルールもない。監督の言うことも聞くのか。そんなんで戦うつもりなのか、選挙には通用しないよ」とばっさり。前回の総選挙で、は民主、自由両党の候補と戦っただけに、候補者一本化に警戒感?《共同通信》
【社民党・土井たか子党首】一時は辞任も検討
社民党は24日午後、党本部で都道府県連幹事長会議を開いた。土井たか子党首はあいさつで、辻元清美前衆院議員の秘書給与詐取事件に関して「今回逮捕の事態になり辞めようと思った」と述べ、一時は党首辞任を検討したことを明らかにした。
これに対し、地方代表からは土井氏らの責任を問う声は出ず、土井体制で党改革を進め、衆院選を戦うとの執行部提案を了承した。
土井氏は同時に「政治生命を賭して頑張ることこそ、政治責任を果たすことではないかと思うに至った。泥まみれになっても社民党を守るため、しっかり頑張りたい」と引き続き党首にとどまり党運営にあたる考えを強調した。
会議では、福島瑞穂幹事長が(1)秘書給与詐取問題で政府心を招いたことを反省し、信頼回復に努める(2)党のまとめた公設秘書に関するガイドラインの厳格運用(3)土井党首を先頭に全国組織が一体となって信頼回復、党再生に取り組む−などの提案をし、了承された。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキースの松井外野手は24日、ニューヨークでのオリオールズ戦に「5番・左翼」で先発し、4打数1安打1打点。自己最多タイの10試合連続安打で、打率は3割ちょうど。松井は六回の第3打席で中前適時打。2試合連続打点で通算70打点とし、日本人選手では2001年にイチロー(マリナーズ)が記録したシーズン最多の69打点を更新した。ヤンキースは3−5で敗れた。
イチロー外野手はアスレチックス戦に「1番・右翼」で先発し、5打数2安打。打率を3割4分に上げ、リーグトップを守った。2位とは7厘差。打撃内容は空振り三振、中前打、ニゴロ、三塁内野安打、右飛。試合はアスレチックスが3−0で勝った。《共同通信》
【この日の民主党】
[常任幹事会]菅・小沢両党首の民・由合併合意を了承
民主党は24日午前、臨時の第255回常任幹事会を開き、23日夜に民主党の菅直人代表と自由党の小沢一郎党首が交わした両党の合併に関する合意を全員で了承した。
菅代表は、「次の総選挙で政権を変えないと、日本が本当におかしくなってしまう。そういう大きい観点からどうするかを考えた結果の提案と考えていただければ幸いだ」と挨拶。合意文書の内容を読み上げたうえで、「提案の重さをひしひしと感じているが、ぜひ一緒に進んでいきたい」と提案した。
各常任幹事からは、民主党の主体性を持った合併の合意であることを歓迎する意見や、党名が消えることになる自由党側の議員・党員に対する友情と礼儀ある対応を求める意見などが出されたが、合併への慎重論・反対論は出なかった。また、合意文書中の小選挙区候補者調整の考え方については、現職と落選者の間で惜敗率が逆転しているケースが指摘されたが、岡田幹事長から「そのような限界事例はそれほどないので、誠意を持って話し合いを進める」との考えが示された。
[両院議員総会]自由党との合併に関する菅代表提案を了承
民主党は24日午後、国会内で両院議員総会を開き、午前中の臨時常任幹事会で了承された自由党との合併に関する前日の両党党首会談の合意文書を全会一致で了承した。
菅代表は、提案にあたり、合意文書の全文を読み上げたうえで、「民主党の全議員・全党員が一緒になって行動できることが何よりも必要と考え、できるだけ多くの皆さんの意見を聞きながら進めてきたつもりだが、すべての皆さんと事前にお話をできなかったことはお詫びしたい。しかし、次期総選挙に対して、こういった形で私たち民主党が自由党の皆さんと一緒になり、あるいは将来、さらに我々の仲間に加わる人たちと一緒になって、まさに沈みゆく日本を救うための政権交代に賭けていきたい。そのためにこうした形をとることを、正式にこの場で提案させていただく。ご理解と一致した支援をお願いしたい」と訴えた。
総会ではまた、イラク復興支援特措法案の採決阻止、廃案へ向けて小泉内閣不信任決議案を提出することを正式に確認。提出時期など具体的な点については執行部に一任することを決めた。
野党4党 、川口外相問責決議案を提出
民主党をはじめ野党4党は24日午前、川口順子外務大臣に対する問責決議案を参議院議長に提出した。
決議案は問責の理由として、自衛隊を戦地イラクへ派遣するイラク特措法案を強引に成立させるため「安全な非戦闘地域への派遣」などの詭弁を繰り返し、わが国外交の権威を失墜させていることなどを挙げている。
なお、同決議案は、同日午後の参院本会議で採決に付される見通し。また、与党がイラク特措法案の採決強行を目論む同日の参院外交防衛委員会は、外相問責決議案が提出されたため、開かれていない。
[参院本会議]外相問責決議案を否決
野党4党が提出した川口外相問責決議案を議題とする参議院本会議が24日午後6時に開かれ、採決の結果、与党の反対多数で同決議案は否決された。
決議案の趣旨説明に立った民主党の岡崎トミ子議員は、イラク特措法や大量破壊兵器問題などをめぐる外相の無責任発言を挙げ、それらが日本外交の権威を失墜させた、と指摘。また賛成討論に立った民主党の榛葉賀津也議員は、政府が戦争状態にあるイラクに自衛隊を派遣するために「非戦闘地域」というフィクションに基づいてイラク特措法案を無理矢理成立させようとしていることを批判し、「米国の外交戦略に追随することは、日米の信頼関係を強化することにはならない」と川口外相の外交姿勢を厳しく指弾した。
採決は記名投票で行われ、開票の結果、賛成103、反対136で決議案は否決された。
野党4党、石破防衛庁長官問責決議案を提出
民主党など野党4党は24日午後7時20分すぎ、石破防衛庁長官に対する問責決議案を倉田参議院議長に提出した。
決議案は、問責の理由として、大義なき戦争の後始末を支援するため、非戦闘地域の線引きが不可能なイラクの地に、わが国の防衛のために命をかけている自衛隊員を送り込もうとする無責任さ、わが国防衛の責任者、自衛隊の指揮官としての資質の欠如を挙げている。
[参院本会議]防衛庁長官問責決議案を否決
野党4党が提出した石破防衛庁長官問責決議案を議題とするため、参議院本会議が24日午後9時再開され、採決の結果、与党の反対多数で同決議案は否決された。
決議案の趣旨説明に立った民主党の広中和歌子議員は、「自衛隊員が他国でいたずらに生命を落とすことや他国の人民を殺傷する可能性を未然に防止するために決議案を提出した」と述べ、憲法や国際法、国民世論に背を向けて自衛隊を戦地に送ろうとする石破防衛庁長官を「冒険主義者、国防オタク」と断じた。また、賛成討論に立った谷博之議員は、「戦艦のプラモデル作りの趣味と現実との区別がつかない防衛庁長官は即刻辞任すべきだ」と決議案の可決を訴えた。
野党4党、福田官房長官問責決議案を提出
民主党など野党4党は24日午後10時、福田内閣官房長官に対する問責決議案を倉田参議院議長に提出した。
決議案は、問責の理由として、イラク特措法を強引に成立させるため「危険性のない非戦闘地域」など無責任な発言を繰り返していること、男女共同参画担当大臣でありながら「レイプ擁護発言」など大臣としての資質を問われる問題発言を行ったこと等を挙げている。《民主党ニュース》