平成5300日目

2003/07/13

この日のできごと(何の日)

【イラク】「統治評議会」発足

イラク戦争後、米軍政下に置かれているイラクで、広範な立法・行政権限を持つ「統治評議会」が13日、旧フセイン政権崩壊後3カ月余を経て発足し、初会合を開いた。旧政権崩壊で混乱したイラクの行政機構を立て直し、正式な新政権樹立までの暫定政府を統括するのが役目。治安や生活環境の悪化に苦しむ戦後のイラクは新政権樹立へ向け一歩を踏み出した。

米国主導の連合軍暫定当局(CPA)は評議会に立法権など幅広い権限を認めた。イラク人による統治機構を早期に発足させ、「占領軍」の印象を薄めて米軍への不満を和らげ、治安回復の切り札にしたい考え。

初会合後、評議会は「旧フセイン政権が崩壊した4月9日を国民の休日とし、旧支配政党バース党が決めた休日を廃止する」と発表。デメロ国運事務総長特別代表は「歴史的な日だ。共に働く相手ができた」と祝辞を述べ、国連が復興支援に力を尽くすと表明した。統治評議会は暫定閣僚の任命のほか、選挙法などの法律整備、国家予算の承認などを行う権限を持つ。いずれもCPAと協議しながら決定する。

メンバー25人には旧政権下で反体制派だった主要7派代表のほか法律家や医師らも参加。過半数の13人は旧政権下で弾圧された多数派のイスラム教シーア派教徒。「評議会はイラク全体の代表」と印象づけたいCPAは、一定の勢力を持つイラク共産党書記長の参加も認めた。

今後は新政権の形態を決める憲法案の策定に向け、準備委員会が発足する。順調に進めば約2カ月後には憲法制定会議を設置し、国民投票で承認後、早ければ来年に選挙が実施される。《共同通信》

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【福井市】住宅街で手製爆弾暴発

13日午前5時半ごろ、福井市の薬局兼住居脇の駐車場で、同市の無職の男(33)が爆発物を爆発させ、薬局の壁が焼けるなどした。金属片などが周囲に飛散し、約200メートル離れた民家でも大きな爆発音が聞こえた。男は全身大やけどで病院に運ばれたが重体。ほかにけが人はなかった。

男は爆発直後、近所の人に「火を付けるのに失敗した。水をくれ」と叫び、現場で福井署員に手製の爆発物だったことを認めた。男の車からは消火器を改造した爆発物2個が見つかった。男は時限発火装置の操作を誤ったらしい。

同署は14日、男の自宅を爆発物取締罰則違反の疑いで家宅捜索。爆発物6個を押収したほか、爆発物の製造途中とみられる消火器数本を見つけた。爆発物は福井県警の爆発物処理隊が処理し、男の回復を待って同容疑で調べる方針。

調べでは、男は現場で「インターネットで(爆発物の)作り方を見て作った」と供述。また「(薬局は)高校の同級生の実家。昔いじめられた仕返しに来た」と供述しているが、薬局の関係者は恨まれる覚えはないとしている。

薬局脇で爆発したのは高さ約30センチの消火器にガソリンのような液体が入ったペットボトルを取り付けたもの。

爆発物処理隊は13日、付近の住民約500人を避難させた上で車にあった爆発物2個を一処理。この際、100メートル四方の立ち入りが規制された。《北國新聞》

【大相撲】

大相撲名古屋場所8日目(13日・愛知県体育館)大関武双山ら1敗力士がすべて敗れ、2敗で4大関ら10人が並ぶ大混戦となった。8日目を終えて2敗がトップなのは1975年名古屋場所以来。横綱朝青龍は高見盛に寄り切られて-3敗目を喫した。高見盛は2個目の金星。大関陣は魁皇は安美錦を押し出し、千代大海は玉乃島を引き落とし、栃東は旭鷲山を押し出していずれも2敗をキープした。武双山は関脇旭天鵬の右上手投げに屈した。旭天鵬は3勝目。関脇若の里は4勝目を挙げ、小結栃乃洋は5敗目。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第12節最終日(13日・大分スポーツ公園総合競技場ほか=2試合)磐田が4−0で大分に完勝し、勝ち点を24に伸ばし単独2位に浮上した。磐田は20日に首位の市原と対戦する。

磐田は前半17分に服部が先制ゴールを決めた後、グラウが前半に2得点を挙げ、大分を突き放した。G大阪−C大阪の「大阪ダービー」は、C大阪が大久保の先制ゴールなどで2−0と競り勝った。《共同通信》

【ゴルフ】

ウッドワンオープン広島最終日(13日・広島CC八本松=7010ヤード、パー72)伊澤利光が通算13アンダーの275で並んだ室田淳とのプレーオフを制し大会初優勝、賞金2000万円を獲得した。伊澤は2週連続優勝で今季2勝目、ツアー通算14勝目。

鈴木亨が一時首位に立ったが、17、18番の連続ボギーで脱落。伊澤、室田のプレーオフとなり、2ホール目に伊澤がパー、室田がパーセーブできず勝負が決まった。初日首位の倉本昌弘は38位に終わった。

東洋水産レディース北海道最終日(13日・札幌北広島プリンスゴルフ場=6445ヤード、パー72)ともに初優勝をかけた鈴木香織と表純子が通算6アンダーの210で並び、プレーオフの末に鈴木が勝ち、賞金900万円を獲得した。

2位に4打差をつけてスタートした表は崩れ、鈴木に並ばれた。プレーオフ1ホール目で表がパーパットを外し、鈴木がパーを奪って決着した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は13日、シアトルのデビルレイズ戦に「1番・右翼」で先発し、4打数3安打。打率を3割5分2厘に上げ、打率部門で今季初のリーグ首位に浮上した。

一回は投手強襲の内野安打、二回は中飛、四回は右前打、六回は右中間三塁打で、七回は四球。マリナーズは13−2で大勝した。

ヤンキースの松井秀喜外野手はブルージェイズ戦に公式戦初の「指名打者(5番)」で先発し、5打数1安打で、打率を2割9分9厘に下げた。一回に左翼線二塁打を放ったが、後の4打席は凡退した。ヤンキースが6−2で勝った。

大リーグはこの日でオールスター戦(15日・シカゴ)までの前半戦を終え、17日から後半戦がスタートする。《共同通信》

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(29)は13日、前半戦最後のデビルレイズ戦(シアトル)で4打数3安打して打率を3割5分2厘に上げ、ア・リーグの打率部門で前日まで1位のメルビン・モーラ外野手(オリオールズ)を抜き、今季初めて首位に立った。

3年目のイチローは4月こそ2割4分3厘と低迷したが、5月16日に3割台に乗せ、6月には19試合連続安打を放つなど本来の姿を取り戻していた。《共同通信》



7月13日 その日のできごと(何の日)