平成5301日目

2003/07/14

この日のできごと(何の日)

【埼玉県・土屋義彦知事】辞職願を提出

土屋義彦埼玉県知事(77)が14日午前、知事室長を通じ、滝瀬副次県議会議長に辞職願を提出した。資金管理団体の献金隠し事件で長女が逮捕され、県庁が家宅捜索を受けたことなどの責任を取った。辞職願では「一身上の都合」としている。

県議会は週内に臨時議会を開き、辞職に同意する見通し。出直し知事選は、県選挙管理委員会に辞職が通知されてから50日以内に行われる。8月14日告示、同31日投開票が有力視されている。

土屋知事は参院議長などを経て1992年に初当選し、3期目。

全国知事会は14日、土屋義彦会長が知事辞職願を提出したことを受け、17日に岐阜県高山市で開催される全国知事会議の会長職務代理者に中沖豊副会長(富山県知事)を充てることを決めた。同会の規約では、土屋会長の県知事辞職が認められた時点で、自動的に会長も解職となる。同会は、土屋会長の知事辞職後、中沖副会長を正式な職務代理者とした上で、次期会長を選任する。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲名古屋場所9日目(14日・愛知県体育館)横綱朝青龍が玉乃島に押し出され、2連敗で5勝4敗となり、10日目から休場することになった。玉乃島は初の金星。武双山は栃東との大関対決を送り出しで制して2敗を堅持。栃東は3敗に後退した。残る大関は魁皇が土佐ノ海に送り出され、千代大海も高見盛に引き落とされ、ともに3敗目を喫した。2敗のトップで並んでいた10人で、勝ったのは武双山、平幕の土佐ノ海、時津海、春日錦、琴光喜の5人。関脇旭天鵬は小結栃乃洋に勝ち、4勝5敗。栃乃洋は6敗目。

東横綱の朝青龍(22)が頚部挫傷のため名古屋場所10日目の15日から休場することになった。9日目の14日も敗れ、5勝4敗と不振。首から右ひじにかけて痛みがあるため、取組後に師匠の高砂親方(元大関朝潮)と相談して休場を決めた。朝青龍の休場は初土俵以来初めて。武蔵丸に続く休場で、ことし初場所以来の横綱不在となる。《共同通信》

【田中耕一さん】故郷で懇談

ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんが14日、故郷の富山市で地元の大学や研究機関、企業の技術者ら約30人とライフサイエンスをテーマに懇談した。

田中さんは冒頭、「講演ではなくディスカッションで技術者と交流したいと思ってきた。病気の診断や薬の開発に向けて、故郷のためにできる実質的な第一歩でありがたい」とあいさつした。

その後、非公開となったが、主催した富山県新世紀産業機構によると、田中さんは「血液一滴で病気の診断ができたら」という従来の夢を語り、「富山県の和漢薬というバッククラウンドを生かしてお手伝いができないだろうか」と話したという。《北國新聞》

【サッカー・柳沢敦選手】イタリアへ

サッカーのJリーグ鹿島からイタリア1部リーグ(セリエA)サンプドリアへ移籍したFW柳沢敦選手(26)=富山県小杉町出身=が14日、イタリアへ出発した。白の半袖シャツにパンツの普段着で成田空港に現れた柳沢選手を、約200人のファンが見送った。柳沢選手は知り合いを見つけては笑顔を見せるなど、新天地への旅立ちを前にリラックスした様子。「向こうに行った方が落ち着けると思う。日本で体を動かしてはいないけど休めてよかった。(合宿では)日本と同じスタンスでやろうと思う」と自然体で臨む姿勢を口にしていた。15日にはジェノバで入団発表が予定されている。《北國新聞》

【神戸連続児童殺傷事件】遺族に仮退院情報開示

神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、関東医療少年院に収客中の男性(21)=事件当時(14)=について、同少年院から仮退院の申請を受けた関東地方更生保護委員会の担当者が、被害者の遺族と面談し、男性の仮退院直後に「仮退院した」などとの情報を遺族に開示する方針を伝えていたことが14日、分かった。

男性は今秋にも仮退院する見通しとなったため、遺族が情報開示を要請していた。遺族側代理人の弁護士によると、仮退院の決定に際し、更生保護委が被害者側に会い、要請に応えるのは異例。

関係者によると、関東地方更生保護委の担当者が神戸市で6月中旬、殺害されたA君、=当時(11)=の父Bさん(47)と面会。仮退院直後に情報を開示する方向と伝え、退院の日時だけでなく、退院後の男性の居住地についても「どの程度の情報を開示するか検討中」と説明した。Bさんは「仮退院は時期尚早ではないか」と、述べ「退院する場合、誰が判断したか責任の所在を明らかにしてほしい」と要望したという。

同保護委は6月下旬、殺害されたCちゃん=当時(10)=の母Dさん(47)とも面会。Dさんは「特例で終わらず、情報開示を続けてほしい」と訴えている。

男性の仮退院情報については、少年院の担当者も既に遺族と会い、前向きに開示を検討すると伝えていた。《共同通信》

【オウム裁判】土屋被告に死刑求刑

オウム真理教によるサリン製造の中心人物とされ、地下鉄サリンなど7事件で殺人罪などに問われた元幹部土谷正実被告(38)の東京地裁(服部悟裁判長)での論告求刑公判で、検察側は14日、「松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=に次ぐ役割を果たしており、刑事責任は極めて重大」として死刑を求刑した。

松本被告ら、一連のオウム事件で起訴された192人全員の求刑が終了。死刑求刑は計14人で、土谷被告同様にサリン製造役とされた元幹部遠藤誠一被告(43)ら9人が死刑判決を受けて控訴、上告したほか、2人が無期懲役の判決を受けている。

9月18日に弁護側が最終弁論をして結審、判決は年末ごろの見通し。

論告で検察側は地下鉄、松本両サリン事件について「被告がいなけれぱサリンは存在せず、両サリン事件もなかったのであり、無差別大量殺人の欠くことのできない一翼を担ったのは明らか」と指摘した。《共同通信》

【森喜朗前首相】閣僚、党三役一新を

自民党の森喜朗前首相は14日午後、ソウル市内のホテルで記者団と懇談し、9月の自民党総裁選後とされる内閣改造に伴う党役員人事について「挙党一致態勢ができるような三役にすることが大事だ」と述べ、山崎拓幹事長らの体制を一新すべきだとの考えを明らかにした。

内閣改造に関しても「全員入れ替えるのが大事だ。改革のための挙党態勢というのはそういう意味だ」と述べ、竹中平蔵金融・経財担当相の交代を含む全面改造が必要との見解を示した。《共同通信》

小泉純一郎首相は14日、森喜朗前首相が9月の自民党総裁選後は全面的な内閣改造が必要との考えを示したことについて「総裁選が終わってからの話しだ。ちょっと早すぎる」と述べ、不快感を示した。

首相は「まだ総裁選は始まっていない。私はこの国会で、法案審議に全力投球しており、それで精いっぱいだ。それが終わって総裁選だ」と強調した。《共同通信》

【航空自衛隊・C130輸送機】アンマン到着

国連機関によるイラク市民への人道支援物資輸送に協力する航空自衛隊のC130輸送機2機は14日午前、ヨルダンの首都アンマンにある軍民両用のマルカ空港に到着した。イラク戦争後、同国の復興と支援に関連して自衛隊員が派遣されたのは初めて。国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく日本独自の人道支援としてはルワンダ、東ティモール、アフガニスタンの難民支援の前例がある。

今回はイラク国内に自衛隊員は入らないが、日本政府はイラク復興支援特別措置法案の成立を待ち、米軍への後方支援などのため今年10月にも首都バグダッドを中心に陸上自衛隊を派遣する計画。根拠法は異なるが、今回の派遣は本番に向けた「予行演習」(防衛庁幹部)の意味合いがある。

防衛庁はカタールなどにも空自部隊を派遣し、イラク駐留米軍に海外で初めて武器・弾薬空輸を行う方針も固めている。

輸送機2機は、隊員41人を乗せ今月10日に愛知県の小牧基地を出発。先遣隊49人とともに計90人で17日から1カ月間、イタリア南部ブリンディジの国連基地からマルカ空港へ救援機材などを空輸する。《共同通信》

【この日の民主党】

[衆院決算委]木下・奥田議員、13年度決算締めくくり総括質疑

衆議院決算行政監視委員会で14日、民主党の木下厚、奥田建両議員が平成13年度決算ほか2件の締めくくり総括質疑に立ち、小泉首相らと論戦を行った。

木下議員は、高速道路の料金別納割引悪用問題について、「29%の割引のうち組合員に還元されない差益が15~20%ある。理事長や職員がこれを勝手に使い、一部は自民党議員に政治献金や報酬として流れているが、道義的責任はないのか」と追及。扇国交相も「別納目的の組合はそもそも違法。厳重に対処する」と約束した。

また奥田議員は、「骨太の方針」で打ち出された国・地方の税財政改革(「三位一体改革」)の方針をめぐって、省庁間・審議会間の対立が繰り返されている組織の連携の問題、改革全体の3年という年限以外に各年毎の目標がないことなどについて質したが、首相は「具体的なことは12月の予算編成で決まる」などとかわした。《民主党ニュース》



7月14日 その日のできごと(何の日)