平成5294日目

2003/07/07

この日のできごと(何の日)

【能登空港】開港

能登半島の活性化に期待を集める石川県の能登空港(輪島市など)が7日開港し、現地で記念式典が開かれた。石川県が設置、管理する第三種空港。2000メートルの滑走路を備え、事業費は239億円。定期便はエアーニッポン(ANK)による羽田間の2往復で、東京からの所要時間は約1時間。羽田発着便では約3年ぶりの新規路線となる。

雨が降る中、空港ターミナルビル近くで開かれた式典には関係者約700人が出席。谷本正憲知事は「首都圏の方々に『癒しと醸し』の半島、能登の魅力を堪能する大きな契機となる」とあいさつ。出席者がテープカットして、開港を祝った。《共同通信》

石川県管理の第三種空港「能登空港」が7日、開港した。構想から17年、着工から5年。能登半島振興の起爆剤として住民が待ち焦がれた「空の玄関口」には、定刻より20分遅い午前11時20分、羽田空港発の第一便が到着し、折り返しの能登発便も無事離陸した。空港には見学者ら1万5000人が詰めかけ、歓迎ムード一色の開港式や祝賀会では、首都圏と1時間で結ばれた能登の飛躍へ期待が高まった。

小松に続き県内2番目となる能登空港は、輪島市と穴水、能都町にまたがる木原岳周辺に位置し、約500ヘクタールの敷地には2000メートル滑走路やエプロン、県の出先機関である「奥能登行政センター」を併設したターミナルビル、900台収容の無料駐車場などが整備された。《北國新聞》

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【地村保志さん、富貴恵さん】拉致から25年

小浜市の地村保志さん(48)と富貴恵さん(48)夫妻は、北朝鮮に拉致されてから25年の7日、「事件現場」とされる小浜公園展望台近くの広場で開かれた「七夕のつどい」に参加。子供たちへの思いをつづった短冊と千羽鶴をササにくくり、一日も早い再会を祈った。

夫妻が展望台付近を訪れるのは帰国後初めてだが、現場には立ち寄らなかった。

拉致問題解決を願うブルーリボンがあしらわれた水色の短冊に、地村さんは「遥かなる彼方に消える流れ星 愛しき子らの安堵を祈る」と、富貴恵さんは「ひたすらに早く帰れと祈りたる 願いよ届け天の星空」との親心を表現した。

真っ青な小浜湾が一望できる「星の広場」での集いには、村上利夫市長や市民、姉妹都市の奈良市市議ら支援者計約150人が参加。夫妻は帰国への謝辞を述べた後、「子供の帰国実現という問題と試練がある。希望と勇気を持って頑張る」と支援を呼び掛けた。《北國新聞》

【大相撲】

大相撲名古屋場所2日目(7日・愛知県体育館)2場所連続優勝を目指す横綱朝青龍に早くも土がついた。朝青龍はもろ差しから平幕琴ノ若に浴びせ倒され、苦杯を喫した。琴ノ若は8個目の金星獲得。休場明けの横綱武蔵丸はくせ者旭鷲山を無難に押し倒し3連勝。大関陣もそろって白星を重ねた。千代大海は小結栃乃洋を突き落とし、武双山は関脇若の里を左上手出し投げで退けた。魁皇は貴ノ浪を押し出し、栃東は人気者の高見盛を寄り切った。新関脇旭天鵬は初日を出した。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け7日の東京株式市場は、主力株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均株価(225種)が大幅反発、終値は前週末比247円43銭高の9795円16銭と9700円台を回復、年初来高値を記録した。

終値ベースで9700円台に乗せたのは昨年8月以来、約11カ月ぶり。上げ幅は2日(313円75銭)に次いで今年2番め。取引時間中には9800円台を付ける場面もあった。

全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も、18.37ポイント高の967.04と反発し、年初来高値を更新。出来高は約15億3500万株と膨らみ、28営業日連続して10億株超と最長記録を更新した。《共同通信》

【日銀・福井俊彦総裁】阪神快進撃は企業再生

上手なピジネスモデル転換と優れたリーダーの相乗効果が快進撃の理由−。熱烈なプロ野球阪神タイガースファンで知られる福井俊彦・日銀総裁は7日、大阪市での記者会見で、同球団の首位独走の背景を企業再生にたとえて分析するとともに「景気は気からともいう。金融政策にプラスアルファの効果をもたらしてほしい」とタイガースが与える「経済効果」への期待感も表明した。

福井総裁は大阪府出身で、星野仙一監督の財界人の後援会「虎仙会」の名誉会長。「子どものころからのファンで、阪神については客観的に話せない」と前置きしながらも「企業経営の本来の地道な努力の上に阪神の優勝が加われは、景気に心理面で弾みがつく」と強調した。

今年の阪神の強さについて「数年かけて苦労して生え抜きの二軍選手を育て上げ、うまくビジネスモデルを転換できた」と評価。「さらに星野監督という優れたリーダーを招いたことが快進撃の理由」とし「企業再生にも通じる」とまとめた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】総裁選「規定通り」

小泉純一郎首相(自民党総裁)は7日夕の党役員会で、秋の総裁選について「総裁公選規定通りに行っていきたい」と指示、日程の前倒しはしない考えを強調した。規定では総裁選は最も早くて9月20日となり、総裁選後の臨時国会は9月中旬召集が事実上不可能となった。

ただ、山崎拓幹事長らは総裁選をできるだけ早く実施する意向で20日が有力。10月の衆院解散も首相に求める構えで、複数の与党幹部も「年内解散・総選挙の流れは変わらない」としている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは7日、計9試合を行い、日本人選手はヤンキースの松井外野手だけが出場し、ニューヨークのレッドソックス戦で4打数1安打だった。打率は3割1分。

「5番・中堅」で先発した松井はエースのP・マルティネスに三振、中飛、ニゴロと抑えられたが、九回に先頭打者で救援の金炳賢から右前安打を放ち、サヨナラ勝ちのホームを踏んだ。

2−1で勝ったヤンキースは、2位レッドソックスとのゲーム差を4に広げた。

メッツ傘下の3Aノーフォークの新庄外野手は7日、ロチェスター戦に「4番・指名打者」で出場し4打数1安打だった。カージナルス傘下の3Aメンフィスの田口外野手は、オクラホマ戦に「9番・中堅」で先発し3打数1安打2打点。《共同通信》

【この日の民主党】

千葉議員、イラク特措法案の抜本的見直し求める

イラク特措法案が7日、参議院で審議入りした。同日開かれた参議院本会議では民主党・新緑風会を代表して千葉景子議員が登壇し、政府が同法案を通じて目指しているイラクへの自衛隊派遣について、「政策的ニーズに基づくものではなく、自民党総裁選などの政治的思惑が先行したもの」などと厳しく批判した。

千葉議員は、政府案のうち、米英軍の攻撃を国連決議に基づくものと正当化する部分の削除を求めるとともに、戦闘地域と非戦闘地域の峻別が困難な現地の治安情勢についての認識、武力行使との一体化など憲法上の制約への抵触のおそれなどについて質した。小泉首相らは、国連決議に関する記述の削除については「考えていない」、現地の治安情勢等については「独自に収集した情報などにより合理的判断が可能であり、憲法上の問題は生じない」などと木で鼻をくくったような答弁に終始した。

法案は外交防衛委員会に付託され、8日に趣旨説明。9日に小泉首相も出席して内閣委員会との連合審査会を行う。連合審査のようすはテレビで全国に生中継される。《民主党ニュース》



7月7日 その日のできごと(何の日)