平成4987日目
2002/09/03
この日のできごと(何の日)
【民主党代表選】中野氏も出馬見送り
民主党代表選への出馬を表明していた中野寛成副代表は3日、「保守・中道系」による鳩山由紀夫代表への候補者の一本化を受け入れ、代表選への立候補を見送ることを決めた。これにより9日告示の民主党代表選は、鳩山代表、菅直人幹事長、横路孝弘前副代表、野田佳彦衆院議員の4氏で争われることが確定した。
鳩山陣営は3日までの衆参国会議員の支持状況では約60人を集め、約40人の野田陣営をリード。横路、菅両陣営を大きく引き離している。今後は党員・サポーターに支持を呼び掛けていく構えだ。
ただ中野氏を支持してきた旧民社系議員らによる「明日の日本をつくる会」(伊藤英成会長)の同日夕の会合では、鳩山氏支持を了承したものの、一部に野田氏を支援すべきだとの声もあり、結束して対応できるかどうか、不透明な部分も残っている。
鳩山氏への一本化は、世代交代を掲げる若手グループが2日、野田氏を「統一候補」としたことに対抗、選挙態勢を強化するのが狙い。鳩山氏は3日午後、都内のホテルで中野氏と会談し、協力を要請。「自分はこの代表選に懸けている。この2年間、中野氏と党運営で意思疎通が十分にできなかったことを反省している」と、党運営では中野氏の意見を取り入れていく姿勢を強調。
その後、中野、鳩山両氏は国会内でそろって記者会見し、中野氏は「(上位2人による)決選投票に残るのは至難の業だ。鳩山氏の新たな決意を強固にするため、あえて協力することで当初意図した(党改革などの)目的を達成できる」と一本化を受け入れた理由を説明した。
鳩山氏はこれに先立ち、都内で開かれた自動車総連の定期大会であいさつし、「(代表選は)考え方がそれほど違わない人が何人も出れば、自分のエゴで戦っていると思われかねない。政策が似通った人はできるだけ一つにまとまるのが当然だ」と述べた。《共同通信》
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【第73回都市対抗野球大会】
第73回都市対抗野球大会最終日は3日、東京ドームで決勝を行い、今季限りの休部が決まっているいすゞ自動車(藤沢市)がホンダ熊本(大津町)を2−0で下し、4度目の出場で初優勝を果たした。
初の決勝進出同士の対戦は、いすゞ自動車が一回に西郷の2本塁打で先制。酒井ら3人の継投でこの2点のリードを守り切った。
最優秀選手賞にあたる橋戸賞は長谷高成泰内野手(いすゞ自動車)、敢闘賞の久慈賞には九州三菱自動車から補強の平野佑介投手(ホンダ熊本)、大会を通じて活躍したチームや選手に贈られる小野賞には、ホンダ熊本がそれぞれ選ばれた。《共同通信》
【東京株式市場】
3日の東京株式市場は世界経済の先行き不透明感を背景に全面安となり、日経平均株価(225種)、東証株価指数(TOPIX)ともにバブル崩壊後の最安値を更新した。平均株価は6営業日続落して9200円台を付け、1983年9月以来19年ぶりの低水準に落ち込んだ。
その後、取引が始まったニューヨーク市場のダウ工業株30種平均は大幅続落、取引時間中としては約半月ぶりに一時、8400ドルを割り込んだ。アジア、欧州株も下落し、世界同時株安の様相となった。
政府は景気底入れ宣言したものの、ここに来ての株価急落により景気対策を求める声が一段と高まりそうだ。9月中間期末を控え銀行の保有株式の含み損が拡大、金融不安を再燃させる恐れも強まってきた。
平均株価の終値は前日304円59銭安の9217円04銭。TOPIXは26.12ポイント安の904.24と17年9カ月ぶりの安値。出来高は約7億4200万株。東証一部の値下がり銘柄数は1359と9割に達した。《共同通信》
【東京地裁】“痴漢冤罪”民事で逆転判決
痴漢をしたかどうかが争われた刑事裁判で無罪判決を受けた男性(30)が、被害を訴えた少女(19)と両親を相手に慰謝料など472万円余の支払いを求めた民事訴訟の判決が3日、東京地裁であった。須藤典明裁判長は「男性の供述は不自然で信用できず、痴漢行為はあった」と刑事裁判とは正反対の判断を示し、男性の請求を棄却した。男性側は控訴する方針。
痴漢騒ぎは00年2月にJR常磐線の電車内で起きた。男性は日暮里駅で警察官に突き出され、20日間の勾留後に起訴された。だが、東京簡裁は少女の供述が変遷したことなどから信用性が低いと判断し、無罪を言い渡した。
民事訴訟で、男性側は少女がほかにも痴漢を捕まえて示談金を受け取っていたことを挙げ、金目当ての疑いがあると主張。目撃者もおらず、双方の供述の信用性が最大の争点となった。
この日の判決は「痴漢行為は18分間も続き少女は動揺していた」と判断。「ほかの痴漢被害で示談金を得ているが、すべて加害者が非を認めている」「男性はパソコンの趣味もないのに、休日に普段より早起きして秋葉原に向かうのは不合理だ」などと述べ、痴漢行為を認定した。《朝日新聞》
【日韓外相会談】
川口順子外相は3日午前、環境・開発サミット出席のため訪れているヨハネスブルク市内で、韓国の崔成泓外交通商相と会談した。
川口外相は小泉純一郎首相と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記との首脳会談について「日朝関係を正常化し諸懸案の解決を図ることは政府としての歴史的な責務だ。首相は政治的意思を持ち、困難な問題の解決に真正面から取り組み、局面打開を図る考えだ」と強調。崔外交通商相は「直接会談することを高く評価する」と歓迎した。
両外相は、今後も日米韓3カ国で緊密な連絡を図って対北朝鮮問題に取り組むことを確認。6、7両日にソウルで予定している日米韓の政策調整会合(局長級)で意見交換する。《共同通信》
【小泉純一郎首相】「教育が貧困を救う」
小泉純一郎首相は3日、南アフリカで開かれている「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境・開発サミット)で、各国首脳の円卓会議に出席し、発展途上国の環境と両立した経済発展に、人材育成や公害防止などの技術協力で貢献する考えを表明した。
小泉首相は日本が明治時代以降、貧困層も含め、学校教育や国民の能力開発に力を入れてきたことに触れ「国の発展には人材資源の開発が極めて重要。教育への投資が貧困根絶につながる」と述べた。《共同通信》
【テニス・全米オープン】第9日
テニスの四大大会今季最終戦、全米オープン第9日は3日、ニューヨークのナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス4回戦で、6年ぶりの優勝を目指すピート・サンプラス(米国)が7−5、6−4、6−7、1−5で第3シードのトミー・ハース(米国)を下し、ジミー・コナーズ、イワン・レンドル(ともに米国)に次ぐ史上3人目の四大大会シングルス通算200勝を達成した。
女子シングルス準々決勝では、第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が、新鋭のダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)を6−2、6−2で退けた。リンゼイ・ダベンボート(米国)も3−6、6−0、6−2でエレーナ・ボビナ(ロシア)を下し、ベスト4に進出した。
女子シングルス4回戦では、モニカ・セレシュ(米国)がマルチナ・ヒンギス(スイス)にストレート勝ちし、大会3連覇を目指すビーナス・ウィリアムズ(米国)も苦戦の末、勝ち上がった。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ドジャースの石井投手は3日、フェニックスのダイヤモンドバックス戦に先発し、5回を無失点で14勝目(9敗)をマーク。ヤクルト時代の1998年に記録した自己最多勝に並ぶとともに、日本人投手の大リーグ1年目の最多勝利ともなった。試合は3−2でドジャースが勝った。
ジャイアンツの新庄外野手はロッキーズ戦で3打数1安打(1四球、1犠打)。打率は2割4分メッツの小宮山投手はマーリンズ戦の八回に登板。1回1/3を1安打、無失点で勝敗に関係なかった。《共同通信》