2002 平成14年9月3日(火)

平成4987日目

2002/09/03

【東京地裁】“痴漢冤罪”民事で逆転判決

痴漢をしたかどうかが争われた刑事裁判で無罪判決を受けた男性(30)が、被害を訴えた少女(19)と両親を相手に慰謝料など472万円余の支払いを求めた民事訴訟の判決が3日、東京地裁であった。須藤典明裁判長は「男性の供述は不自然で信用できず、痴漢行為はあった」と刑事裁判とは正反対の判断を示し、男性の請求を棄却した。男性側は控訴する方針。

痴漢騒ぎは00年2月にJR常磐線の電車内で起きた。男性は日暮里駅で警察官に突き出され、20日間の勾留(こうりゅう)後に起訴された。だが、東京簡裁は少女の供述が変遷したことなどから信用性が低いと判断し、無罪を言い渡した。

民事訴訟で、男性側は少女がほかにも痴漢を捕まえて示談金を受け取っていたことを挙げ、金目当ての疑いがあると主張。目撃者もおらず、双方の供述の信用性が最大の争点となった。

この日の判決は「痴漢行為は18分間も続き少女は動揺していた」と判断。「ほかの痴漢被害で示談金を得ているが、すべて加害者が非を認めている」「男性はパソコンの趣味もないのに、休日に普段より早起きして秋葉原に向かうのは不合理だ」などと述べ、痴漢行為を認定した。《朝日新聞》




【小泉純一郎首相】「教育が貧困を救う」

小泉純一郎首相は3日、南アフリカで開かれている「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境・開発サミット)で、各国首脳の円卓会議に出席し、発展途上国の環境と両立した経済発展に、人材育成や公害防止などの技術協力で貢献する考えを表明した。

小泉首相は日本が明治時代以降、貧困層も含め、学校教育や国民の能力開発に力を入れてきたことに触れ「国の発展には人材資源の開発が極めて重要。教育への投資が貧困根絶につながる」と述べた。《共同通信》

9月3日/のできごと