平成4873日目
2002/05/12
この日のできごと(何の日)
【ゴルフ・丸山茂樹選手】米ツアー2勝目
米プロゴルフツアーのバイロン・ネルソン・クラシックは12日、アービングのTPCフォーシーズンズ(パー70)で最終ラウンドを行い、2日目から首位の丸山茂樹が68を出し、通算14アンダーの266で逃げ切った。
昨年7月のミルウォーキー・オープン以来約10カ月ぶりの優勝で、米ツアーで2勝目をマークした初のアジア出身選手となった。優勝賞金は86万4000ドル(約1億1000万円)。
日本選手の米ツアー優勝は、青木功のハワイアン・オープン(1983年)を加え通算3勝目。前週の崔京周(韓国)に続き、アジア勢が2週連続勝利した。
大会は世界ランク上位10人中8人が出場するなど、そうそうたる顔触れがそろった。丸山は好調なパットを生かしてスコアをまとめ、最終日は4バーディー、2ボギーの内容。2打差の2位はベン・クレーン(米国)。さらに2打差の3位に、先月のマスターズ・トーナメントを制したタイガー・ウッズ(米国)が入った。《共同通信》
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【大相撲】
大相撲夏場所初日(12日・両国国技館)横綱、大関陣は安泰。横綱貴乃花の休場で1人横綱の武蔵丸は、小結若の里を突き落として逆転した。大関は魁皇が安美錦を落ち着いて押し倒し、栃東は闘牙を押し出した。武双山は貴ノ浪を突き落とし、かど番の千代大海は土佐ノ海をはたき込んだ。休場を除く横綱、大関陣がそろって初日を白星としたのは、1998年秋場所以来22場所ぶり。関脇朝青龍は平幕の雅山を力強く寄り倒し、小結栃乃洋は隆乃若を左すくい投げで下した。《共同通信》
【瀋陽日本総領事館駆け込み事件】米国亡命求める書簡携行
中国・瀋陽の亡命者連行事件で、日本総領事館へ駆け込んだ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)住民の一家5人が米国亡命を求める英文の書簡と身上書を携行していたことが分かった。5人を支援している市民運動グループが12日、明らかにした。5人のうち、最初に査証申請待合室に駆け込んだ男性(28)が持っていたとみられる。
日中両国は中国の武装警官が5人を連行した経緯をめぐって真っ向から対立しているが、書簡を見れば、亡命希望者とすぐに判明したはずで、日本総領事館がこの書簡を確認していたかどうかが、対応の適否をめぐる重要なポイントとなりそうだ。
書簡によると、5人は昨年6月に北京の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に駆け込み、第三国を経由して韓国に行ったチャン・ギルス君一家7人の母方の親族。5人は米国亡命を希望する理由として(1)韓国には左翼勢力がおり、行くのが怖い。北朝鮮がチャン・ギルス一家を狙ったスパイを派遣したうわさもあり、安心して生活できない(2)米国には親せきがおり、支援を期待できる(3)米国へ行き、私たちが北朝鮮で経験した迫害を世界の人に知ってもらいたい−の3点を挙げている。
また、5人のうちの2歳の女児の祖父(55)が政治的な発言を理由に1997年に逮捕され、現在行方不明。家族はこのため北朝鮮内で迫害を受け98年に中国へ脱出し、中国内を転々としてきた。
支援グループによると、5人は5日に瀋陽に来て総領事館への駆け込みの機会を狙っていた。当初、瀋陽の米国総領事館への亡命を計画した。しかし、米国総領事館は米中枢同時テロの影響で警備が厳しく、敷地内に入るには塀を乗り越えるしかないが、53歳の祖母や幼い女児がいるため不可能と判断して、日本総領事館への駆け込みを決心したという。《共同通信》
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瀋陽の亡命者連行事件で、事実関係解明のため現地入りしている外務省の小野正昭領事移住部長ら5人の調査団は12日、2日目の調査を実施した。朝から瀋陽日本総領事館の岡崎清総領事や事件当時対応した館員らを立ち会わせて現場検証を行い、午後は館員からの事情聴取を続けた。
調査団は「昨日(11日)行った事情聴取の結果を検討した」としており、大方の聞き取りを終えたもようだが、13日も「事実関係解明の作業を継続する」としている。
現場検証は、北朝鮮からの亡命者男性2人が中国の武装警官に連行された査証申請待合室や、母娘ら3人が警官に取り押さえられた正門などが対象。
小野部長は岡崎総領事とともに、正門前で亡命者が入り込んだ位置などを確認。総領事が「正門は来館者が通りやすいようにいつも少し開けてある」などと説明した。この後、事件発生当初対応した副領事も加わり、事件の起きた状況を詳細に確認した。《共同通信》
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民主党の鳩山由紀夫代表は12日午後、愛知県岡崎市内でのパーティーであいさつし、中国・瀋陽の亡命者連行事件での政府対応について「日本政府の大変大きな失態だ。川口順子外相はじめ日本政府の責任は大きい」と述べ、外相らの進退問題に発展する可能性もあることを示唆した。
また「世界でビデオを見られた。悠然と帽子を拾っている領事館員の姿が目に焼き付いている。事なかれ主義の極みで、外務省改革といいながら何も変わっていない」と強調した。《共同通信》
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与野党幹部は12日、中国・瀋陽の亡命者連行事件での一連の対応をめぐり、自民党江藤・亀井派の亀井静香代表代行が「外相は結果責任を負っている」と述べ、事件調査後に川口順子外相の引責辞任と総領事の免職処分を求めたのをはじめ、厳しく批判した。《共同通信》