平成4635日目

2001/09/16

この日のできごと(何の日)

【小泉純一郎首相】危機管理で協議指示

小泉純一郎首相は16日夕、首相官邸に山崎拓自民党幹事長を呼び、米中枢同時テロへの対応を含む危機管理について与党3党で協議するよう指示した。山崎幹事長は3党の幹事長、政策責任者らをメンバーに、今週中に協議を始める考えを示した。

検討課題はテロ対策の自衛隊法改正や有事法制を含む「すべて」(山崎幹事長)とされ、米国が報復攻撃に踏み切った場合の対米支援が焦点となりそうだ。

これに先立って首相は公邸で福田康夫官房長官と約1時間半会い、テロ事件への対応を協議。首相は「いろいろ大変だが、しっかりやらなければならない」と指示した。福田長官は終了後、記者団に「いろいろ勉強、研究したり、情勢報告をした」と説明した。

また首相と幹事長の会談に同席した近藤剛参院議員は、訪米中にテロ事件に遭遇、帰国前にケリー米国務次官補と会った際、米政府が(1)小泉首相が自分の言葉で事件への見解を国民に語った(2)日本が金融、株式市場を通常通り機能させた−ことを「大変評価していた」と報告した。首相は「よく分かった」と答えた。

官邸の危機管理センターには杉田和博・内閣危機管理監が詰めて情報収集。安倍晋三官房副長官が昼、立ち寄った。

一方、外務省では野上義二事務次官ら幹部が相次いでオペレーションルームに入って対応を協議、山口泰明外務政務官を派遣したニューヨーク一の現地対策本部とも連絡を取り、邦人保護や安否不明者の家族への対応に万全を期すよう指示した。《共同通信》

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【大相撲秋場所】8日目

大相撲秋場所8日目(16日・両国国技館)1敗同士の対戦で琴光喜が朝青龍を寄り切り、単独トップに立った。横綱武蔵丸は時津海を強引に寄り切って5勝目を挙げた。3大関はいずれも敗れた。武双山は海鵬にはたき込まれて3敗目を喫し、千代大海は土佐ノ海に押し出されて4敗となり、足の指の故障のため9日目から休場。かど番の雅山は貴ノ浪に送り出されて3勝5敗となった。関脇栃東は琴ノ若を下して5勝目を挙げ、関脇出島は小結若の里に敗れて4敗目。若の里は小結玉乃島とともに4勝4敗とした。1敗の琴光喜を2敗で朝青龍と大善が追う展開となった。《共同通信》

【茨城県知事選】

任期満了に伴う茨城県知事選は16日投票、即日開票の結果、無所属で現職の橋本昌氏(55)=自民、民主、公明、社民、保守推薦=が、無所属新人の弁護士中田直人氏(70)=共産推薦=を破り、三選を果たした。投票率は29.93%で、過去最低だった1991年の30.89%を下回り、全国の知事選で五番目に低い記録となった。

【徳島県知事選】

任期満了に伴う徳島県知事選は16日投票、即日開票の結果、無所属で、現職の円藤寿穂氏(58)=自民、公明、自由、保守推薦=が、無所属新人の元県議大田正氏(58)を破り、三選を果たした。投票率は49.74%で、前回の42.92%を6.82ポイント上回った。《共同通信》

【ウサマ・ビンラディン氏】テロ関与を全面否定

米同時多発テロの首謀者とされるイスラム原理主義指導者ウサマ・ビンラーディンは16日、声明を発表し、テロとの関連を全面的に否定した。声明は、アフガン・イスラム通信にファクスで届いた。声明でビンラーディンは「米国は私を公然と非難しているが、私は(テロを)やっていないと断言する」と述べた。《読売新聞》

【タリバン】徹底抗戦を表明

カブールからの報道によると、タリバンの最高指導者オマル師は16日付けの現地紙を通じ声明を発表。アフガン国内のイスラム教聖職者や神学者を招集し、今後の対応を巡る意見を聞く考えを明らかにした。同時に「想定される米国の攻撃に対し、イスラム法に照らした決断をし、アフガンという誇り高き国家を守らなければならない」と、国内に重ねて「徹底抗戦」を呼び掛けた。

タリバン政権のムタワキル外相は同日、米国のビンラディン氏引き渡し要求を改めて拒否。「われわれの立場に変化はない」と語るとともに、対米協力国には「復讐」を辞さない考えであることを繰り返した。《日経新聞》



9月16日 その日のできごと(何の日)