平成4874日目

2002/05/13

この日のできごと(何の日)

【複合・荻原健司選手】現役引退を表明

ノルディックスキー複合の元五輪金メダリスト、荻原健司(32)=北野建設=が13日、東京都内で会見し、「世界と戦う気持ちが見つからない。国内試合を含め、スキー競技から身を引く」と話し、20シーズンにわたる競技生活からの引退を表明した。

具体的な今後の活動は未定で、北野建設に在籍しながら考えていくという。

去就が注目されていた荻原は今月1日に同社スキー部幹部と話し合い、引退の方針を固めた。当初含みを残していた国体など国内大会出場については「スキーは生涯スポーツ。十分時間を置いた後で、挑戦するかもしれない」と話すにとどまった。

萩原は1992年アルベールビル、94年リレハンメル五輪の団体で連続金メダルに輝き、ワールドカップ(W杯)でも個人総合3連覇。98年長野五輪は日本選手団主将として、開会式で選手宣誓を務めた。明るい言動やスター性を持った選手で、日本のスポーツ界の顔として活躍した。

今年のソルトレークシティー五輪では4大会連続出場を果たしたが、ここ数年はかつての武器だったジャンプの不振に苦しんだ。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲夏場所2日目(13日・両国国技館)魁皇、武双山の両大関に早くも土がついた。魁皇は小結栃乃洋の下手投げに敗れ、武双山は平幕土佐ノ海に押し出され、ともに1勝1敗となった。連続優勝を狙う横綱武蔵丸は闘牙を押し出して2連勝。残る大関はかど番の千代大海が安美錦を力強く押し出し、栃東が貴ノ浪をもろ差しから寄り切り、ともに2連勝とした。関脇朝青龍は隆乃若を下手投げで退け、快調に2連勝。小結若の里は雅山を押し倒して初白星を挙げた。《共同通信》

【三菱自動車】3年ぶり黒字

三菱自動車工業が13日発表した2002年3月期連結決算は、当期純利益が112億円と3年ぶりに黒字化した。前期は過去最悪の2781億円の赤字を計上したが、人員削減などのリストラ策や円安による為替差益が寄与し、急回復した。

ただリコール隠し問題の余波などで、01年度の国内販売がマツダに抜かれ業界5位となるなど低迷が続いており、売上高は前期比2.3%減の3兆2006億円。有利子負債も1兆3000億円で前期と同程度だった。

6月には筆頭株主であるダイムラークライスラー出身のロルフ・エクロート副社長が社長に昇格の予定。今後はダイムラー主導での商品力や販売強化が課題となる。《共同通信》

【瀋陽日本総領事館駆け込み事件】川口外相、調査結果を発表

川口順子外相は13日夕、外務省で緊急記者会見し、中国・瀋陽の亡命者連行事件の調査結果を発表した。調査結果は(1)中国の武装警官の総領事館敷地内や館内への立ち入り(2)亡命者5人の連行−のいずれも日本側が同意した事実はないと断定。館員が謝意を表明したとの中国側の主張も否定した。《共同通信》

ただ武装警官が5人を連行する際「無理をするな。最終的には連行されても仕方ない」と電話で駐中国公使から指示されていたことも明記。事件発生直後は査証(ビザ)申請トラブルと認識し、亡命者との把握が手間取ったとしている。また総領事館の危機意識の希薄さや、指揮命令体制、伝達の不備も指摘した。

外相は記者会見で、公館の不可侵権を明記したウィーン条約違反として「中国側の主張に毅然として反論したい」と強調したが、在京中国大使館の黄星原参事官は13日夜、武装警官が総領事館の同意を得て立ち入り、住民を連行したとの従来の見解を重ねて示した。事態打開の糸口を見いだすのは困難な情勢だ。

小泉純一郎首相は13日夜、瀋陽の亡命者連行事件で外務省が調査結果を公表したことを受け「冷静に毅然と対応する」と首相官邸で記者団に述べ、中国の「主権侵害」に対する強硬姿勢をアピールした。

中国側に批判的な国内世論を考慮して、引き渡しを含めた原状回復要求という「建前論」を前面に押し出しつつ、人道上の観点から亡命者の「第三国への出国」などによる早期解決を模索している。《共同通信》

【パレスチナ問題】

イスラエルのシャロン首相が党首を務める右派政党リクードは13日未明、テルアビブで開いた中央委員会で、ネタニヤフ元首相を中心とする勢力が提出した「パレスチナ国家樹立に反対する」との決議案を、シャロン首相の反対を押し切り、賛成多数で採択した。

党中央委の決議が直ちにシャロン連立政権の政策に反映することはないが、今後、首相の指導力がそがれ、外交上の選択肢もある程度制限されることは避けられないとの見方もある。

今週イスラエル入りするテネット米中央情報局(CIA)長官の和平仲介にも微妙な影響を投げかけそうだ。

将来のパレスチナ国家樹立を条件付きながら認めているシャロン首相は「パレスチナ国家について、現状で結論を出すことは将来イスラエルへの圧力を増大させるだけでなく、政府の外交政策を縛る」などと説き、採決を避けるよう求めたが、要請は退けられ、決議案が投票に付された。《共同通信》

【この日の民主党】

瀋陽問題は内閣総辞職に値する」羽田特別代表

民主党の羽田孜特別代表は13日の定例記者会見で、在瀋陽総領事館問題についての川口外相の責任論について「川口外相が責任をとることは必要だ。責任をとることも大臣の任務の一つで、そうすることで仕事への緊張感も出てくる。ただ、今回の事件は、内閣が総辞職してもおかしくない事案だ」と述べた。記者団の問いに答えたもの。

領事館侵入事件で駐日中国大使に申し入れ

民主党は、13日昼、在瀋陽日本総領事館における中国武装警察官による亡命者連行事件について、中国側の対応に抗議する鳩山由紀夫代表名の申し入れ書を、武大偉中華人民共和国駐日本国特命全権大使宛に送付した。

当初、同大使との早急な面会を申し入れていたが、日程の都合がつかなかったため、伊藤英成ネクストキャビネット外務・安全保障大臣が、徐剣在京中国大使館参事官に対して、電話で民主党からの申し入れ内容を伝えた上で文書を送付した。

申し入れは、今回の行為がウィーン条約の趣旨を逸脱し、わが国の主権をないがしろにする行為であるとともに、人道的立場から極めて重大な問題であるとして中国政府に強く抗議。また、現時点の中国側の説明は一方的で極めて遺憾だとし、相互の信頼に基づく良好な日中関係のためにも、中国政府がその良識と人道的配慮に基づいて、亡命者の安全確保と引き渡し、日本側への陳謝と再発防止などに、誠意をもって真摯に取り組むよう強く求めている。

14日の衆院議運委で鈴木議員辞職勧告決議案上程を採決

衆議院議員運営委員会は13日午後に開いた理事会で、野党側の求めている鈴木宗男議員の辞職勧告決議案の本会議上程に関する動議の質疑・採決を14日の同委員会で行うことを合意した。与党各党が採決にどのように臨むかについては、明確な意思表示はまだなされていない。

理事会では、明日午後から、在瀋陽総領事館内で北朝鮮国籍と見られる亡命希望者5人が中国武装警察によって拘束された問題について、緊急に本会議での質疑を行うことも合意した。《民主党ニュース》



5月13日 その日のできごと(何の日)