平成4634日目
2001/09/15
この日のできごと(何の日)
【米・ブッシュ大統領】「われわれは戦争状態にある」
ブッシュ米大統領は15日、大統領山荘キャンプデービッドで国家安全保障会議のメンバーとの協議を前に会見し、アフガニスタンに潜伏しているとされるサウジアラビア出身の富豪ウサマ・ビンラディン氏を米中枢同時テロの「最重要容疑者だ」と断定、「われわれは戦争状態にある」と宣言した。
大統領はまた、同日の定例ラジオ演説で報復攻撃について「迅速、継続的かつ効果的な対応をとる」と言明したうえで「戦いは短期間ではない」と述べ、国民に長期化の可能性を示して「忍耐」を求めた。
大統領はさらに「米国に戦いを挑んだ者は自らの破滅を選んだ」と強調、徹底的な報復を示唆した。
14日朝の上院決議に続き、米下院は14日深夜、ブッシュ大統領が報復のために武力を行使することを容認する決議をほぼ全会一致で採択した。反対は1票だけで、同様の武力行使容認決議が小差で可決された湾岸戦争時との対比を見せつけた。
ブッシュ大統領は14日に国家非常事態を宣言して最大5万人の米軍予備役の招集を決定。米国の報復への意思は一層明確になっており、イスラム原理主義勢力との全面戦争に発展する恐れも出てきている。
パウエル米国務長官は15日の会見でアフガニスタンの隣国パキスタンが「米国の要求に全面的に協力することに同意した」と述べた。パキスタンのサッタル外相も同日の会見で「国連安保理決議に従い、国際社会の中で責任を果たす」と述べており、米国がアフガニスタンに対する報復攻撃を実施する場合、協力する可能性を示した。《共同通信》
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【ウォーターボーイズ】矢口史靖監督作品公開
【大相撲秋場所】7日目
大相撲秋場所7日目(15日・両国国技館)1敗グループの中で大関武双山らが敗れ、朝青龍と琴光喜の平幕2人がトップに立った。横綱武蔵丸は海鵬の内掛けに屈し2連敗で3敗目。海鵬は初の金星を挙げた。大関陣は武双山が土佐ノ海に寄り切られて2敗に後退。千代大海は隆乃若を寄り切って4勝3敗と白星を先行させ、かど番の雅山は時津海にすくい投げで逆転勝ちし3勝目を挙げた。関脇は栃東が朝青龍に突き落とされ3敗目。出島は貴ノ浪をすくい投げで破り4勝3敗とした。1敗の平幕2人を武双山ら5人が2敗で追う。《共同通信》
【J1・第2ステージ】第5節
Jリーグ1部(J1)第2ステージ第5節(15日・札幌ドームほか＝8試合)首位の鹿島は、秋田らベテランの活躍で市原に3−1で快勝し、第2ステージ開幕からの連勝を5に伸ばした。名古屋は2−0でC大阪を下し、2位をキープ。C大阪は5連敗。磐田は藤田のVゴールで浦和に競り勝ち、4連勝で3位に上がった。F東京は3−2で広島に勝ち4位につけた。4連敗していた札幌は、同ステージ初勝利を挙げた。《共同通信》
【陸上・太洋技建スーパー大会】
陸上の太洋技建スーパー大会は15日、横浜国際総合競技場で行われ、女子走り高跳びで今井美希(ミズノ)が1メートル96の日本新記録で2位に入った。インガ・ババコワ(ウクライナ)が優勝。今井は、佐藤恵(福岡大)の持つ日本記録1メートル95を14年ぶりに更新した。
男子ハンマー投げでは世界選手権銀メダルの室伏広治(ミズノ)が最終投てきで82メートル72の大会新を投げ、同金メダルのシモン・ジオルコフスキー(ポーランド)を逆転して優勝した。
同100メートルは朝原宣治(大阪ガス)が10秒18で2位となり、同400メートル障害では世界選手権銅メダルの為末大(法大)が48秒92で3位だった。男子走り幅跳びで、森長正樹(ゴールドウイン)が3位に入った。
男子200、400メートルの世界記録保持者マイケル・ジョンソン(米国)の引退レースとなった男子スウェーデンリレーは、ジョンソンをアンカーに起用したドリームチームが勝ち、日本B(川畑、朝原、田端、小坂田)は1分48秒27の日本新で2位だった。《共同通信》
【社民党・土井たか子党首】与党の動きを批判
民主党の鳩山由紀夫代表は15日午後、東京都内で開かれた高齢者集会であいさつし、米中枢同時テロに関連して「(報復として)米国がある種の行動を起こすことは目に見えているが、その時日本は何ができるのか。憲法の枠内で行動するのは言うまでもないが、日本の立場が消え失せないよう、テロ防止のためにも主体的な活動が求められている」と述べた。
社民党の土井たか子党首は「(テロ事件を受け)与党内に『有事法制は必要だ。集団的自衛権の行使を考えなければ」との声が出ているのはゆゆしきことだ。事件に便乗するのは悪乗りで、やれば取り返しのつかないことになる」と強調、与党内の動きを重ねて批判した。《共同通信》
【みずほホールディングス】2600億円最終赤字
第一勧銀、富士、日本興業の3行が統合して設立した持ち株会社みずほホールディングスは15日、大手スーパー、マイカルが民事再生法を申請した影響などで、2001年9月の連結中間決算で2600億円の最終赤字に転落する、との業績予想修正を発表した。
当初予想は900億円の黒字だったが、みずほ3行のマイカル向け融資約3000億円のうち、担保や引当金などでカバーされていない約1500億円程度が損失として発生することを見込んだ。
また、富士の連結対象子会社の安田信託銀行が不良債権処理額を大幅に増やした影響で、1250億円の赤字に転落したことも、赤字幅を拡大させた。株価低迷を受け、減損処理も見込んだ。
経常損益も2300億円の黒字予想から3700億円の赤字に下方修正した。02年3月期末の当期利益については、2700億円の予想から大幅に縮小するものの、400億円の黒字を確保できる見通し。《共同通信》
