平成4629日目
2001/09/10
この日のできごと(何の日)
【東京株式市場】続落
10日の東京株式市場は米欧の株式急落や業績悪化懸念の広がりを受け、平均株価(225種)は全面安の展開となり3日に付けたバブル後の最安値を再び更新、1万100円台に突入した。この結果、上場株式数に終値をかけた東証第一部の時価総額は1999年3月中旬以来、約2年半ぶりに300兆円を割り込んだ。年初来安値となった銘柄も280を上回り今年最多。
日米欧同時株安の色彩の強まりや、大手銀行による持ち合い解消売りが、ピークに向かいつつある状況から、1万円の大台割れが現実味を増している。小泉純一郎首相がこの日、株安に対して「厳しい状況だ」との認識を示したことで、市場は遅れていた構造改革「工程表」の中間取りまとめや政府の対応を注視している。
平均株価の終値は前選末比321円10銭安の1万195円69銭。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落し、24.85ポイント安の1055.98と年初来安値を更新した。出来高は約6億9300万株。《共同通信》
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【大相撲秋場所】2日目
大相撲秋場所2日目(10日・両国国技館)横綱昇進を目指す大関魁皇は平幕の朝青龍にいいところなく寄り切られ、2連敗と苦しくなった。横綱武蔵丸は隆乃若を豪快に押し出して2連勝となった。大関は魁皇を含め3人が敗れた。かど番の雅山は琴ノ若に寄り切られ2連敗を喫した。武双山は関脇栃東に押し出され、栃東とともに1勝1敗。千代大海は新小結玉乃島をはたき込んで2連勝。玉乃島は2連敗。大関復帰を狙う関脇出島は琴光喜に敗れ2連敗。小結若の里は土佐ノ海を突き落として2連勝を飾った。《共同通信》
【富山地方鉄道】3年で180人削減
富山地方鉄道(富山市)は10日、人員削減と賃金カットを柱にした経営改善計画案を発表した。50歳以上の早期退職、関連会社への転籍などで2003(平成15)年度末までに180人減らす。一人平均10%の賃金カット、無人駅拡大、バス営業所の統合にも踏み切り、赤字脱却と有利子負債削減を目指す。
鉄道、軌道(富山市電)、バスの乗客減に歯止めがかからず、01年3月期末で3億4400万円の繰越損失を計上したことから、従来の合理化計画よりさらに踏み込んだ経営改善計画を策定し、10日、労働組合に正式に提案した。
計画を発表した桑名博勝社長は「四期連続の最大終赤字から脱却するため、今年度中に収支均衡させ、平成14年度で黒字転換する」と述べた。《北國新聞》
【千葉県】狂牛病感染か
農水省と千葉県は10日、同県白井市の酪農家で飼育されていた乳用牛から、牛海綿状脳症(狂牛病)の疑いがある牛1頭が見つかったと発表した。狂牛病は英国を中心に欧州などで相次いで見つかり、人にも感染するとして大きな問題になっているが、日本国内で狂牛病の疑いがある牛が確認されたのは初めて。
農水省は同日、遠藤武彦副大臣を本部長とする対策本部を設置。千葉県も防疫対策本部を設け感染ルートの解明などに乗り出した。
同省などは、えさとして与えられた動物性飼料が原因の可能性が高いと判断しており、家畜伝染病予防法に基づき、この農場のほかの牛も隔離を指示。厚生労働省も同農場からの食肉を出荷停止とした。スーパーなど流通業界も事実関係の確認を急いでいる。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・自由党の小沢一郎党首は10日、神奈川県箱根町で開かれた同党議員研修会で「私たちの主張が野党的な看板、お経のたぐいとしかとらえられていない」とあいさつ、同党の唱える改革が国民に浸透していないと厳しく分析した。さらに「われわれの主張を全員が実行する気概でいれば選挙も負けなかったし国民の意識も変わった(はずだ)」と各議員を前にハッパを掛けたうえで、「こんなことを言うのは本当の改革を訴えているのはわれわれ以外にないからだ」と結び、“元祖・改革”は小泉改革への対抗心むき出し。《共同通信》
【小泉純一郎首相】首相経験者らと意見交換
株価が最安値を更新、日本経済に対する厳しい認識が広がった10日、小泉純一郎首相の経済運営や外交に取り組む姿勢に対し、自民党の首相、総裁経験者や与党幹部から厳しい注文が相次いだ。小泉首相は「激励と受け止めている」と述べたが、経済指標の悪化とともに与党内の視線は厳しくなりつつあるようだ。
小泉首相は同日午後、首相経験者らを回り、東南アジア歴訪を前に意見交換。宮澤喜一元首相は「ここまでくると銀行がしっかりしていることが大事だ。これまで(銀行救済に)国債を出すつもりはないと言ってきたが、違う目的、新しい発想で考えた方がいい」と国債による銀行への資本再注入を進言した。河野洋平前外相と森喜朗前首相は景気対策への配慮を要請。中曽根康弘元首相はリーダーシップの発揮を協調した。《共同通信》
【この日の民主党】
簗瀬進参院議員の毎週月曜の「辻説法」が通算500回に~鳩山代表もゲスト
「政治の原点は辻説法にあり」と、民主党の簗瀬進参議院議員が1991年1月7日から続けてきた毎週月曜日朝の街頭演説「マンデーレポート」が、足かけ12年かかって9月10日で通算500回目を迎えた。
途中、93年からはパソコン通信の電子会議室やインターネットのホームページでも演説テキストの公開を行い、96年の衆議院選挙に落選してからも、この街頭演説だけは欠かさなかった簗瀬議員。
500回を記念して、同日朝は、自民党離党・さきがけ結成・民主党結党と、簗瀬議員と行動をともにしてきた鳩山由紀夫代表が早朝の新幹線で駆けつけ、演説会に参加。台風接近でときおり強い風雨が吹き付ける中、JR宇都宮駅西口、栃木県庁前、東武宇都宮駅北口の3か所で簗瀬議員とともにマイクを握った。
支援者が第1回から500回までのテーマ一覧が載ったチラシを配る中、簗瀬議員は、「アジ演説や、内容のない繰り返しの演説になってはならないと思い、毎週必ずテーマを設けて、自分のメッセージを皆様に伝えていこうという決意して、ずっと続けてきた。このような500回の大台に乗せることができたのも、多くの皆さんのご支援のたまもの。。声をかけるまでは至らないものの、じっと目線を送ってくれる皆さん、叱咤激励の厳しい声をかけてくださる方、そのひとつひとつがかけがえのない、政治活動を続けていく原点だと実感している。そのようなひとつひとつの皆様方の『心の情報』を、しっかりと政治の中でくみ取って、きちんとした政治を続けていかなければならない」と述べ、「何回続けることができるかわからないが、日本の改革が達成をするまで決してマイクを離すことはない」と誓った。
また応援の鳩山代表は、「継続は力なり。民主主義の原点はここにあると思う。簗瀬さんのその信念の強さに改めて敬服しながら、これからも国民の皆さんがたに信頼される政治を取り戻すために、簗瀬進さんにはこれからも続けていただきたい」と激励した。《民主党ニュース》