平成4832日目

2002/04/01

この日のできごと(何の日)

【みずほ銀行】発足

年度が改まった1日、銀行経営が新時代を迎えた。預金の払戻保証額に限度を設けるペイオフ制度が解禁。みずほフィナンシャルグループの3行が「みずほ銀行」「みずほコーポレート銀行」に再編され、四大銀行グループの統合も一段落。一方、みずほ銀の現金自動預払機(ATM)の一部に障害が起き、新銀行の行員は対応に追われた。

みずほフィナンシャルグループの第一勧業、富士、日本興業銀行は1日、個人と中小企業取引が中心の「みずほ銀行」と、大企業取引が中心の「みずほコーポレート銀行」に統合・再編され、発足式を開いた。

みずほの統合作業が一応完了したことで、四大銀行グループの新たな経営体制が整った。今後は、不良債権問題の解決や収益力の強化など、統合の具体的な成果を目指すグループ間の競争が激しくなりそうだ。

一方、みずほ銀の支店ではこの日朝から、ATM(現金自動預払機)で他行のキャッシュカードを使った入出金ができなくなるなど、システム統合に伴うとみられる障害が広域にわたり発生。行員は対応に追われた。

発足式では、みずほ銀の工藤正頭取が、みずほグループ再編は「21世紀の総合金融グループとして飛躍するため」と強調。一方、みずほコーポレート銀の斎藤宏頭取は「東証一部上場会社の7割と取引がある圧倒的な顧客基盤をもとに、最良のサービスを提供する銀行をつくっていきたい」と抱負を語った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【NHK連続テレビ小説・さくら】放送開始

【柳沢伯夫融担当相】ペイオフ解禁「一層奮起を」

柳沢伯夫融担当相は1日、破たん金融機関の預金払戻保証額に上限を設けるペイオフ制度が解禁されたのを受けて記者会見し、金融機関の経営者が預金者の信頼を得られるように一層奮起するよう求めた。

銀行、信用金庫、信用組合の経営に関しては健全性を示す自己資本比率は国際業務を手掛ける銀行が8%、国内専業の金融機関は4%という基準を上回っていると指摘し、「いまは安全な状況だ」と述べた。

金融相は、株価が低迷している大手企業などを対象に金融庁が実施中の特別検査がほぼ終了したことを明らかにし、2週間以内にその結果を公表する考えを表明。「(銀行が)2002年3月期決算で自己資本比率の基準を上回るならば、不良債権処理の負担はひと山越せたということになる」と述べた。

金融相はただ、金融機関が今後も健全経営を続けるには、(1)預金者による監視(2)金融当局の監督(3)経営者の姿勢−が重要だと強調し、金融界に対し収益力向上や再編などの構造改革に一段と努力することを促した。《共同通信》

【衆院予算委員会】

衆院予算委員会は1日午後、元秘書をめぐる疑惑が浮上した加藤紘一元自民党幹事長と鹿野道彦前民主党副代表(ともに離党済み)を8日午後に、疑惑発覚後に衆院議員を辞職した辻元清美社民党政審会長を10日午後に、参考人として委員会に招致することを決めた。質疑の行方は、加藤氏の進退問題や土井たか子社民党党首の責任問題にも影響を与えそうだ。

質疑時間はそれぞれ2時間を予定。8日は午後1時から加藤氏、午後3時から鹿野氏に質疑する。辻元氏は10日午後1時から質疑に臨む。

予算委は当初、5日にも3氏を招する予定だったが、過労のため入院中の辻元氏が今週中は退院できない見通しのため延期した。与党は、7日投開票の京都府知事選への影響を懸念し「加藤氏らも辻元氏と同じ週に」と主張、3氏とも来週に行うことになった。野党側は鈴木宗男衆院議員の証人としての再喚問も要求したが、与党側が難色を示し、継続協議となった。

加藤氏に関しては(1)政治資金管理団体「社会計画研究会」から9000万円余を個人口座に振り込ませ、自宅マンションの家賃などに充てていた問題(2)金庫番の元秘書、A被告(所得税法違反の罪で起訴済み)が公共事業に介入し、業者から口利き料を取っていたことに関与していなかったか−が焦点。

辻元氏の秘書給与不正受給疑惑では、土井党首の政策秘書である五島昌子氏が「指南役」だったとの見方が広がっており、辻元氏の答弁が注目される。辻元氏に対しては、詐欺罪で有罪になった山本譲司元衆院議員と同じとの指摘もある。

鹿野氏も加藤氏と同様、元秘書のB被告(贈賄罪などで起訴済み)の口利きビジネスへの関与の有無が中心。B被告の事務所から秘書給与が支払われていたことも問題となる。《共同通信》

【万葉線】加越能鉄道線を引き継ぎ開業

富山県高岡市と新湊市を結ぶ加越能鉄道「万葉線」が1日午前、路面電車としては全国初の第三セクター経営で再スタートすることになり、高岡市の高岡駅前停留所で発車式が行われた。《共同通信》

【第74回選抜高校野球大会】

第74回選抜高校野球大会第7日は1日、甲子園球場で2回戦を行い、尽誠学園(香川)福井商(福井)関西(岡山)が準々決勝に進出した。

尽誠学園は4−2で新湊(富山)を下し、2年連続の8強入り。0−0の九回二死から4点を奪い、井上がその裏の反撃を2点に抑えた。福井商は津田学園(三重)に8−2で快勝し、24年ぶりのベスト8。赤土は一回に史上16本目の満塁本塁打、八回にはソロ本塁打を放つなど7打点を記録した。

1試合7打点は56回大会の桑田真澄(PL学園=大阪)、64回大会の松井秀喜(星稜=石川)が、これまで記録。1試合2本塁打は第67回大会の大森聖也(観音寺中央=香川)以来7年ぶり。

関西は四回に勝ち越し、六、八回にも加点。左腕宮本が無四球で完投し、九州学院(熊本)を、5−2で破り、7年ぶりに準々決勝に進んだ。《共同通信》

【民主党、自由党】連携確認

民主党の鳩山由紀夫代表は1日夕、東京都文京区の鳩山会館で野党幹部、民主党議員らを招いて毎年恒例の「観桜会」を開催した。

鳩山氏は自由党の小沢一郎党首と会談し、衆院和歌山2区補選に無所属で出馬予定の岸本健氏を統一候補として擁立することで基本的に一致した。自由党は同日、岸本氏推薦を決定し、小沢氏は「横浜市長選挙で勢いがついているので、今週中にも鳩山代表が和歌山に行ってほしい」などと要請。鳩山氏も「菅直人幹事長とも相談し、近く推薦のて続くを取りたい」と同意した。

昨年は野党各党首がそろい踏みし結束をアピールしたが、今年は党首クラスで出席したのは小沢氏のみ。共産党からも筆坂秀世書紀局長代行が出席したが、民主党と自由党の緊密ぶりが突出する形となった。

【政界談話室】

○・・・福田康夫官房長官は1日の記者会見で、自民党推薦の現職が敗れた横浜市長選について「分析するほどのデーマはないんですけどね」と切り出した。もっとも、話し始めると「統計というか世論調査をみていると、特に無党派層が厚くなっているというか、今増えている」「無党派層が、増えると政治に対する期待もなくなり、政治に対する信頼失われているのだろうと思っております」と立て板に水。ただ、最近の内閣支持率低下には一切触れずじまいで、政治不信は小泉純一郎首相のせいじゃないと言いたかった?《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫代表】横浜市長選勝利「時の流れつくった」

民主党の鳩山由紀夫代表は1日午後、横浜市長選の当選あいさつに訪れた中田宏氏と党本部で会談し「戻すことのできない時の流れをあなたがつくり、それを市民が受けとめた」と賛辞を送り、参院新潟補選などで与党側追撃の意欲を示した。

鳩山氏は「民主党シンパの市長が誕生した。県会、市会の中では少数派だったが有権者の中で多数派を取った」と述べ、地元県連の「分裂」から自主投票を決めた経緯もそっちのけで「中田与党」を強調した。《共同通信》

【小泉純一郎】横浜市長選敗北「責任問題、関係ない」

小泉純一郎首相は1日午前、横浜市長選で与党など推薦の現職が敗北したことについて「政党が敗れた。(各党が)相乗りだもの」と指摘しながらも、自民党総裁としての責任は「それは関係ない」と強調した。今月28日の衆参両院補選への影響については「ないとは言えない」と述べた。《共同通信》

【総理大臣官邸警備隊発隊式】


https://www.kantei.go.jp/

1日、小泉首相は、警視庁本部庁舎において行われた、総理大臣官邸警備隊発隊式に出席した。

総理大臣官邸警備隊は、今月から使用される新しい官邸が、現官邸に比べ敷地や建物の規模が拡大することなどを踏まえ、その警備に万全を期するため、新たに発足したもの。警視庁警備部警護課の附属機関で、約100名体制の官邸警備の専門部隊となる。

警視総監の訓示に引き続き挨拶に立った小泉首相は「日頃からいろいろと目に見えない努力をされ、我々の職務の円滑な遂行に献身的な努力をされている皆さんに心から敬意を表するとともに、今後とも一層の研鑚をお願いします」と述べた。《首相官邸》

【この日の民主党】

衆議院予算委員会は1日、政治資金問題等について8日午後1時に加藤紘一代議士、元秘書に関する問題等について同日午後3時に鹿野道彦代議士、公設秘書問題等について10日午後1時に辻元清美前代議士をそれぞれ参考人として招致することを全会一致で決定した。《民主党ニュース》

【MLB】

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(28)は1日、地元シアトルのセーフコ・フィールドにホワイトソックスを迎えての今季開幕戦に「1番・右翼」で出場。5打数3安打と活躍し、順調に2年目のシーズンをスタートさせた。

昨年、いきなり首位打者、盗塁王のダブルタイトルを獲得。最優秀選手(MVP)新人王も併せて受賞するなど、全米に旋風を巻き起こしたイチローは、キャンプ、オープン戦を通じ、好調を持続して開幕戦に臨んだ。

この日の第1打席は、左腕バーリーの内角球を巧みなバットさばきで左前に落とし、八回の第4打席では俊足を生かした遊撃内野安打。九回の第5打席は中前にクリーンヒットと存分に持ち味を発揮した内容だった。試合はホワイトソックスが6−5で勝った。《共同通信》



4月1日 その日のできごと(何の日)