平成4833日目

2002/04/02

【農水省、厚労省】BSE問題で幹部16人を処分

BSE(牛海綿状脳症・狂牛病)をめぐる行政対応の誤りなどを検証するため、農水省と厚生労働省が設置した調査検討委員会は2日、行政責任について「重大な失政」と指摘、消費者保護を重視した包括的な法整備などを求める報告書をまとめ、武部勤農相と坂口力厚労相に手渡した。

両省はBSE行政にかかわった幹部職員計16人の減給処分などを正式に発表。武部農相ら7人が給与の自主返納を決めた。これを受けて小泉純一郎首相は必要な対策を両相に指示、武部農相の続投を確認した。しかし、公明党の神崎武法代表が農相の辞任を強く求めたため、同党の出方次第では参院で問責決議案が可決される可能性もある。《共同通信》



【川口順子外相】鈴木氏影響力排除へ

川口順子外相は2日午後に外務省で記者会見し、北方人道支援などでの鈴木宗男衆院議員との「異常な関係」で同省の信用を失墜させたとして、当時欧州局長を努めていた東郷和彦駐オランダ大使を免職とし、外相と副大臣2人も給与1ヵ月分の20%を自主返納するなど計37人の処分を発表した。鈴木氏の影響力排除が狙い。

鈴木氏の「懐刀」と呼ばれた佐藤優・前国債情報局主任分析官も給与1ヵ月分20%の懲戒減給とした。外相は会見で「国民の信頼を裏切り国会審議を混乱させたことは極めて遺憾で、反省に立って外務省改革に全力を尽くしたい」と述べた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】国家公務員合同初任研修開講式に出席


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4月2日、小泉首相は、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて行われた、国家公務員合同初任研修開講式に出席した。

首相は訓示のなかで「自ら望んで国民全体に奉仕する職業を選んだことの自覚を忘れてはなりません」「組織の人間として、意見が違う人とも、よく『和して』公共の利益の実現を図っていただきたい。同時に、他人の意見に付和雷同するのではなく、全体の奉仕者として何をなすべきかを常に自分自身で考える人間であってほしい。『省あって国なし』と国民から批判を受けることが多い霞ヶ関の旧弊を、諸君の一人ひとりが打破し、行政に新たな活力を吹き込んでもらいたい」と述べた。《首相官邸》

【この日の民主党】

「農水相辞めないなら問責決議案出す」岡田政調会長会見

民主党の岡田克也政調会長は、2日の記者会見で、同日に農水省などの行政責任を認めたBSE調査検討委員会報告書が提出される見通しであることについて触れ、「官僚ばかりが処分されているが、武部大臣は組織の長として一番責任がある」と指摘して、改めて辞任を強く要求。辞任しない場合は野党で問責決議案を提出する方針であることを明らかにした。

岡田政調会長は続けて、次々と明らかになっている政官癒着問題にも言及。「族議員もけしからん。自民党の部会の中では農水と外務がもっともひどいと言われているが、そういう党のトップに立っている小泉総裁の責任も厳しく問われている」と語った。

イスラエル大使に侵攻停止・対話再開を申し入れ

4月2日、緊迫した中東情勢を受けて、伊藤英成NC外務兼安全保障大臣と首藤信彦衆議院議員(外務委員会理事)がイスラエル大使館に赴き、イツハク・リオール駐日イスラエル大使に軍事侵攻の停止とパレスチナとの対話再開を申し入れた。

この日の申し入れでは、これに先だって発表した「パレスチナ紛争の即時停止と対話の再開に向けて」と題する談話に基づき、1)イスラエルに対しては、国連安保理決議に従った軍事侵攻の停止とパレスチナ自治区からの撤退、2)パレスチナ自治政府に対しては、自爆テロの停止、3)アメリカ政府にはイスラエルに対し自制を促す説得をすること、4)イスラエル、パレスチナ双方に対して、国連、欧州等による和解に向けた努力への協力と対話の再開を求める民主党の立場を表明。併せて、民主党としては、パレスチナ国家の樹立を支持している旨、本国政府に伝えるよう申し入れた。

これに対し、リオール大使から、「本国に伝える。日本では平和主義の見地から、武力行使に対して反発が強いことは理解するが、テレビの影響を危惧している。自爆テロの瞬間は映さない一方で、イスラエルの戦車やヘリコプターを映し、まるでイスラエル兵が過剰な暴力行使をしている印象を与えている」との釈明があった。パレスチナ国家の樹立に対しては、イスラエル側がかつて認めた事実であることを確認、将来の和平プロセスの方向性に関する民主党の主張の正当性を認めた。

伊藤NC大臣から、「米国へのテロに対しては、日本も昨年来法律をつくり、アメリカ等と協力して対処している。イスラエルだけでなく、パレスチナ側に対しても、テロの停止を求めている。イスラエルの善処を望む」と再度申し入れた。

鳩山代表「パレスチナ紛争停止へ国会決議を」

民主党の鳩山由紀夫代表は、2日のネクストキャビネット(NC)会議の挨拶で、パレスチナ自治区に対するイスラエルの軍事侵攻について「非常に由々しき事態だ」と述べ、同日にイスラエル大使館に申し入れを行ったことを報告するとともに、イスラエル軍の撤退と双方の対話再開などを求める国会決議を呼びかける意向を明らかにした。

挨拶の中で鳩山代表は、イスラエルの軍事侵攻によるパレスチナ紛争の激化について「由々しき事態であり、日本として、また民主党としていかなる行動をとるべきかが問われている」と述べ、党としての見解をまとめるとともに国会決議の採択を求めていく意向を明らかにした。

また、同日に提出が予定されているBSE調査検討委員会報告書について、「行政の誤りを指摘した報告書が出れば、当然武部大臣の責任問題になる。報酬の一部返納などでは到底済まない」とし、参議院に問責決議案を提出する方針を確認した。

徳島県知事選で大田正氏の推薦を決める

収賄罪で起訴された円藤前知事の辞職に伴う徳島県知事選で、民主党は無所属・新人の大田正・元徳島県議(58)を推薦することを2日の常任幹事会で決定した。

大田氏は昨年9月の同知事選にも無所属で出馬し、14万6000票を獲得、3万2000票差で円藤前知事に惜敗している。同知事選は11日告示、28日投票の予定。《民主党ニュース》



4月2日のできごと