平成4833日目

2002/04/02

この日のできごと(何の日)

【皇太子同妃両殿下】会見

皇太子ご夫妻は2日午後、長女の敬宮愛子さまの誕生に関連する儀式や行事が終了したことを受けて、東京・元赤坂の東宮御所で記者会見された。出産後、初めて会見した雅子さまは涙ぐみながら「ホッといたしましたと同時に、生まれたての子供の姿を見まして、生まれてきてありがとうという気持ちでいっぱいになりました。今でもそのときの光景は、はっきりと目に焼き付いています」と出産を振り返った。

雅子さまは涙ぐんだ際の気持ちについて聞かれると「胸がいっぱいになるような。母親になって、涙もろくなってしまいまして」と答えた。

皇太子さまは多くの人々から祝福を受けたことに「心からお礼を申し上げたい。子供を連れてきてくれたコウノトリにも感謝したい」と述べた。また、愛子さまの呼び名について「一例を挙げれば『愛ちゃん』です」と明らかにした。「将来、愛子さまにも弟や妹がいた方がいいと思いますか」との質問に、皇太子さまは「今は子供も生まれて間もないものですから、子育てに専念して、今後のことはこれから考えていきたい」と語り、明言を避けた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

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【第74回選抜高校野球大会】第8日

第74回選抜高校野球大会第8日は2日、甲子園球場で2回戦3試合を行い、報徳学園(兵庫)明徳義娘(高知)浦和学院(埼玉)が準々決勝に進出、ベスト8が出そろった。

優勝候補筆頭の報徳学園は、広陵(広島)に同点とされた直後の七回、3連打に失策が絡んで2点を勝ち越し。そのまま5−3で逃げ切り、5年ぶりに準々決勝へ進んだ。明徳義塾は一回に2点、二回に4点と畳み掛け、1回戦で副部長の不正行為が発覚した福岡工大城東(福岡)を7−2で下し、2年ぶりのベスト8進出を決めた。鳴門工(徳島)尽誠学園(香川)と合わせ、四国勢が8強に3校残るのは第57回大会以来、17年ぶり。浦和学院は8回を投げた先発須永が毎回の12三振をう好投。打線も12安打を放って延岡工(宮崎)に7−0と快勝し、4年ぶりの8強入りを果たした。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・熊谷弘民主党国対委員長は2日の記者会見で、「自民党の前首相が『秘書の責任は監督する国会議員にある』と発言している。その言うやよし」と議員の監督責任に言及した森喜朗前首相の発言を持ち上げてみせた。だが、狙いは一部週刊誌が報じた井上裕参院議長の裏献金疑惑。「(元は)同じ派閥に属する方であり、前首相が先頭に立ち一点の曇りもないようにすることを期待する」と森派会長として「発言責任」を果たすよう声高に主張。褒めたときほど怖いのが熊谷流か。《共同通信》

【農水省、厚労省】BSE問題で幹部16人を処分

BSE(牛海綿状脳症・狂牛病)をめぐる行政対応の誤りなどを検証するため、農水省と厚生労働省が設置した調査検討委員会は2日、行政責任について「重大な失政」と指摘、消費者保護を重視した包括的な法整備などを求める報告書をまとめ、武部勤農相と坂口力厚労相に手渡した。

両省はBSE行政にかかわった幹部職員計16人の減給処分などを正式に発表。武部農相ら7人が給与の自主返納を決めた。これを受けて小泉純一郎首相は必要な対策を両相に指示、武部農相の続投を確認した。しかし、公明党の神崎武法代表が農相の辞任を強く求めたため、同党の出方次第では参院で問責決議案が可決される可能性もある。《共同通信》

【川口順子外相】鈴木氏影響力排除へ

川口順子外相は2日午後に外務省で記者会見し、北方人道支援などでの鈴木宗男衆院議員との「異常な関係」で同省の信用を失墜させたとして、当時欧州局長を努めていた東郷和彦駐オランダ大使を免職とし、外相と副大臣2人も給与1カ月分の20%を自主返納するなど計37人の処分を発表した。鈴木氏の影響力排除が狙い。

鈴木氏の「懐刀」と呼ばれた佐藤優・前国債情報局主任分析官も給与1カ月分20%の懲戒減給とした。外相は会見で「国民の信頼を裏切り国会審議を混乱させたことは極めて遺憾で、反省に立って外務省改革に全力を尽くしたい」と述べた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】国家公務員合同初任研修開講式に出席


https://www.kantei.go.jp/

4月2日、小泉首相は、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて行われた、国家公務員合同初任研修開講式に出席した。

首相は訓示のなかで「自ら望んで国民全体に奉仕する職業を選んだことの自覚を忘れてはなりません」「組織の人間として、意見が違う人とも、よく『和して』公共の利益の実現を図っていただきたい。同時に、他人の意見に付和雷同するのではなく、全体の奉仕者として何をなすべきかを常に自分自身で考える人間であってほしい。『省あって国なし』と国民から批判を受けることが多い霞ヶ関の旧弊を、諸君の一人ひとりが打破し、行政に新たな活力を吹き込んでもらいたい」と述べた。《首相官邸》

【中国・李鵬氏】来日

中国の李鵬全国人民代表大会常務委員長(国会議長)が2日午後、特別機で来日した。国交正常化30周年を迎える両国の友好関係発展が目的だ。中国からは今月下旬、曽慶紅共産党組織部長が来日を予定、小泉純一郎首相も今月11日に中国・海南島を訪問する。昨年の李登輝前台湾総統来日や歴史教科書問題、首相の靖国神社参拝で途絶えていた日中の要人交流が活発化する皮切りとなる。

李鵬氏は2日、天皇陸下と会談。夜には都内で開かれた「日本年」「中国年」の記念レセプションに、小泉首相とともに出席し「30周年の交流事業により、中日の若い世代の友好感情をはぐくむことができる」とあいさつした。

李鵬氏は中国共産党ナンバー2の実力者。4日に小泉首相と会談するほか、川口順子外相や与野党首脳、衆参両院議長らと前後して会談する。衆参両院の招待でもあり「政治的な課題には踏み込まない見通し」(外務省関係者)だが、東シナ海で沈没した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)籍とみられる不審船の引き揚げ問題が首相との会談で取り上げられる可能性もある。《共同通信》

【イスラエル・シャロン首相】アラファト議長の亡命提案

イスラエルのシャロン首相は2日、同国軍がヨルダン川西岸ラマラのパレスチナ自治政府議長府官邸内で先月29日から監禁しているアラファト自治政府議長について、パレスチナ自治区に帰還しない「片道切符」(首相)の条件で亡命できると述べた。イスラエル放送などが伝えた。

首相は、官邸占拠を決めた先の閣議で議長の自治区追放を主張したと報じられていたが、首相自らが公式の場で議長の自主的な亡命を提案したのは初めて。

これに対し、自治政府のデリカット地方行政相はロイター通信に、アラファト議長が「いかなる状況でもこれを受け入れるパレスチナ人は一人もいない」と述べ、亡命案を一蹴したと語った。同相は「シャロン(首相)の声明は議長殺害の準備だ」と非難した。

一方、イスラエル放送などによると、テロ容疑者の引き渡しを求め軍が攻撃していたラマラ近郊のパレスチナ治安警察本部は2日午後降伏し、女性を含む約200人が投降した。しかし本部内には、約200人が残っているもようで、緊迫した状況が続いている。《共同通信》

イスラエル放送によると、イスラエル軍は2日夜、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニンへ戦車部隊を侵攻させ、大規模な軍事作戦を開始した。

パレスチナ側の情報では、西岸ナブルス周辺にも多数の戦車部隊が集結しており、ナブルスへの侵攻も時間の問題とみられる。

イスラエル軍が西岸ラマラに全面侵攻しアラファト自治政府議長を監禁下に置いてから3日で6日目。軍はこのほかカルキリヤ、トルカレム、ベツレヘムで大規模な作戦を展開しており、西岸での軍事侵攻は拡大の一途をたどっている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのマリナーズは2日、シアトルのホワイトソックス戦に7−4で逆転勝ち。4番手の長谷川から佐々木への日本人投手リレーが鮮やかに決まり、八、九回を締めくくった。佐々木は初セーブ。

イチロー外野手は5打数1安打。七回の第4打席で逆転の足掛かりとなり遊撃内野安打を放った。

ジャイアンツの新庄外野手はドジャースとの今季開幕戦で4打数無安打。昨季、年間最多本塁打記録をマークしたボンズが2本塁打した。

レンジャーズの伊良部投手はアスレチックス戦の六回から2番手で登板。1回1/3で1安打、無失点だった。《共同通信》

【この日の民主党】

「農水相辞めないなら問責決議案出す」岡田政調会長会見

民主党の岡田克也政調会長は、2日の記者会見で、同日に農水省などの行政責任を認めたBSE調査検討委員会報告書が提出される見通しであることについて触れ、「官僚ばかりが処分されているが、武部大臣は組織の長として一番責任がある」と指摘して、改めて辞任を強く要求。辞任しない場合は野党で問責決議案を提出する方針であることを明らかにした。

岡田政調会長は続けて、次々と明らかになっている政官癒着問題にも言及。「族議員もけしからん。自民党の部会の中では農水と外務がもっともひどいと言われているが、そういう党のトップに立っている小泉総裁の責任も厳しく問われている」と語った。

イスラエル大使に侵攻停止・対話再開を申し入れ

4月2日、緊迫した中東情勢を受けて、伊藤英成NC外務兼安全保障大臣と首藤信彦衆議院議員(外務委員会理事)がイスラエル大使館に赴き、イツハク・リオール駐日イスラエル大使に軍事侵攻の停止とパレスチナとの対話再開を申し入れた。

この日の申し入れでは、これに先だって発表した「パレスチナ紛争の即時停止と対話の再開に向けて」と題する談話に基づき、1)イスラエルに対しては、国連安保理決議に従った軍事侵攻の停止とパレスチナ自治区からの撤退、2)パレスチナ自治政府に対しては、自爆テロの停止、3)アメリカ政府にはイスラエルに対し自制を促す説得をすること、4)イスラエル、パレスチナ双方に対して、国連、欧州等による和解に向けた努力への協力と対話の再開を求める民主党の立場を表明。併せて、民主党としては、パレスチナ国家の樹立を支持している旨、本国政府に伝えるよう申し入れた。

これに対し、リオール大使から、「本国に伝える。日本では平和主義の見地から、武力行使に対して反発が強いことは理解するが、テレビの影響を危惧している。自爆テロの瞬間は映さない一方で、イスラエルの戦車やヘリコプターを映し、まるでイスラエル兵が過剰な暴力行使をしている印象を与えている」との釈明があった。パレスチナ国家の樹立に対しては、イスラエル側がかつて認めた事実であることを確認、将来の和平プロセスの方向性に関する民主党の主張の正当性を認めた。

伊藤NC大臣から、「米国へのテロに対しては、日本も昨年来法律をつくり、アメリカ等と協力して対処している。イスラエルだけでなく、パレスチナ側に対しても、テロの停止を求めている。イスラエルの善処を望む」と再度申し入れた。

鳩山代表「パレスチナ紛争停止へ国会決議を」

民主党の鳩山由紀夫代表は、2日のネクストキャビネット(NC)会議の挨拶で、パレスチナ自治区に対するイスラエルの軍事侵攻について「非常に由々しき事態だ」と述べ、同日にイスラエル大使館に申し入れを行ったことを報告するとともに、イスラエル軍の撤退と双方の対話再開などを求める国会決議を呼びかける意向を明らかにした。

挨拶の中で鳩山代表は、イスラエルの軍事侵攻によるパレスチナ紛争の激化について「由々しき事態であり、日本として、また民主党としていかなる行動をとるべきかが問われている」と述べ、党としての見解をまとめるとともに国会決議の採択を求めていく意向を明らかにした。

また、同日に提出が予定されているBSE調査検討委員会報告書について、「行政の誤りを指摘した報告書が出れば、当然武部大臣の責任問題になる。報酬の一部返納などでは到底済まない」とし、参議院に問責決議案を提出する方針を確認した。

徳島県知事選で大田正氏の推薦を決める

収賄罪で起訴された円藤前知事の辞職に伴う徳島県知事選で、民主党は無所属・新人の大田正・元徳島県議(58)を推薦することを2日の常任幹事会で決定した。

大田氏は昨年9月の同知事選にも無所属で出馬し、14万6000票を獲得、3万2000票差で円藤前知事に惜敗している。同知事選は11日告示、28日投票の予定。《民主党ニュース》



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