平成4831日目

2002/03/31

この日のできごと(何の日)

【横浜市長選】中田宏氏が初当選

任期満了に伴う横浜市長選は31日投票、即日開票の結果、無所属新人で前衆院議員(無所属の会、神奈川8区)の中田宏氏(37)が、四選を目指した無所属現職の高秀秀信氏(72)=自民、公明、社民、保守推薦=との接戦を制し、初当選した。政令市長としては史上最年少。最終投票率は39.35%で前回を5.24ポイント上回った。

与党3党が今後続く統一補選など「四大選挙の緒戦」として総力を挙げた同市長選での敗北は、小泉政権と与党にとって大きな痛手。加藤紘一、鈴木宗男両衆院議員の疑惑などに強い政治不信が渦巻いていることを裏付けた形で、4月の京都府知事選、衆院和歌山2区、参院新潟選挙区両補選への影響は必至だ。与党内からは「ドミノ倒し」への懸念も出ており、さらに取りこぼせば山崎拓幹事長ら自民党執行部の責任問題が浮上する可能性もある。

野党側は、与党3党が推す現職が敗れたことで弾みをつけ、疑惑追及など国会で一層攻勢をかける考えで、小泉純一郎首相は苦しい政権運営を追られる。また与党内では加藤、鈴木両氏の早期議員辞職を求める声が一段と拡大するのは間違いない。《共同通信》

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【J1】

Jリーグ1部第4節(31日・ジュビロ磐田スタジアムほか=8試合)磐田は京都に3−1で快勝し、開幕から4連勝(勝ち点12)で首位を守った。仙台は終了直前に追いつき、山下のVゴールで神戸を下して同じく4連勝、勝ち点1差で続いている。横浜Mは3−0で市原を突き放し勝ち点10。清水は今季3度目のVゴール勝ちでF東京を破り、4連勝で勝ち点を9とした。F東京は初黒星。G大阪と浦和は2−2で引き分け、鹿島は広島に競り勝った。札幌は名古屋に快勝し、今季初勝利。柏に敗れた東京Vは、京都とともに開幕4連敗となった。《共同通信》

【第74回選抜高校野球大会】第6日

第74回選抜高校野球大会第6日は31日、甲子園球場で1回戦最後の1試合と2回戦を行い、広島商(広島)と鳴門工(徳島)がいずれも29年ぶりに準々決勝に進出し、報徳学園(兵庫)は2回戦へ勝ち進んだ。広島商は二回無死二、三塁から二ゴロで1点を先行。左腕和田が「21世紀枠」で初出場した鵡川(北海道)を7安打に完封し、1−0で逃げ切った。鳴門工は一回と二回に1点ずつを挙げ、七回に谷の二塁打で1点を追加。8年ぶりに出場した大体大浪商(大阪)を3−2で振り切った。報徳学園は2−2の七回、荒畑が勝ち越しのソロ本塁打。史上5校目の夏春連覇を狙った日大三(東京)を3−2で下した。《共同通信》

【石原伸晃行革担当相】小泉構造改革は順調

石原伸晃行革担当相は31日のフジテレビの番組で、小泉内閣の構造改革について「(英国の)サッチャー政権は民営化のプロセスを決めるまで5年かかっている。それを考えるとスピード感はある」と述べ、改革は順調に進んでいると強調した。《共同通信》

【滋賀県米原町】永住外国人、初の投票

滋賀県米原町(村西俊雄町長)で、全国で初めて永住外国人に投票資格を付与した「市町合併に関する住民投票」が31日、実施された。不在者投票を含む確定投票率は69.60%で、成立要件の50%を大きく上回った。投票は午後8時で締め切られ、即日開票された

自治体の合併問題で条例に基づく形での住民投票の実施は、埼玉県上尾市に次ぎ2例目。

投票結果に法的拘束力はないが、町村合併という地域づくりの意思決定に外国人にも門戸を開く画期的な試み。他の自治体の住民投票や、国会で継続審議中の永住外国人への地方選挙権付与法案への論議にも影響を与えそうだ。

同町の人口は約1万2700人で、当日投票資格者は9765人。永住外国人が投票資格を得るための名簿登録申請には対象となる20歳以上の6カ国31人のうち、韓国籍など5カ国計20人が申請。このうち13人が投票sた。不在者投票者は全体が453人、永住外国人は6人だった。

同町は県北東部の琵琶湖沿いに位置する。投票は3つの合併パターンに、「合併しない」とする意見を加えた計4つの選択肢の中から一つを選ぶ方式。

米原町を含む山東、伊吹、近江の4町による合併パターンが2663票を集めてトップ。これをもとに同町は周辺との合併協議を進める。「合併しない」は最下位だった。《共同通信》

【日産建設】債務超過109億円

東証一部上場の中堅ゼネコン、日産建設(東京)は31日、東京地裁に前日、会社更生法の適用を申請し、受理されたと正式発表した。今後、全額減資を実施し、保全管理人の下で支援企業探しを急ぐ。連結ベースの負債総額は約1146億円。藤田毅社長を含む全取締役9人は30日付で辞任した。

日産建設は大手スーパーのマイカルが筆頭株主。昨年9月に同社が経営破たんして信用不安が加速し、受注量が当初予想の7割程度にまで落ち込むなど、収益悪化に歯止めがかからなくなり、ことし3月期で109億円の債務超過に陥る見通しとなって自力再建を断念した。

上場ゼネコンの破たんは、最近では昨年12月の青木建設、ことし3月の佐藤工業に次いで3社目。ことしに入っての上場企業破たんは12社目。《共同通信》

【台湾】M7.3の地震

台湾東部で31日午後2時53分ごろ、マグニチュード(M)7.3の強い地震が発生、台北市を中心に被害が広がり、5人が死亡、約270人が重軽傷を負った。

中央気象局によると、震源地は花蓮の東方約44キロの海底で、震源の深さは約9.6キロと浅く、宜蘭県で震度6、台北市で震度5、桃園で震度4など各地で大きな揺れを感じた。死者の中に外国人は含まれていない。日本と台湾の交流機関である交流協会台北事務所によると、日本人男性(42)が左ひじ打撲の軽傷を負った。

5人が死亡したのは世界最高層(地上101階、508メートル)を目指して建設が進む台北市内の高層ビル、台北国際金融ビルの工事現場。52階の最上部で作業中のクレーン2台や鉄筋の足場が落下、地上の自動車数台を押しつぶし、クレーンを操作していた作業員らが死亡、20人が負傷した。台北市全体では22人が重傷を負った。

また、4階建てマンションが傾き1階部分が陥没、住民数人が閉じ込められたが救出された。市内では火災も発生したほか、モノレールと地下鉄が一時運行を停止した。《共同通信》



3月31日 その日のできごと(何の日)