平成4727日目

2001/12/17

この日のできごと(何の日)

【星野仙一氏】阪神監督に就任決定

阪神の新監督に前中日監督の星野仙一氏(54)の就任が正式に決まった。同氏は17日、東京都内で会見し、阪神の監督就任要請を受諾したことを明らかにした。18日に大阪市内のホテルで就任会見が行われる。

星野氏はこの日、解説者としての契約が内定していたNHKの了承を得るため、東京・渋谷のNHK放送センターを訪れ、海老沢勝二会長にあいさつ。その後の会見で「(阪神球団の)オーナー、社長によろしくお願いしますと電話で受諾の意思を伝えた」と話した。

阪神の野村克也前監督は夫人が脱税容疑で逮捕されたため、6日未明に引責辞任。球団側は星野氏に就任を要請することを決定した。15日の2度目の就任交渉で、1年契約で星野氏が受諾の意思を明らかにしていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【東京都台東区】「羽子板市」

師走の下町を彩る、伝統の美–。正月まで半月足らずとなった17日、東京都台東区の浅草寺で、江戸から続く歳末恒例の「羽子板市」が始まった。

青空の下、境内に並んだ約50軒の露店には、歌舞伎役者を浮世絵風に描いた赤や黄など色とりどりの羽子板がぎっしり。今年1年の話題の主役、メジャーリーグで活躍したイチロー選手や小泉純一郎首相、雅子さまなどの羽子板もお目見えし、気ぜわしい年の瀬を急ぐ人たちの目を楽しませた。

収益金を三宅島被災者へ贈るため、ちばてつやさんら漫画家17人が描いた羽子板のチャリティー販売も行われ、19日までの3日間に約30万の人出が見込まれる。

羽子板は邪気をはねのけるとして、女児の初正月に贈る習慣があるという。《共同通信》

【住宅供給公社14億円横領事件】元主幹を逮捕

青森県住宅供給公社の14億円横領事件で、青森県警捜査二課などは17日夜、業務上横領容疑で指名手配していた青森市、元公社総務部経理担当主幹、S容疑者(44)=11月8日付で懲戒解雇=を逮捕した。S容疑者は14億円の横領を大筋で認め、うち約5億円を妻がいるチリに送金したことも判明。県警は捜査員のチリ派遣も検討している。《共同通信》

【小和田恒氏】ハーグ仲裁裁判所判事に

政府は17日、皇太子妃雅子さまの父親で外務省顧問の小和田恒氏を、国際紛争平和的処理条約に基づきオランダのハーグに設置されている常設仲裁裁判所の裁判官に任命することを決めた。今年8月に死去した中川融判事(元駐ソ大使)の後任で、任期は6年。18日付で任命する。《共同通信》

【小泉純一郎首相】「特殊法人改革」政府系金融の結論先送り

小泉純一郎首相は17日午後、首相官邸で自民党5役、行政改革推進本部の太田誠一本部長、橋本龍太郎最高顧問と会談し、特殊法人改革で調整が難航していた商工中金や日本政策投資銀行など8つの政府系金融機関の結論を先送りし、政府の経済財政諮問会議で来年初めから論議する方針で合意した。

118の特殊、認可法人と45共済組合の計163法人を対象とした整理合理化案はこれですべて決着、政府は19日に閣議決定する。《共同通信》

【 FIFA最優秀選手】ルイス・フィーゴ選手

国際サッカー連盟(FIFA)の2001年最優秀選手が17日発表され、ポルトガル代表のMFルイス・フィーゴが接戦でイングランド代表主将のベッカムをかわして受賞した。3位はスペイン代表のラウル、4位は昨年の受賞者ジダン(フランス)だった。

同賞は、世界の130の代表チーム監督が1−3位まで順位をつけて投票する。中田英寿も台湾、キリギスの監督から3位票2票を獲得、27位につけた。《共同通信》

【この日の民主党】

川辺川ダム反対運動の代表団が民主党に申し入れ

熊本県川辺川ダムの建設に反対する100団体の代表が17日、国会を訪れ、民主党に対して申し入れを行った。

申し入れに訪れたのは、農民、漁民、水害体験者などの団体からの10名の代表団。民主党側は、鳩山由紀夫代表、菅直人幹事長が応対した。

同ダムをめぐっては、その建設が日本一の水質を誇る川辺川流域の生態系に深刻な影響を与えることが懸念されているとともに、治水・利水の効果にも疑問があり、県民の反対が高まっている。にもかかわらず、国土交通省は11日、35年前の計画をあくまで着工するため、漁業権などの強制収用申請を決定。ダム建設をめぐる攻防は剣が峰を迎えている。

冒頭、代表団側が、強制収用申請取り下げ、専門家・市民による代替案検討の2点を政府に提案することを求めた申入書を民主党側に手渡した。続いて、各代表が発言。「球磨川漁協が2度に渡って漁業補償案を否決して反対したのに、強制収用を申請するなんて、法治国家として理不尽すぎる」「水害体験者たちも、ダムによっては治水はできないと考えている。国はそもそもダムの必要性について説明義務を果たしていない」「民主党が主張している緑のダム構想を進めてほしい」など、怒りを込めた訴えがなされた。

これを受けて、鳩山代表が発言した。代表はまず、「自然を守り、人間を守るという観点から、いたたまれぬ思いで東京に出てこられた皆さんのお気持ちは、痛いほど分かります」と述べ、代表団の心情を思いやった。続いて、国交省の対応について「まったく理解できない」と断罪。11日には、小泉首相あてに収用断念を求める申し入れを行ったことを紹介した。そして、ダムで治水するという理屈はまやかしであり、利水にも必要ない。いつまで自然破壊を続けるのか、と強く批判した。

また、「小泉首相が無駄な公共事業を減らすというのなら、こういうものを真っ先に削るべきだ」とし、川辺川ダム問題への対応は小泉改革の試金石でもある、との考えを表明。民主党として、収用断念・計画中止を求める全党的取り組みを進める意思を明らかにした。

現地の反対運動との連携の要となってきた菅幹事長は、「国交、農水両省の狙いは、何千億という金をばらまくことができるという1点だけだ」と批判。形のない漁業権に対する収用権執行の問題について法律専門家の集まりを作って検討していくほか、より直接的な行動も計画する考えを明らかにし、最後に代表団に「皆さんも頑張ってください」と呼びかけた。《民主党ニュース》



12月17日 その日のできごと(何の日)