2001 平成13年7月1日(日)　中国共産党・創建80周年記念祝賀大会

平成4558日目

2001/07/01

この日のできごと(何の日)

【中国共産党】創建80周年記念祝賀大会

中国共産党の江沢民総書記(国家主席)は1日、北京の人民大会堂で開かれた中国共産党創建80周年を記念する祝賀大会で重要演説を行い、党の指導力を強化するため自ら提唱してきた「三つの代表」思想を前面に打ち出すとともに、私営企業家の入党を解禁することを宣言した。

党規約上、私営企業家は労働者階級でないとして入党を認められておらず、来年秋の第16回党大会で党規約を改正することが確実となった。

私営企業家の入党を認めたことで、脱イデオロギー化が加速、中国共産党の根本的な変質を引き起こす可能性が出てきた。世界貿易機関(WTO)加盟後のグローバル化時代に備え、今後も発展が確実な私営企業家の勢力を党に取り込む必要があると判断したとみられる。

一方、江総書記は党が民主集中の原則を厳格に守り、一党独裁を維持する考えをあらためて強調した。

江総書記は「労働者階級の先ぽう隊との党の性格は変わらない」としながら、私営企業家や自営業者、外資企業の管理職なども生産力に貢献、農民や労働者らと団結しており、「中国の特色ある社会主義事業の建設者」と指摘。

その上で「党の綱領、規約を認め、党の路線に沿って奮闘し、長期の試練を経て党員の条件に合致した社会の他の優秀な分子を党内に吸収しなければならない」と述べ、入党を認めた。

また江総書記は「三つの代表」思想によって、階級や大衆の支持基盤を拡大し、「先進性」を保っていくことが党の指導力強化に不可欠と強調した。《共同通信》

【東京都・石原慎太郎知事】田中外相を批判

石原慎太郎東京都知事は1日、フジテレビとテレビ朝日の番組に出演し、田中真紀子外相が人事問題などをめぐり外務省事務当局との対立を続けていることに関し、「(外相は)更年期障害じゃないの。お嬢さんのヒステリーみたいなところがあって、常軌を逸しているとしか言いようがないことがある」と批判した。さらに「省内に敵ばかり作っている。はらはらして見ている。お嬢さんのわがままでは通じないことがある」と指摘した。

また、父親の故田中角栄元首相が人身掌握にたけていたことと比べ「“劣勢遺伝”だね」と語った。

参院選後の政界再編の可能性については「(自民党より)民主党の方が先に割れる」との見通しを示した上で、「自民党の連中も画策するだろう。(民主党内には)労組の桎梏から離れられない人っもいるし、それに反発する人もいる」と述べた。《共同通信》

【ボクシング・畑山隆則選手】WBAライト級王座陥落

世界ボクシング協会(WBA)ライト級タイトルマッチ12回戦は1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、チャンビオンの畑山隆則(横浜光)は、同級1位で元王者のジュリアン・ロルシー(フランス)に0−3の判定で敗れ、3度目の防衛に失敗した。

畑山はスタートから接近戦を挑んだ。だが、ロルシーの巧みな防御に遭い、反撃を許して、ボイントを失った。終盤は動きの鈍った相手を追い込んだが、逆転のダウンも奪えない完敗だった。

畑山はスーパーフェザー級王者時代に続き、WBAの指名試合で王座を失い、戦績は29戦24勝(19KO)2敗3分けとなった。ロルシーは一昨年8月に失った王座に返り咲き、戦績を53戦49勝(35KO)2敗2分けとした。

畑山の敗戦で、日本のジム所属の現役世界王者はWBAスーパーフライ級のセレス小林(国際)、世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ般の徳山昌守(金沢)の2人。《共同通信》

【サッカー・キリン杯】日本2−0パラグアイ

サッカーの国際親善試合、キリン・カップ第2日は1日、2002年ワールドカップ(W杯)会場の札幌ドームに3万9073人の観衆を集め日本ーパラグアイが行われ、日本が2−0で快勝し、今大会の初戦を飾った。

日本が南米の強国パラグアイに勝ったのは初めて。パラグアイの今大会の成績は1勝1敗。日本は前半16分にMF小野(浦和)のロングパスからFW柳沢(鹿島)が先制。後半5分には再び小野のスルーパスから柳沢が加点した。《共同通信》

【山梨・河口湖】遊漁税スタート

富士五湖の一つ河口湖(山梨県)で、一日の釣りにつき200円を課税し、税収を湖畔の環境整備に充てる河口湖町など3町村の法定外目的税「遊漁税」が1日、全国で初めてスタート。湖畔でセレモニーが行われた。《共同通信》

7月1日　その日のできごと(何の日)