平成3386日目

1998/04/16

【財政構造改革会議】法改正は橋本首相に一任

政府、与党は16日夜、首相官邸で財政構造改革会議を開き、財政構造改革法(財革法)改正について協議した結果、改正の具体的対応を橋本龍太郎首相に一任することで決めた。

橋本首相は次回22日の会議で、赤字国債発行額の縮減を一時停止するための弾力条項の在り方や、財政健全化目標期限の延長の是非などをめぐって見解を表明、結論をとりまとめる。

出席者からは、赤字国債の発行額を各年度縮減するという財革法の規定について、経済情勢などに配慮しながら弾力的に対応できるよう条文を改正すべきだとの意見が多く出された。《共同通信》



【法務省】文芸春秋に人権救済勧告

月刊誌「文芸春秋」3月号が神戸の連続児童殺傷事件で医療少年院送致になった少年(15)の供述調書を掲載した問題で法務省は16日、調書掲載は少年のプライバシーや被害者の感情を著しく侵害しており人権擁護上見逃すことができないとして、東京法務局長名で発行元の文芸春秋に、再発防止策の策定と関係者への謝罪など被害回復措置を速やかに取るよう文書で勧告した。

同省によると、少年事件の報道をめぐり、実名報道や顔写真掲載を理由に勧告したケースはあったが、氏名などが一部が伏せ字になっている捜査資料の掲載が人権侵害にあたると判断したのは初めて。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は16日、先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)で日本の内需拡大を迫る声明が採択されたことについて記者団から見解を求められると、途端に不機嫌に。「内需拡大への日本の責任が盛り込まれたが」との質問には「責任という言葉はなかったんじゃないか。(各国が)日本の努力をサポートするという内容だったぞ」と気色ばんで反論した。国会では首相の経済政策転換に対する責任問題が焦点となっているだけに「責任」の言葉を聞くとつい過敏に反応してしまう?

○・・・新「民主党」の横路孝弘総務会長はこの日、総務会の初会合で「政権交代の可能性を持つ党に成長するため、国民が何を考えているか活発に議論したい」ときまじめにあいさつした。まずは無難な滑り出しだったが、旧社会党時代を知る同僚議員からは「かつて予算委員会で見せたような切れ味がない」「社会党のプリンスも年を取った」とのつぶやきも。新「民主党」執行部人事では政調会長ポストへの執念を見せ、久々に脚光を浴びた同氏だが、新党で存在をアピールできるかどうかはまだ未知数のよう。《共同通信》



4月16日のできごと