平成3383日目

1998/04/13

【カンボジア】「ポト派、ほぼ壊滅」

カンボジア政府軍のメア・ソピア副参謀総長は13日、反政府ゲリラ組織ポル・ポト派の本拠地アンロンベンで記者団に対し「政府軍はアンロンベン中心部を完全に制圧した。ポト派にアンロンベンを取り返す力はもう残っていない」と述べ、事実上の勝利宣言をした。

政府軍はポト派に奪還されたアンロンベンの再攻略作戦を7日から開始、12日までに全域をほぼ制圧した。副参謀総長によると、ポト派最高実力者タ・モク参謀総長を依然支持している勢力は、兵士、市民合わせて約1000人程度しか残っておらず、ポト派崩壊は目前に迫っているという。

副参謀総長はまた「タ・モク(参謀総長)、ポル・ポト(元首相)ら最高幹部はすでにアンロンベンを離れ、タイ領内に逃げ込んだ」と語った。

メア・ソピア副参謀総長は13日、アンロンベンにヘリコプターで記者団と同行し、中心部にあるボト派の学校や病院のほか、タ・モク参謀総長が住んでいた家を視察した。政府軍は13日にもアンロンベン中心部からタイ国境側の密林に向け、戦車砲による攻撃を繰り返した。

ポル・ポト派は1957年から79年までのポル・ポト政権時代に、処刑や強制労働による飢餓などで約200万人を死亡させたときれる。ベトナム軍のカンボジア侵攻で政権の座を追われた。

96年に北西部パイリンを本拠地にしていたイエン・サリ元副首相が政府軍に投降したため、残る勢力はアンロンベンを本拠地とするタ・モク参謀総長グループのみとなっていた。

今年3月に反タ・モク参謀総長グループによる大規模な内紛が発生、政府軍がこれに乗じて攻略作戦を展開した。今後はポト氏の身柄が拘束されるかどうかが、焦点となる。《共同通信》



【明石海峡大橋】開通1週間の交通量「24万6000台」

本州四国連絡橋公団は13日、明石海峡大橋の開通から1週間の交通量が24万6000台に達したと発表した。1日平均では開通前の予測の3万台をやや上回る水準。公団は「短期間のデータだけでは評価は難しい」としながらも、まずまずの出だしに胸をなで下ろしている。

明石大橋の交通量は5日午後5時の開通から24時間で約3万6000台と好調な出足を見せた。だが3日間雨に見舞われるなど悪天候もあって、ウイークデーは7日の2万7000台が最高。終日雨模様だった9日には2万台を割り込んだ。

開通後初の週末となった11、12の両日は好天に恵まれたこともあり、観光客を中心に両日とも5万台以上が橋を利用。12日は最高の約5万4000台が橋を渡った。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】伊大統領と会見

天皇、皇后両陛下は13日夕、国賓として来日したイタリアのスカルファロ大統領と皇居・宮殿で会見された。会見には大統領の長女マリアンナさんも同席した。

大統領は、平成5年の両陛下のイタリア公式訪問に触れ「訪問以来、文化関係の協調がとても進みました。イタリア人は日本に敬意と好意をもっており、共に手を携えて働きたい」と述べ、陛下は「大統領に再会できてうれしく思います。両国の協力は必要なことです」などと応じた。

これに先立ち、東京・元赤坂の迎賓館で天皇、皇后両陛下、皇太子ご夫妻、橋本龍太郎首相らが出席して、歓迎式典が行われた。14日夜には、皇居・宮殿で両陛下主催の宮中晩さん会が開かれる。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】「政権交代の瞬間まで全力」

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

衆院予算委員会は13日、橋本龍太郎首相、松永光蔵相らが出席して経済対策に関する集中審議を行った。民主党の菅直人代表、自由党の野田毅幹事長ら野党側は景気低迷と政策転換の遅れを挙げて「首相の経済政策の失敗」と言及。

首相は「必要な経済対策を組み、国会の協力を得て景気をきちんとしたい」と反論した上で「(政権)交代瞬間まで全力を尽くす責任がある」と政権担当に引き続き強い決意を表明した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の森喜朗総務会長は13日、都内で講演し、「4K」と称される亀井静香、河野洋平、梶山静六、粕谷茂各氏らが総務会で執行部批判を繰り広げていることに触れ「総務会は視界が悪くK点超えは大変だ」。「K点の近くには江藤隆美、衛藤征士郎両氏の『E』が二人座わり、最近はEKラインと言われている。手を上げて激しく意見を言う彼らに反論する議員は少ないんです」と解説。さらに「(宇宙人の)ETはほほ笑ましいけれど、EKはいい加減に扱えない」。反執行部派は異星人と言いたかった?

○・・・自由党の野田毅幹事長は、この日の衆院予算委員会での橋本龍太郎首相との質疑について記者団に「言い逃れに終始しており、むなしいの一言だ。最高責任者としての責任を果たしていない」と切り捨てた。「橋本首相では経済の立て直しができない。首相交代が最大の景気対策だ」とも。橋本政権を野球に例えて「消化試合に入っている感じだ」と指摘したが、「次のピッチャーとして自由党が期待する人は」との質問には、保保連合論が勢いを失っているだけに、途端にモゴモゴ。野田氏の舌ぼうも龍頭蛇尾に。《共同通信》



4月13日のできごと