平成3388日目

1998/04/18

【北朝鮮による日本人拉致疑惑】初の全国集会

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致された疑いのある日本人の救出を求め、家族や支援団体が18日、東京都豊島区の豊島区民センターで初の全国集会を開いた。

集会には、1978年に小浜市で行方不明になった地村保志さん=当時(23)=、浜本富貴恵さん=当時(23)=ら8人の家族や支援者ら約300人が出席。韓国に亡命し、拉致問題について話している北朝鮮の元工作員安明進さんの国会招致などを求める決議をした。

講演したジャーナリストの櫻井よしこさんは「(北朝鮮に)物を与え、腰を低くしてお願いするのが、この問題の解決につながるとはとても思えない。いい加減な援助はしてほしくない」と語った。

77年に新潟市で行方不明になった横田めぐみさん=当時(13)=の父、滋さん(65)は「問題の解決にはいつまでも叫び続けることが大事」と強調。78年に上越市の海岸で失踪した大学生蓮池薫さん=当時(20)=の母ハツイさんは「空も海も続いているのに、なぜ帰れないのかと思うと、泣き叫びたいこともあった」と涙声で訴えた。《福井新聞》



【清子内親王殿下】29歳の誕生日

天皇家の長女紀宮さまは18日、29歳の誕生日を迎えられた。宮内記者会の質問に文書で回答し「よい積み重ねができたと思える一年を過ごしたい」などと20代最後の一年への抱負を寄せた。

結婚については「事を急ぐだけでなく大切に」などと回答した以前の考えと「変わっておりません」と答えた。

この一年の出来事では、少年犯罪の多発などに触れ「問題を時代の責任にして憂いてだけいる傾向になりやすいことが最も残念。皆がそれぞれの立場で問題に取り組むことが大切」とメッセージを送った。

長野五輪、パラリンピックで「しっかりと自立して、自分への挑戦を続ける人々の人間的な深さや強さに勇気づけられた」と振り返り、うれしかったこととしてパラリンピックへの国内の関心の高さや、宇宙飛行士の土井隆雄さんの活躍などを挙げた。《共同通信》

【Jリーグ第1ステージ】第7節

Jリーグ第1ステージ第7節(18日・横浜国際総合競技場ほか=9試合)ヴェルディ川崎が6連勝し、勝ち点を18に伸ばして1996年第2節(3月20日)以来、2年ぶりの首位に立った。ベルマーレ平塚が勝ち点1差の2位につけ、3位はジュビロ磐田。トップだった鹿島アントラーズは横浜マリノスに敗れ、4位に後退した。川崎は、セレッソ大阪に先行されたが、高木琢のゴールなどで逆転して逃げ切った。C大阪の森島は自身の持つ開幕からの連続得点試合の記録を「7」に伸ばした。平塚は、リカルジーニョがVゴールを決めアビスパ福岡を下した。福岡は7連敗。磐田は、Jリーグ史上2人目の2試合連続ハットトリックを達成した中山の4得点などで大勝した。横浜フリューゲルスは連敗を5で止めた。《共同通信》

【メリルリンチ日本証券】旧山一2000人引き継ぎ入社式

世界最大の証券会社、米メリルリンチは、個人客を中心にした証券業務を日本で展開するため「メリルリンチ日本証券」を発足させ18日、入社式「ウエルカム・ミーティング」を東京・丸の内の東京国際フォーラムで開いた。

メリルリンチ日本証券は、自主廃業を決めた山一證券から社員、店舗を引き継いで発足した。免許を取得次第、7月にも営業を開始する。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】桜を見る会

恒例の橋本龍太郎首相主催「桜を見る会」が18日午前、東京・新宿御苑で開かれた。ペルー大使公邸人質事件関係者や長野冬季五輪関係者ら約8000人が招待され、満開の八重桜を楽しんだ。

曇り空だったが、苑内を回る首相と久美子夫人に、握手や記念撮影を求めて招待客が押し寄せ、このところ経済失策を追及され険しい表情ばかりが目立つ首相も、満面の笑みを浮かべて上機嫌。長野パラリンピック出場の大日方邦子選手(アルペンスキー)らに「パラリンピック全体をまとめたビデオがあったら贈ってほしい」などと気さくに声を掛けていた。

首相はこの後、ロシアのエリツィン大統領との非公式首脳会談に臨むため、静岡県伊東市に向かった。《共同通信》

【ロシア・エリツィン大統領】来日

ロシアのエリツィン大統領は日本時間18日未明、ナイナ夫人、二女のタチヤナさんとともに大統領専用機でモスクワを出発、同日昼すぎに羽田空港に到着した。大統領は夫人とともに元気そうにタラップを下りた。エリツィン大統領の来日は1993(平成5)年11月以来4年半ぶりで、議員時代も含め4度目。橋本龍太郎首相とは、昨年11月のクラスノヤルスク(東シベリア)以来の会談となる。

両国政府は、静岡県・川奈で開く今回の非公式首脳会談を、両首脳の個人的信頼関係を深めるための「ノーネクタイの胸襟を開いた信頼醸成サミット」(外務省筋)と位置付けている。2回にわたる会談で両首脳は、今秋以降の相互公式訪問を確認する見込みだ。

「2000年までに平和条約を締結するよう全力を尽くす」としたクラスノヤルスク合意を前進させ、条約締結に道筋をつけられるかが最大の焦点となる。大統領には、ネムツォフ第一副首相代行、ヤストルジェムプスキー大統領報道官らも同行した。

エリツィン大統領は、羽田空港で小渕恵三外相、丹波実外務審議官らの出迎えを受けた後、直ちに外相とともに自衛隊ヘリコプターで、橋本首相夫妻が待つ川奈に移動。夕方には、滞在先の川奈ホテルで一回目の首脳会談を行う予定だ。《共同通信》

【ロシア・エリツィン大統領】結婚披露宴に飛び入り参加

「仲良くして、たくさん子どもが授かりますように」。訪日したロシアのエリツィン大統領は18日、首脳会談場所の静岡県伊東市の川奈ホテルで、この日ただ一組行われた結婚式の披露宴に橋本龍太郎首相と飛び入り参加、新郎新婦をキスで祝福した。

派手なパフォーマンスで知られる大統領が、友好的な雰囲気を自ら盛り上げようとした、来日早々のハプニングだった。第一回会談の約30分前。「お待たせしました」のアナウンスで、両首脳夫妻は「オーッ」という歓声を上げて握手を求める披露宴の招待客にもみくちゃになりながら、会場のひな壇へ。大統領が新婦に赤い包みをプレゼントし手にキス、ナイナ夫人も花束を渡し、ほおに祝福のキスをした。

「お二人にロシアを代表してお祝いを言いたい。ロシアと日本の首脳が出席した結婚式はないと思う」と緑のセーターの大統領。「一緒に記念撮影しましょう」と新郎新婦を促し、橋本首相、久美子夫人と記念撮影をすると、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

新郎の後藤直也さん(27)は「(大統領夫妻に)話し掛けられ、答えていいのか戸惑った」。新婦(旧姓高見)佳由さん(27)は「4人とも優しそうで、思ったよりリラックスできた」と顏を紅潮させていた。

これより先、エリツィン大統領は近くの静岡県戸田村や伊東市の小中学生計74人らの出迎えを受け、満面の笑みを浮かべ歓迎の花束を手に上機嫌だった。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】ロシア・エリツィン大統領と会談

ロシアのエリツィン大統領は18日午後、大統領専用機で来日、静岡県伊東市川奈のホテルで同日夕に橋本龍太郎首相と1回目の非公式首脳会談を行った。

会談で大統領は「(現在交渉中の)平和条約の枠組みを広げ、平和友好協力条約を結ぶ」ことを提案した。両首脳は今秋に首相がモスクワを、来年には大統領が東京をそれぞれ公式相互訪問することで合意した。今年6、7月ごろにロシア新首相を訪日させる意向も示した。《共同通信》



4月18日のできごと