平成3384日目

1998/04/14

【橋本龍太郎首相】退陣要求を拒否

衆参両院は14日の本会議で、4兆円の特別減税実施など総額16兆円超の総合経済対策をめぐり、橋本龍太郎首相や松永光蔵相の見解をただした。

野党各会派が経済失政と政策転換の遅れを挙げ、首相の早期退陣や衆院解散・総選挙を求めたのに対し、首相は「大切な時期に政治的な空白をつくるべきではない」と拒否。「今後とも責任をもって構造改革を進め、景気回復に努める」と政権担当に引き続き強い決意を表明した。《共同通信》



【天皇、皇后両陛下】伊大統領迎え晩さん会

国賓として来日したイタリアのスカルファロ大統領を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が14日夜、皇居・宮殿の「豊明殿」で開かれた。イタリア側から大統領、大統領の長女マリアンナさんら、日本側から両陛下、皇太子ご夫妻、橋本龍太郎首相ら計約140人が出席。

晩さん会の終わり近く、天皇陛下が「貴国とわが国は先の大戦の経験から、戦争の大きな痛みを知っています。両国の関係が、世界平和のためにも強固なものとなるよう希望します」などと述べられた。

大統領は「私のようにあの想像を絶する悲劇の時代を生きた者は、いかなる戦争に対しても断固として反対すべきだとの思いを新たにします」とスピーチ。イタリア国歌と君が代を演奏し、全員で乾杯した。

出席者は、宮内庁楽部が演奏するイタリア民謡などが流れる中、フランス料理で歓談した。《共同通信》

【JR総武線】隅田川鉄橋に男、11万人大迷惑

14日午前7時半ごろ、東京都台東区柳橋1丁目のJR総武線浅草橋ー両国間の隅田川にかかる鉄橋のアーチに男性1人が上っていると110番があった。警視庁蔵前署員や消防のレスキュー隊員らが現場に出動、午前10時半すぎ、約3時間ぶりに説得に応じて線路に降りてきた住所不定、無職の男(44)を鉄道営業法違反で現行犯逮捕した。

このため総武線は同9時ごろから現場付近で徐行運転。同午前10時15分ごろから各駅停車の三鷹ー千葉間全線で、同線快速電車も東京ー千葉間全線で運転を見合わせた。

男を逮捕した後、同11時ごろ運転を再開したが、37本が運休、特急「成田エクスプレス」を含む98本が50〜5分遅れ、約11万人に影響が出た。

調べによると隅田川鉄橋は長さ約170メートル。男は線路から高さ約10メートルの鉄橋アーチの頂上部まで上り「近寄ると飛び降りる」などと言って居座った。

蔵前署員らがハンドマイクなどで男に降りるよう説得したが、男は居座り続け午前10時38分、自分から降りてきた。男は特に要求することはなく、取り押さえた蔵前署などで動機などを調べている。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は14日、JR東海が新幹線の運転士として女性を乗務させることを決めたことについて「僕はいいことだと思うよ」とフェミニストを標ぼうする首相らしい評価。「僕の(母校慶大)剣道部の後輩が最初の女性車掌だったから、かなりマスコミにもかわいがっていただいた」と後輩の思い出話を披露したが、「最初という記録は破られることがないからね」としみじみ付け足したのは、不名誉な記録を塗り替えている数々の経済指標が頭をよぎったせい?

○・・・民主党の菅直人代表はこの日の代議士会で、政府が一時、松永光蔵相のG7欠席を決めたことを取り上げ「行こうと行くまいと官僚が行っていればいいという姿勢の表れで、橋本政権は官僚主導政権であることは明らかだ」と厳しく批判。その一方で、同党の石井一国対委員長が「国際的に通用する話か」と政府側にねじ込んで、蔵相派遣が実現したことを挙げ、「官僚主導ではなく、民の政権をつくる一歩だ」と自画自賛。敵失ながらも久しぶりの得点に、意気盛んなところを見せていた。《共同通信》



4月14日のできごと