平成4551日目
2001/06/24
この日のできごと(何の日)
【京福電鉄列車衝突事故】
24日午後6時8分ごろ、勝山市の京福電鉄越前本線保田−発坂間で、福井発勝山行き下り急行電車=A運転士(36)、1両編成=と勝山発福井行き上り普通電車=S運転士(22)、1両編成=が正面衝突し、乗客ら計25人が重軽傷を負った。
京福電鉄越前本線はわずか半年前の昨年12月17日にも運転士1人が死亡、乗客ら25人がけがをする正面衝突事故を起こしており、同社の運行、安全管理体制の在り方が厳しく問われそうだ。
事態を重視した国道交通省中部運輸局は、京福電鉄に対し、越前本線など3路線をバス運行に切り替えるよう指示し、係員ら6人を現地に派遣した。
勝山署によると、現場は単線で発坂駅から福井寄りに約300メートルの地点。発坂駅は電車がすれ違えるように線路が2本あるが、到着した上り普通電車は同駅ですれ違う予定の下り急行電車を待たずに発車、バネ式のポイントを通過して進行し衝突した可能性があるとみている。
運転士の赤信号見落としや信号が何らかの理由で故障して青を示していたことも考えられ、25日午前10時から現場検証をして調べる。
京福電鉄によると、現場には列車自動停止装置(ATS)はなかった。普通電車のS運転士は昨年6月入社し、見習い期間を経て今年2月から正式に運転業務に就いていた。A運転士は5年半の運転経験があった。
S運転士はこの日、福井−勝山間を2往復した後、3往復目の途中で事故を起こした。
同電鉄は、事故時に変電所が停電したため、事故を知ったという。《北國新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【競馬・第42回宝塚記念】
第42回宝塚記念(24日・阪神11R2200メートル芝12頭、GI)2番人気のメイショウドトウ(安田康彦騎乗)が2分11秒7でGI初制覇。賞金1億3200万円を獲得した。安田康騎手、安田伊佐夫調教師は、いずれもこのレース初勝利。
1番人気のテイエムオペラオーは2着。シンボリルドルフを抜く、史上最多のGIレース8勝を逃し、GI連勝記録は「6」でストップした。
3番手を追走したドトウが4コーナーから早めのスパート、直線で一気に抜け出した。中位を進んだオペラオーは4コーナーで不利があり後退。ゴール前、外から猛追したが、粘るシークレットを鼻差でかわして2着に入るのが、精いっぱいだった。《共同通信》
【東京都議選】自民が53議席獲得
小泉政権発足後、初の大型選挙で、7月の参院選の前哨戦となった東京都議選(定数127)は24日投開票され、「小泉人気」に乗って無党派層も取り込んだ自民党は公認55人のうち53人が当選し勝利した。民主党は目標の22議席を確保した。公明党は23人全員当選し第二党に復帰、共産党は大幅に減らして15人にとどまった。女性は19人で過去最多。
驚異的な内閣支持率を維持する小泉純一郎首相の「改革断行」路線の初の審判。都市部で支持を減らし続けていた自民党は得票率を36%に増やし、複数区でほとんどがトップ当選。自民党幹部は参院選に自信を示した。民主党は昨年の総選挙に比べて得票率を大幅に減らし勢いを欠いた。各党の参院選戦略に大きな影響を与えそうだ。
投票率は50.08%で、過去最低だった前回の40.80%を9.28上回った。《共同通信》
【ローマ法王】ウクライナでミサ
ウクライナ訪問中のローマ法王ヨハネ・パウロ二世(81)は24日、首都キエフ郊外のチャイカ飛行場で15万人(警察発表)の信者を前に野外ミサを行い「ロシア正教の発祥の地であるキエフを祝福する。訪問実現に感謝する」と述べ、間接的ながら、東西教会の和解に向け努力する意向を表明した。
法王はカトリック教会の最高指導者として23日、東方正教信者が多数を占めるスラブ圏国家への初訪問を実現させた。ロシア正教側の阻止行動はクチマ政権の警備強化で抑え込まれた形。法王は1000年に及び分裂している東西教会の和解という悲願の実現に向けて、歴史的第一歩を踏み出した。《共同通信》
【この日の民主党】
[東京都議会議員選挙]逆風の中公認22人、推薦2人が当選 任期満了に伴う東京都議会議員選挙は24日投開票が行なわれ、民主党は公認候補22人が当選した。改選前の13議席を超え、鳩山代表が選挙前に勝敗ラインとした20議席を上回った。一方で11人の公認候補が苦杯をなめた。また無所属で民主党の推薦候補も2人が当選。さらに選挙協力した東京生活者ネットワークの5人の推薦候補者が当選した。
最終投票率は50.08%で、過去最低の前回を10ポイント近く上回ったが、特定の政党を支持しない有権者の多くが小泉ブームを受けた自民党候補に流れ、この夏の参議院選挙に向けて大きな課題を残す結果となった。鳩山代表は記者会見で「小泉人気で相当票が動いたことは明らかだ。その中で民主党の「元祖・構造改革」の力がそれなりに認めていただいた結果だ。参院選に向け、今後も改革政党として国民の求める改革の実現に努力する」と厳しい表情で語った。《民主党ニュース》