平成4445日目

2001/03/10

【森喜朗首相】事実上の辞意表明

森首相(自民党総裁)は10日夜、首相校庭で古賀幹事長ら自民党五役と会談し、9月まで任期がある党総裁を途中で辞任して総裁選を繰り上げ実施する意向を示し、事実上、退陣を表明した。

ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)事件など一連の不祥事について「真摯な反省」に言及し、退陣の理由が不祥事の引責であることを強調した。

総裁選の実施時期は、首相と党執行部であらためて協議するが、2001年度予算成立後の4月前半に実施される方向。これにより、首相の「4月退陣」が確定し、今後、自民党各派による後継調整が本格化する。《読売新聞》

「(進退の伝達は)していません。何度も言っているでしょ」。10日夜、“辞任表明”の場として設定された自民党五役との会談の前後、森喜朗首相は記者団の質問に対し、いら立たしげにこう語った。

党内外での退陣要求が頂点に達し、4月退陣は既定路線とされる。だが、首相は会談直前まで福田康夫官房長官ら森派幹部と「作戦会議」を行うなど、橋本、堀内派など党執行部不在の不本意な退陣劇に激しく抵抗を試みた。

首相はこの日午前、東京・瀬田の私邸の自室にこもり、党関係者に電話を掛けまくった。首相周辺によると、自宅には地元からの激励の電話やファクスが相次ぎ、首相は昼には和やかに家族と食事を共にしたという。

ただ、自宅を出発する際は、カメラを避けるため、ふだんは玄関前に止める公用車を車庫まで入れさせた上で乗り込む慎重ぶりで、報道に神経質になっている一面をのぞかせた。

10日午後5時前、官邸に着いた首相は茶封筒を抱え、うつむきながら、やや疲れた表情で足早に公邸に入った。この後、公邸を出て散髪に出掛けた首相の行動に、記者団が「いよいよ覚悟を決めたか」と色めき立つ一幕もあったが、公邸に戻った首相は、福田長官、安倍晋三官房副長官らと党五役との会談の打ち合わせを行った。

会談は当初、午後9時から30分程度とみられていたが、古賀誠幹事長らが玄関に姿を見せたのは50分後。「総裁選の繰り上げ実施は、事実上の辞意表明か」。記者団の矢継ぎ早の質問に古賀氏らは「そんなことはない」と口をそろえるだけだった。10日午後10時10分過ぎ、首相は、いつもと変わらぬ表情で公邸を後にした。《共同通信》




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【野党】即退陣を要求

森首相の事実上の退陣表明を受け、野党各党は10日、即刻内閣総辞職すべきだなどと批判した。12日には幹事長・書記局長会談などを開き、参院での首相問責決議案の早期提出を決める可能性も出ている。

民主党の鳩山代表は10日の大津市内での街頭演説で、「自民党政治は日本を明るい未来に導くことはできない。(ポスト森に)野中広務・前幹事長や小泉純一郎・元厚相らの名前が出ているが、表紙が代わるだけで中身は何も変わらない」と強調した。

特に、退陣時期が予算成立後となったことについて、野党内には「辞めると言いながら居座ることは、国会や経済にとってマイナスだ」(菅民主党幹事長)「派閥抗争による選挙向けの茶番劇。国民を愚ろうしている」(土井社民党党首)との反発が強い。《読売新聞》

【J1】開幕

Jリーグ1部(J1)は10日、前期が開幕した。各地で7試合が行われ、磐田は市原に4−1で快勝し、柏もゼロックス杯優勝の清水を2−1で破り、優勝候補の両チームが好スタートを切った。昨年の前期を制した横浜Mha、神戸に延長Vゴール負けした。

札幌は敵地でC大阪と対戦し、終了間際に播戸の決勝ゴールでJ1昇格初戦を白星で飾った。名古屋は同じく昇格した浦和を2−0で退けた。初の東京ダービーは、F東京が呂比須の延長Vゴールで東京Vに逆転勝ち。福岡は久永の2得点でG大阪を下した。昨季3冠の鹿島は、11日に広島と初戦を迎える。《共同通信》

サッカーのワールドカップ日韓大会を来年に控え、Jリーグが開幕—。東京・府中市の東京スタジアムは10日にオープンし、初の公式戦が開かれた。今年から本拠地を同スタジアムに移した東京ヴェルディと、FC東京が激突する初の「東京ダービー」とあって、スタンドは4万4000人のサポーターで埋まった。

キックオフは午後5時。ピッチがライトに照らされると、芝生のグリーンが鮮やかに浮かび上がった。試合は延長VゴールでFC東京が勝ちをおさめ、開幕ムードは最高潮に。

始球式では、石原都知事が日本代表チームのユニホームで登場し、高校時代、サッカー部で鍛えたドリブルを披露した。《読売新聞》

【スピードスケート・世界距離別選手権】

スピードスケートの世界距離別選手権第2日は10日、米ユタ州ソルトレイクシティ近郊の五輪オーバルで男女計4種目を行い、男子500メートルで長野五輪金メダリストの清水宏保(NEC)が2回目に34秒32の世界新記録をマーク、合計タイム1分8秒96で4年連続5度目の優勝をした。日本はこの種目で負けなしの6連勝。従来の世界記録はジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)の34秒63。

1回目に34秒64の日本新記録でトップに立った清水は2回目に世界記録を大幅に更新しあ。2位はウォザースプーンで、2回とも34秒台の堀井学(PJMジャパン)が4位に入った。《共同通信》



3月10日 その日のできごと(何の日)