平成4270日目
2000/09/16
この日のできごと(何の日)
【シドニー五輪】第2日
第27回夏季オリンピック・シドニー大会第2日は16日、シドニーで本格的に競技が始まり、日本勢は柔道で女子48キロ級の田村亮子(トヨタ自動車)と男子60キロ級の野村忠宏(ミキハウス)が金メダルを獲得し、競泳女子400メートル個人メドレーの田島寧子(日体大)が銀とメダルラッシュに沸いた。
過去2大会銀の田村は決勝で、リュボフ・ブロレトワ(ロシア)を相手に内またを決め、鮮やかな一本勝ちで悲願の頂点に立った。
アトランタ五輪覇者の野村は、決勝の開始早々に隅落としで鄭富競(韓国)から一本を奪い、ロサンゼルス、ソウル両大会の斉藤仁に続く日本選手2人目の2連覇を達成した。
田島は競泳最初の決勝レースで4分35秒96の日本新で2位となり、日本勢の今大会メダル第1号に輝いた。日本選手が競泳でメダルを取ったのは、バルセロナ五輪女子200メートル平泳ぎで優勝した岩崎恭子以来2大会ぶりで、個人メドレー種目では史上初ヤナ・クロチコワ(ウクライナ)が4分33秒59の世界新で優勝した。
今大会の競泳選手で最も注目を集める地元期待のイアン・ソープ(オーストラリア)は男子400メートル自由形で3分40秒59の世界新をマークして優勝。400メートルリレーでも、最終泳者で米国を逆転し、2つ目の金メダルを手に入れた。《共同通信》
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【大相撲秋場所】14日目
大相撲秋場所14日目(16日・両国国技館)横綱武蔵丸が大関魁皇を押し出して全勝を守り、1財力士がいないため千秋楽を残して優勝を決めた。武蔵丸の優勝は5場所ぶり8度目。横綱曙は大関千代大海を寄り切り12勝2敗とした。千代大海は5敗目。大関雅山は旭天鵬を寄り切って勝ち越しを決め、かど番を脱した。大関出島は小結貴ノ浪に敗れ、魁皇とともに4敗目。貴ノ浪は9勝目。関脇武双山は若の里に敗れて10勝目を逃し、千秋楽に大関復帰を懸けることになった。十両は琴光喜が13勝1敗で優勝を決めた。《共同通信》
【富山・立山】資材搬送中のヘリ墜落
16日午前8時50分ごろ、富山県立山町芦峅寺の北アルプス・立山の天狗平付近(標高2400メートル)で工事用資材を運搬中のヘリコプターが墜落、炎上した。埼玉県川越市のエースヘリコプター所有で、操縦士のAさん(46)=千葉県成田市=が操縦し、同じく操縦士のBさん(47)=埼玉県北川辺町=と、整備士のCさん(42)=川越市=が同乗。AさんとBさんは現場で焼死体で見つかった。ヘリから脱出したCさんは富山県のヘリが富山市内の病院に搬送したが、やけどで重傷。
県警上市署の調べでは、ヘリは立山町の土木建設業者がチャーターし、立山黒部アルペンルートの道路修復用資材を運ぶため、事故現場付近の国見ヘリポートと室堂駅近くの「雪の大谷」にある工事現場を往復。この日1回目の資材運搬を終えて同ヘリポートに戻り、着陸しようとして強風にあおられ、バランスを崩して墜落したらしい。フェーン現象で、アルペンルートの室堂駅では午前9時現在、約10メートルの南東の風が吹いていた。《毎日新聞》
【ペルー・フジモリ大統領】退任表明
ペルーのフジモリ大統領(62)は16日夜、テレビを通じて国民向けに演説し、野党国会議員に対する買収疑惑が表面化した国家情報機関(SIN)の活動を停止するとともに、大統領選と国会議員選挙を速やかに実施する考えを表明した。
ことし三期目に入った大統領は自らは「選挙に参加しない」と言明、事実上任期途中で退任する意向を示した。ペルーのマスコミや国民は突然の発表に驚いており、大統領が不祥事の責任を取って退任すると受け止めている。《共同通信》