平成4269日目

2000/09/15

この日のできごと(何の日)

【シドニー五輪】開会式

第27回夏季オリンピック・シドニー大会は15日、シドニーの五輪スタジアムでの開会式で開幕した。韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の合同入場行進が初めて実現。新たな世紀に向け「融和」のメッセージを世界中に発信した。20世紀最後の祭典には、個人参加の東ティモールを含む史上最多の200カ国・地域、約1万6000人の選手・役員が参加。日本は439人の選手と役員を送り込んだ。

開会式で、南北和解への象徴となる行進は「KOREA(コリア)」のプラカードが先導し、南北の二人が白地に青く朝鮮半島の形を描いた「統一旗」を一緒に掲げ、先頭で歩を進めた。

南北合わせ約180人が胸に統一旗のマークを着けた濃紺のブレザー姿で続く。選手が互いにつないだ両手を挙げると、約10万人の観衆は総立ちで拍手を送った。朝鮮戦争から50年。分断から融和へ。笑顔あふれる歩みが、南北統一への希望を膨らませた。

開会式は夕やみ迫る午後6時(日本時間午後4時)始まった。気温14度。アトラクションにはオーストラリアで迫害されてきた先住民アボリジニも登場し、人種、民族の融和をアピールした。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【石川県金沢市】アピタ金沢店開業

北陸の流通各社が秋商戦に合わせ、店舗や売り場の再編を進めている。ユニー北陸本部(金沢市)は15日、サンテラスユニー金沢店を再生したアピタ金沢店を開業し、金沢市内の専門店ビルではカジュアル科の「ユニクロ」など人気ブランド店をまとめてオープンさせた。

個人消費が本格回復に至らず夏物も一部の季節商品を除き全体に動きが鈍かっただけに、各店とも相次いで弱かった部門や好調分野の強化に動き、巻き返しを狙っている。《北國新聞》

【大相撲秋場所】13日目

大相撲秋場所13日目(15日・両国国技館)横綱武蔵丸は大関千代大海を引き落として初日から13連勝。星一つの差で迫っていた横綱曙は大関出島にはたき込まれて2敗目を喫した。この結果、優勝争いは両横綱に絞られ、14日目に武蔵丸が勝つか、両者とも敗れた場合、武蔵丸の5場所ぶり8度目の優勝が決まる。新大関魁皇は和歌乃山を下して、出島とともに白星を二けたに乗せた。関脇武双山は9勝目を挙げ、大関復帰へあと1勝とした。《共同通信》

【森喜朗首相】高齢者と交流、避難児童を激励

「おじいちゃん、おばあちゃんもパソコンを使わなきゃいけない時代に一なる」−。森喜朗首相は「敬老の日」の15日、東京・三鷹市を訪れ、高齢者のパソコン講習会を視察した。故小渕恵三前首相が国民との対話を求めて行った「タウンミーティング」に習ったものだが、低迷が続く内閣支持率のアップに果たして、つながるかどうか。

首相は講習会で、テレビ電話で孫(3つ)と会話し、「今度、ご飯一緒に食べようね」などと声を掛けた。「早く帰ってきてね」と頼む孫に「はい、分かりました」と相好を崩すなど、好々爺ぶりを発揮。「いよいよ老人の世界に入ったな、おれも」と笑いを誘った。この後、首相は同市公会堂で催された「敬老の集い」であいさつし、「日本中の老人ホームにパソコンを配ったらいいと思っている。指先や頭を使うから健康になる」とパソコンの勧め。中庭に設けられた模擬店にも立ち寄り、抹茶を飲みながら、お年寄りと談笑していた。

森喜朗首相は15日午前、東京都あきる野市の都立秋川高校を訪れ、噴火活動が続く伊豆諸島・三宅島から避難している児童、生徒らを激励するとともに、三宅村の山田照一教育委員長らと意見交換し、政府への要望を聞いた。この日首相は、午前5時起きで東京・瀬田の自宅を出発。同校で、寮生活する児童らとパン、野菜スープ、果物などの朝食を取りながら、「洗濯はどうしているの」「好きな食べ物は」などと語りかけ、避難生活の苦労をねぎらった。

さらに、前日視察した三宅島の様子を伝えながら「災害だけれども、逆にこんな貴い経験ができたことは、人生を歩む中で必ず役に立つ」とあいさつ。記者団に対しても「(噴火活動が)いつまで続くかは神のみぞ知る。だが、三宅村や東京都と相談しながら国が支援できることは最優先でしていきたい」と力を込めた。《共同通信》

【米印首脳会談】

15日のクリントン米大統領とインドのバジパイ首相の首脳会談は、米国の南アジア外交が、従来のパキスタン重見からインド重視に完全に転換したことを印象付けた。

両首脳は会談後発表した共同声明で「米国とインドの関係緊密化は、全世界の平和と繁栄、民主主義の発展に決定的な要素」と、両国関係が21世紀の世界に対し極めて大きな影撃力を持つとの共通認識を表明した。

冷戦終了後に就任、経済発展を最優先の課題としてきたクリントン大統領にとって、パキスタンからインドへ軸足を移すことは必然の行動といえた。

15日の記者会見で「南アジア第一の同盟国の座はパキスタンからインドに変わったのか」と質問された国務省おインダーファース南アジア担当次官補は「インドとの関係緊密化は、米国とパキスタンとの関係が疎遠になることを意味しているわけではない」と説明した。

しかし別の国務省当局者は「現在の米国にとって重要なのは、巨大な市場となりうる国と安定した関係を築くことだ」として、将来界最大の人口を有することが予想されるインドとの関係強化が、インドとパキスタンの核戦争回避とともに、南アジアでの最優先課題であることを打ち明けた。《共同通信》



9月15日 その日のできごと(何の日)