平成4017日目
2001/01/07
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】「予算の早期成立を」
小渕恵三首相は7日午前、首相官邸で開かれた今年最初の閣議であいさつし、「20日召集の通常国会で平成12年度予算の早期成立を図り、新年度から円滑に執行できるよう尽力願いたい」と、内閣の最大課題である「経済新生」を実現するため来年度予算の早期成立に全力で取り組む決意を強調した。
その上で10月19日に任期満了を迎える衆院の解散・総選挙について「どこかの時点で総選挙が行われ、3党連立の成果が問われる。確固たる政権基盤のもとで、3党の総力を結集し、難局に立ち向かいたいと述べ、与党3党の結束を呼び掛けた。
外交では、ことし7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)の成功が「まずは最大の課題だ」と指摘。サミットを通じ「グローバルな視点とアジアの関心を十分に反映した明るく力強いメッセージを発信したい」と述べた。
教育、社会保障など中長期的課題に関しては、有識者会議などを通じ「幅広く議論を行い、英知を結集して取り組みたい」との意欲を表明。来年1月6日からの中央省庁再編に向け、各閣僚に「新体制への円滑な移行に取り組むようお願いしたい」と、協力を求めた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【小渕恵三首相】「九州・沖縄サミット」ロゴマーク表彰式に出席
「九州・沖縄サミット」ロゴマーク表彰式が7日、総理官邸で行われた。今回のサミットのロゴマークについては、国民参加型のサミットを実現する観点から、初めての一般公募を昨年行ったもの。5570件の応募の中から採用されたのは、沖縄県沖縄市在住のグラフィックデザイナー、知念秀幸さんの作品。
あいさつの中で小渕総理は、「まさにこの『九州・沖縄サミット』のロゴマークにふさわしく、『赤』は参加国の情熱を、『青』は広く美しい海を表すもので、優れた作品であります」と、知念さんの作品を高く評価した。
優秀賞は、愛知県名古屋市在住の溝口義幸さんと大分県別府市在住の山田俊司さんが受賞した。奨励賞は、宮崎県清武町の小学校6年生・黒木英梨子さんが受賞した。《首相官邸》
1月7日、「九州・沖縄サミット」ロゴマーク表彰式が、官邸で行われた。今回のサミットのロゴマークについては、国民参加型のサミットを実現する観点から、初めての一般公募を昨年行ったもの。5570件の応募の中から採用されたのは、沖縄県沖縄市在住のグラフィックデザイナー、知念秀幸さんの作品。
あいさつの中で小渕首相は、「まさにこの『九州・沖縄サミット』のロゴマークにふさわしく、『赤』は参加国の情熱を、『青』は広く美しい海を表すもので、優れた作品であります」と、知念さんの作品を高く評価した。《首相官邸》
【第79回全国高校ラグビー大会】最終日
“トンガ旋風”を止めて、初の頂点に−。第79回全国高校ラグビー大会最終日は7日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝を行い、東海大仰星(大阪第三)が31−7で埼玉工大深谷(埼玉)を下し、初優勝。
前回の啓光学園に続き大阪勢が2大会連続で制覇した。
大阪と埼玉の両府県勢による初の決勝。東西のBシードの激突は、東海大仰星がマナセ、コリニアシのトンガ留学生を軸に攻める埼玉工大深谷を鋭い出足で封じた。
序盤こそ1トライずつを挙げたが、東海大仰星は前半終了間際にWTB正面が約60メートルの独走トライを奪うなど、計5トライの猛攻で、トンガパワーを圧倒した。《共同通信》
【サッカー・第78回全国高校選手権】第6日
サッカーの第78回全国高校選手権第6日は7日、東京・国立競技場で準決勝を行い、決勝は市船橋(千葉)と鹿児島実(鹿児島)の顔合わせとなった。市船橋は3年ぶり3度目、鹿児島実は4年ぶり2度目の高校日本一を目指す。
市船橋は初の決勝進出を狙う前橋育英(群馬)と0−0からPK戦にもつれ込み、4−2で競り勝った。市船橋は全国高校選手権では、PK戦4試合目で初勝利。
4年前に静岡学園(静岡)と優勝を分けた鹿児島実は攻撃力が爆発、FW田原の得点などで4−1と富山一(富山)に快勝した。
【ヤクルト・石井一久投手】木佐彩子アナとの婚約を発表
ヤクルトの石井一久投手(26)とフジテレビの人気アナウンサー、木佐彩子さん(28)が7日、婚約を発表した。婚姻届を出すのは3月の予定。2人の交際は1997年ごろから始まったという。
東京都内のホテルで会見した石井投手は「価値観や考え方が一緒のところがいい。2人でやっていこうと決めた」と笑顔を交えて話した。《共同通信》
【サッカー・城彰二選手】スペインに出発
Jリーグ1部(J1)の横浜F・マリノスからスペインリーグ1部のバリャドリードに期限付き移籍するサッカー日本代表FWの城彰二選手(24)が7日午前、成田発の全日空機でスペインに向け出発した。これに先立ち、同空港内で記者会見した城は、「ここからがスタート。新たな挑戦と思い、サッカーだけでなくすべてに成長したい」などと抱負を語った。早ければ16日の試合でデビューの可能性もある。
黒のスーツに身を包んだ城は、横浜の高坂弘己社長とともに、やや緊張した面持ちで会見に臨んだ。スペインリーグは攻撃的サッカーが特徴で、FWの城にとってはあこがれのリーグ。「長年の夢がかないわくわくしています」という。バリャドリードについては、「バランスの取れたチーム。FWにもいい選手が多い」との印象を語った。《共同通信》
【中馬弘毅氏】大阪府知事選出馬を断念
小渕恵三首相は7日、首相官邸に自民党大阪府連会長の中馬弘毅運輸政務次官を呼び、大阪府知事選への出馬を自重するよう要請、中馬氏はこれを受け入れた。
中馬氏の出馬断念で、連合大阪などが擁立する通産相の太田房江官房審議官(48)が自民党本部と、民主、公明両党など非共産の相乗り候補として出馬することがほぼ確定的となった。《共同通信》
【カルマパ17世】インドに亡命
7日付の英紙デーリー・テレグラフは、チベット仏教カギュ派の最高位の活仏であるカルマパ17世(14)が、歩いてヒマラヤ山脈を越えてインド国内に亡命した、と報じた。
これに対し中国政府の新聞弁公室は同日、カルマパ17世がこのほど、置き手紙を残して中国チベット自治区ラナを離れ出国したと発表。同紙の報道を事実上認めたものとみられる。
これほど高位の活仏の亡命は、1959年のチベット動乱で最高指導者ダライ・ラマ14世や故カルマバ16世がインドへ渡って以来40年ぶり。
カルマパ17世の合流で、四大宗派の最高位の活私は全員、ダライ・ラマ14世が設立したインド北部ダラムサラの「チベット亡命政府」にそろう。
これにより、中国政府とダライ・ラマの対立が激化し、自治区内の民族独立運動やチベット仏教界への締め付けが強まるのは必至だ。海外チベット人の間では、中国政府がダライ・ラマに近いカルマパ17世をわざと逃がしたとの憶測も流れている。《共同通信》
【ロシア軍】チェチェン首都攻略を一時停止
ロシア北カフカス司令部のトロシェフ副司令官は7日、チェチェン共和国の首都グロズヌイ攻略に向けた軍事作戦を一時停止すると発表した。首都攻略を目指しているロシア軍が攻撃を停止するのは初めて。
同副司令官は停止の理由について、首都グロズヌイに立てこもるイスラム武装勢力が市内にとどまる一般住民を「人間の盾」に利用していることや、武装勢力が化学薬品を爆発させたことで環境被害が広がり、住民への影響が懸念されることを挙げた。
同副司令官は軍事作戦停止の具体的期間は明らかにしなかったが、首都に対する空爆や砲撃など作戦を休止すると指摘。その上で首都市内に残る多数の一般住民の避難を待って作戦を再開する考えを示した。《時事通信》
【民主党ニュース】
「定数削減の冒頭処理は与党の党利党略の産物」熊谷幹事長代理が会見
民主党の熊谷弘幹事長代理は1月7日の記者会見で、20日から始まる通常国会への対応について「予算審議を徹底的に行いながら解散を求めていく」との方針を明らかにした。
このなかで熊谷幹事長代理は、本年度予算案について「これでこの先日本がやっていけるのかというブーイングが各地で満ちており、亡国予算だ」と批判。さらに「選挙準備は順調に進んでおり、国民にいつでも審判を仰ぐ態勢を基本にして国会運営を進めていく」と強調した。
また熊谷幹事長代理は、予算審議と並行して緊急に国会で解明すべき問題として、全銀協に対する自民党の政治資金要請疑惑や農水省構造改善局の汚職、沖縄・名護に建設予定の米軍基地「15年期限使用」をめぐる政府の二枚舌政策などを指摘。
最後に「政府・与党は国会が始まっても予算案提出を遅らせ、その間に衆議院の定数是正を強行する可能性がある」と述べながら、「与党が狙うこの問題の冒頭処理なるものは、あくまで合流に向けた党利党略の産物。慎重審議を強く要求していく」との姿勢を示した。