平成2318日目

平成7年5月14日(日)

1995/05/14

【長野五輪】開幕まで1000日

長野冬季五輪開幕まであと1000日となった14日、「長野オリンピック1000日前イベント」が長野県と東京都で催された。

長野市に完成したばかりのアイスホッケーA会場「ビッグハット」でのメーンイベントには市民約1万人が参加し、配られたペンライトを手に五輪ムードを盛り上げた。世界の国旗や五輪旗を持った子供たちのパレードや、専門学校生のデザインによる世界の国旗をイメージしたTシャツのショーなどが特設ステージで華やかに繰り広げられた。

ノルディックスキー複合の荻原健司、次晴兄弟(北野建設)ら五輪選手も登場し、日ごろのトレーニング方法や長野五輪にかける意気込みを披露した。

塚田佐・長野市長が「長野五輪まであと1000日。世界各国から来る皆さんを温かくお迎えします。大会をぜひ成功させましょう」と呼び掛け、全員でカウントダウンした。

東京会場では、渋谷駅前公園に設けられたカウントダウンボードの除幕式が行われた。斎藤英四郎組織委員会会長や国際オリンピック委員会の猪谷千春、岡野俊一郎両委員、フィギュアスケートの伊藤みどりさんらが自い綱を引っ張って除幕。その後斎藤会長と伊藤さんがスイッチを押し、ボードの電光掲示に1000日前を示す「1000」の文字がともった。《共同通信》



【全日本女子柔道選抜体重別選手権・48キロ級】田村亮子選手が5連覇

世界選手権の日本代表最終選考会を兼ねた全日本女子柔道選抜体重別選手権は14日、東京・代々木第二体育館で7階級を行い、48キロ級世界チャンピオンの田村亮子(帝京大)が同級で5連覇を果たした。

腹部の病気のため昨年12月の福岡国際女子大会以来の公式戦出場となった田村は技に本来の切れ味がなく、3試合とも一本勝ちを奪えなかった。長井淳子(埼玉大)と対戦した決勝は、残り約1分に大外落としで有効を奪い、苦しみながらも勝利を収めた。

72キロ超級は4月の全日本選手権で3連覇した阿武教子(明大)が、この大会でも3連覇を達成。56キロ級は溝口紀子(埼玉大大学院)が制し、過去3度優勝している52キロ級と合わせ2階級を制した。《共同通信》

【大相撲夏場所】8日目

大相撲夏場所8日目(14日・両国国技館)横綱貴乃花が関脇魁皇を左上手投げで破り8連勝、ただ一人ストレートで勝ち越しを決めた。横綱曙は寺尾を一方的に突き出し、浪乃花を押し出した大関武蔵丸とともに1敗を守った。大関若乃花は肥後ノ海を右上手投げで下して2敗を堅持したが、大関貴ノ浪は琴錦に押し出されて3敗となった。関脇安芸乃島は琴の若にはたき込まれて3敗目。今募所での大関昇進は難しくなった。《共同通信》

【自民党・加藤紘一政調会長】「参院選後も村山政権」

加藤自民党政調会長は14日のテレビ朝日の番組で、今夏の参院選後の政権の在り方について「(社会党内は)自民党の首相では問題になる。政治を安定させるには『ポスト村山』は村山だ」と述べ、参院選で社会党が大敗しても引き続き連立政権を維持し、村山首相が政権を運営すべきだとの考えを明らかにした。

加藤氏は「(内閣改造は)参院選挙後だろう」との見通しを示すとともに「いま、衆院解散はすべきではない」と強調した。

また経済界から連立政権批判が噴出していることに関し「自民党が消えることが政治を良くする、と言っていた人たちが、(保・保が)一緒になるべきだと言う。経済界の人たちの発言は軽すぎる」と、日経連の永野会長らを名指しで批判した。

加藤氏はこれに先立ちフジテレビの番組に出演し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対し「日米韓だけで(制裁措置を)強引にやろうとすれば、連立は非常な危機に陥るかもしれない」との認識を明らかにした。《共同通信》

【新進党・船田元氏】党運営を批判

新進党の船田元・元経企庁長官は14日午前のフジテレビの番組で小沢幹事長ら同党執行部の党運営について「限られた人でやっているし、暗い感じがする。明るくてダイナミックなものになるべきだ」と重ねて厳しく批判した。

さらに今後の政界再編の行方については「新進党としてうまくいっていないとすれば、さらに広い枠組み、組み合わせでやっていくことも議論しないといけない。政治理念、基本政策の根幹で理解しあえれば社会党などの人々とやってもかまわない」と述べ、新進党の枠を超えた政治勢力の再編が必要との考えを強調した。

船田氏らが提唱している「首相公選制」の狙いについて「政党の組み合わせを固定化させるよりも、首相の考えに近いか遠いかによって与党、野党が決まっていくので、(政界が)流動化する可能性が非常に強くなる」と説明、首相指名選挙で自由投票をすることによって政界再編を加速させたいとの考えを示した。《共同通信》

【新進党・羽田孜副党首】「村山内閣は早期退陣を」

新進党の羽田孜副党首は14日、同党の山形県総支部連合会結成大会に出席し「(村山内閣が)一日も早く退陣することが日本を間違った方向に持って行かないことだ」と内閣の早期退陣を主張した。

また記者会見で海部俊樹党首は「衆院の政治改革は制度として完結しており、総選挙はいつあってもおかしくない」と述べ、早い段階での解散総選挙への対応が必要との考えを示した。しかし、不信任決議案につ一いては「必要かどうか今から決めるべきことではな一い」と述べるにとどまった。

同党首は船田元・元経企一庁長官の執行部批判について「批判とは受け止めていない。党内にいろんな意見があって当然。建設的な気持ちで議論する」と話した。《共同通信》

【アルゼンチン大統領選挙】メネム氏が再選

アルゼンチン大統領選挙は14日深夜(日本時間15日午前)までの公式集計の結果、正義党(ペロン党)の現職カルロス・メネム大統領(64)が野党候補に大差をつけて事実上、再選を決めた。

メネム大統領は15日午前0時(同15日正午)、大統領府のバルコニーに立ち、五月広場に集まった約5000人の支持者を前に「この勝利を(3月に飛行機事故で死亡した)長男にささげる。アルゼンチンの発展に向け、改革を続けよう」と勝利の演説をした。

メネム氏は1952年の故フアン・ペロン大統領以来初の現職再選となる。2期目の任期は4年、就任は7月8日。

中央選挙管理委員会が発表した公式中間集計(開票率43%)によると、メネム大統領は得票率47.86%で、2位の祖国連帯戦線のホセ・ボルドン上院議員(49)(32.06%)に圧勝。1位候補が有効投票の45%以上を得票、または得票率40%以上で2位候補に10%以上の差をつければ、決選投票なしで当選が決まる。

中南米諸国の多くは大統領の連続再選を禁じてきたが、ペルーに続いてアルゼンチンは昨年、一回に限り連続再選を認める形に憲法を改正、ペルーのフジモリ大統領に続く現職再選となった。

89年発足のメネム政権はインフレ鎮静と経済安定化に成功、有権者はこの実績を評価し、安定持続と経済拡大に期待を託した。第2期メネム政権は、増大する失業の解消が最大の課題となる。《共同通信》

5月14日のできごと