平成2317日目

平成7年5月13日(土)

1995/05/13

【地下鉄サリン事件】麻原教祖の指示確実

オウム真理教(麻原彰晃教祖)に対する強制捜査を続ける警視庁は13日までに、逮捕した信者の供述などから教団「自治省大臣」で教団の特別任務を担当する「行動隊」の中枢幹部新実智光容疑者(31)=犯人隠匿容疑などで再逮捕=が、地下鉄サリン事件の犯行を指示するなど中心的にかかわったとの疑いを強めた。

サリンを製造したと自供した「科学班」責任者らが地下鉄事件直前、実行犯グループとみられる「特殊工作チーム」と合流していたことが既に判明しており、地下鉄事件は「行動隊」「特殊工作チーム」「化学班」が連携して実行した可能性が濃厚になった。

捜査当局は、教団内の複数の裏の部隊が組織的に事件に関与していたとみられることから、絶対的な権力を持つ麻原教祖の指示があったのは確実とみている。

警視庁など捜査当局は、麻原教祖を含む幹部を地下鉄サリン事件の殺人容疑で立件する方針で、「実行犯」の一部の割り出しを終えているが、既に逮捕した信者から、新たに、新実容疑者が地下鉄事件に深く関与したとの供述を得た。

さらに、事実上の「諜報省大臣」井上嘉浩容疑者(25)=逮捕監禁容疑で特別手配=が、地下鉄事件の実行犯ことみられる「特殊工作チーム」と事件前に結集した都内のアジトに、新実容疑者が出入りしているのが目撃されたことが分かり、新実容疑者の関与の疑いが強まった。新実容疑者が「行動」「隊」の幹部で教団内の地位も高いことから、捜査当局は地下鉄事件で指導的な役割を果たしたとみている。

アジトには「化学班」責任者でサリン製造に実験段階から携わったとみられる土谷正実容疑者(30)=犯人隠匿容疑で逮捕=や「科学技術省」幹部が事件直前に合流、サリン運び込みなどをした疑いが出ている。《共同通信》



【平井堅さん】デビューシングル「Precious Junk」発売

【Jリーグ・サントリーシリーズ】第16節

Jリーグ・サントリーシリーズ第16節(13日・カシマスタジアムほか=7試合)横浜マリノスと鹿島アントラーズがともに敗れ、勝ち点34(11勝5敗)の横浜Mが首位を守った。鹿島も11勝5敗だが、勝ち点。さらにベルマーレ平塚、ジュビロ磐田が10勝6敗で続き、1勝差に4チームが続く混戦となった。

横浜Mはジェフ市原に1−2で競り負け、鹿馬は清水エスパルスに0-1の敗戦。平塚はガンバ大阪を4-3で退け、磐田は3-1でセレッソ大阪に快勝しヴェルディ川崎はサンフレッチェ広島に3-1で勝ち、柏レイソルは横浜フリューゲルスを1-0で破り、横浜Fが最下位に落ちた、名古屋グランパスはPK戦で浦和レッズを下した。

サントリーシリーズは国際試合のため一時中断、6月17日から第17節が再開される。《共同通信》

【大相撲夏場所】7日目

大相撲夏場所7日目(13日・両国国技館)横綱貴乃花が左四つから湊富士を寄り切り、全勝を守った。1敗同士の大関武蔵丸−琴錦は武蔵丸がパワーで圧倒。横綱曙も関脇魁皇を引き落として1敗を堅持した。大関貴ノ浪は新小結剣晃のもろ差しからの速攻に敗れ2敗。武双山は小錦の左差しからの寄りに屈し2敗目。大関若乃花は寺尾を送り出して2敗をキープ。平幕で1敗だった春日富士も敗れた。この結果、幕内の全勝は依然貴乃花。それを1敗で曙、武蔵丸のハワイ勢が追う展開となった。十両は土佐ノ海ら3人が6勝1敗で並んでいる。《共同通信》

【村山富市首相】沖縄戦全没者追悼式出席を検討


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村山首相は沖縄県の「慰霊の日」に当たる6月23日に同県で開催される「沖縄戦全戦没者追悼式」に出席する方向で検討に入った。首相周辺が13日、明らかにした。正式に決まれば現職の首相としては1990年の海部首相以来の出席となる。《共同通信》

【日米自動車交渉】クリントン大統領「強硬策やむを得ず」

クリントン米大統領は13日、週末の全米向けラジオ演説の中で、暗礁に乗り上げている日米自動車・同部品分野交渉について「米国は対日制裁の候補リストを準備しており、日本と争うことをちゅうちょしない」と述べ、日本側の譲歩を引き出すために強硬策を断行することはやむを得ない、との考え方を表明した。

大統領は「日本の市場開放を目指す20カ月に及ぶ話し合いは壁に突き当たっている。自動車・同部品は「
米国経済に重要な位置を占め、日本の市場開放は米国の雇用を守るために必要だ」と同交渉の重要性を指摘した。

さらに、米国製自動車などに対する日本の貿易障壁が除かれることは、競争の活性化による価格低下を通じ「日本の消費者にとっても恩恵をもたらす」と、交渉が合意に達すれば日米双方の国益にかなう、との見解を強調した。《共同通信》

【目黒公証役場事務長拉致事件】教祖の主治医ら手配

警視庁大崎署捜査本部は、13日までに、目黒公証役場事務長Kさん(68)拉致事件の逮捕監禁容疑で、オウム真理教「法皇内庁副長官」で麻原彰晃教祖の主治医中川智正(32)、「諜報省」幹部H(30)の2容疑者を指名手配、警察庁は同日、2容疑者を特別手配した。

調べでは、中川容疑者は事実上の「諜報省大臣」井上嘉浩(25)、教団幹部M(29)の両容疑者=逮捕監禁容疑で特別手配=ら数人と共謀。今年2月28日午後4時半ごろ、東京都品川区上大崎の路上で帰宅途中のKさんをワゴン車に連れ込んで拉致した疑い。

中川容疑者はこのほかにも、脱会を決意していた名古屋市内の女性信者(30)を教団施設に連れ戻すため、女性信者のマンションに侵入したとして建造物侵入容疑で逮捕状が出ている。

中川容疑者は麻原教祖の身辺の警護を担当する「法皇内庁」の事実上のトップで、教団付属医院(AHI)顧問も兼ねている。

AHI院長の林郁夫容疑者(48)=監禁で起訴、犯人隠匿隠避で再逮捕=と共に薬物を使用した洗脳や拉致監禁事件に深く関与しているとみられ、主治医として麻原教祖と行動を共にしている可能性が強く、捜査本部は行方追及に全力を挙げている。《共同通信》

5月13日のできごと