平成3970日目

1999/11/21

この日のできごと(何の日)

【大相撲九州場所】千秋楽

大相撲九州場所千秋楽(21日・福岡国際センタ−)3敗のトップで並んでいた東西の横綱同士の直接対決で、武蔵丸が貴乃花をすくい投げで破り、12勝3敗で2場所連続7度目の優勝を遂げた。武蔵川部屋勢の優勝は5場所連続。武蔵丸はことし4度目の優勝で、貴乃花の7場所ぶりの復活優勝はならなかった。

大関同士の一番は、千代大海が出島を突き落とし9勝6敗。出島は4連敗で10勝5敗。かど番大関で負け越し、来場所は関脇に転落する貴ノ浪は、関脇魁皇に寄り切られ、6勝止まりで終わった。敢闘賞を受賞した魁皇は9連勝で11勝を挙げた。

十両は小城錦が大碇との優勝決定戦を制し、初優勝を決めた。来年の初場所は1月9日から東京・両国国技館で行われる。《共同通信》



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【大相撲・舞の海関】現役引退を表明

大相撲の西十両10枚目の舞の海(31)=青森県出身、出羽海部屋=が九州場所千秋楽の21日、引退を表明した。

舞の海は13日目に左足を負傷し、14日目を休場。千秋楽に再出場して幕下の若光翔に敗れた。6勝9敗で、来場所の幕下落ちの可能性もあった。年寄名跡取得のめどが立たないため、日本相撲協会には残らず、今後の身の振り方は未定。

舞の海は日大から平成2年夏場所幕下付け出しで初土俵。翌年秋場所で新入幕を果たし、幕内在位は通算36場所。最高位は小結だった。関取最軽量ながら、業師ぶりをいかんなく発揮して人気を集め、技能賞を5回獲得した。《共同通信》

【東京国際女子マラソン】

シドニー五輪女子マラソン日本代表の国内選考レース第1戦、東京国際女子マラソンは21日、東京・国立競技場を発着点とする42.195キロに外国招待選手8人を含む301選手が参加して行われ、昨年の北海道マラソン覇者の山口衛里(天満屋)が2時間22分12秒で初優勝した。高橋尚子(積水化学)が持つ2時間21分47秒の日本最高記録に次ぐ日本歴代2位の好記録だった。

気温が18度まで上がった中でのレース。山口は、スタート直後から飛び出した千葉真子(旭化成)をマークし、15キロ手前から逆に千葉を引き離してそのまま独走する圧勝だった。後半で盛り返したアトランタ五輪金メダルのファツマ・ロバ(エチオピア)が2時間27分5秒で2位となった。

実質的な初マラソンだった千葉は、37キロ付近から相次いで後続に抜かれ、2時間29分0秒で5位。1997年世界選手権優勝の鈴木博美(積水化学)は両足にマメができるアクシデントもあり、2時間31分29秒の9位に終わった。《共同通信》

【WBAスーパーバンタム級タイトル戦】石井広三選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は21日、名古屋市総合体育館で行われ、挑戦者で同級11位の石井広三(天熊丸木)は、チャンピオンのネストル・ガルサ(メキシコ)に12回2分8秒でTKO負けし、王座奪取に失敗した。

前東洋太平洋同級王者で、世界初挑戦だった石井の戦績は23戦21勝(14KO)2敗。ガルサは2度目の防衛に成功し、戦績を38戦27勝(29KO)1敗とした。

石井はガルサと勇敢に打ち合った。だが、クリーンヒットした後、連打につなげられなかった。12回は、王者の左フックでダウンを喫し、最後は防戦一方になったところで、レフェリーが試合を止めた。《共同通信》

石井は試合後、1時間以上も控室から出てこなかった。鼻を真っ赤にはらし、サングラスをかけて会見に現れた石井は「最後にガードが下がったのが敗因」と繰り返した。

世界初挑戦の重圧など全く感じさせなかった。接近戦から堂々と打ち合った。パンチを受けても、構わず打ち返した。

ガルサも驚異的なスタミナで反撃。互いにKO狙いのパンチを繰り出し、スリリングな攻防が続いた。そして迎えた最終ラウンド。それまで「ガルサのパンチは見えていたから怖くはなかった」という石井に一瞬油断が生まれる。王者の左フックをまともに受け、腰から崩れ落ちた。デビーュー以来、初めて喫するダウンだった。

1回TKO勝ちした8月の東洋太平洋王座決定戦の試合後、石井は「ガードが下がる癖を直したい」と話していた。果敢に攻め続けた姿勢は高く評価できる。だが、最大の欠点である防御の甘さが命取りになった。敗れはしたが、落ち込む必要はない。闘志あふれる戦いぶりとパワーは、十分世界に通用することを証明したのだから。《共同通信》

【J2】最終節

Jリーグ2部(J2)最終節(21日・大分市営陸上競技場ほか=5試合)前節2位だった大分トリニータが後半終了間際に追いつかれた末、引き分けに終わる劇的な展開。このため、1−0でアルビレックス新潟を破ったFC東京が2位に浮上し、既に優勝を決めている川崎フロンターレとともに来季の1部(J1)昇格を決定した。

東京は勝ち点64。J1昇格を目前にしていた大分はモンテディオ山形と延長の末1−1で引き分け、同63にとどまり、土壇場で順位が入れ替わった。《共同通信》

【ゴルフ・エリエール女子オープン】最終日

エリエール女子オープン最終日(21日・愛媛県エリエールGC松山=6352ヤード、パー72)首位タイでスタートした平瀬真由美が8バーディー、5ボギーの69で回り、通算10アンダーの206で優勝、賞金1350万円を獲得した。

平瀬は米ツアーの資格で参加した1996年の東レ・ジャパンクイーンズ以来の優勝で、国内ツアーは95年のNEC軽井沢に以来の17勝目になる。

平瀬は一時、トップに5打差までスコアを落としたが、15番から4連続バーディーで巻き返した。2位は大場美智恵。賞金ランク首位の村口史子は11位。《共同通信》

【自民党・森喜朗幹事長】解散は7月まで見送るべき

自民党の森喜朗幹事長は21日のフジテレビの報道番組で、日本が来年1月から主要国首脳会議(沖縄サミット)の議長国になることを指摘し、その間は「政治的な安定が大事だ」と強調。衆院の解散・総選挙は7月の沖縄サミットまでは見送るべきだとの考えを示した。

ここにきて自民党執行部が一斉に、早期解散の先送り論を展開し始めた狙いは「ほとんどの議員が1月解散で準備し始めている」(小泉純一郎元厚相)など、浮足立ちし始めた党内を当面、沈静化。今はまず二次補正予算案、来年度予算案の編成、成立などで「3党連立の成果」(野中広務幹事長代理)を掲げて政局運営での小渕恵三首相の求心力を回復するもくろみがあるようだ。《共同通信》

【自民党・野中広務幹事長代理】沖縄県・稲嶺恵一知事と対談

自民党の野中広務幹事長代理は21日午後、沖縄テレビ(那覇市)の番組収録で稲嶺恵一沖縄県知事と対談し、議員立法を検討している駐留軍用地返還特別措置法(軍転法)改正など米軍普天間飛行場の跡地利用に関する法整備は、早くても来年1月召集の次期通常国会になるとの見通しを示した。

稲嶺知事は、普天間飛行場の移設候補地として名護市辺野古地区を22日正式発表することに関連して「(各種世論調査の結果から)県外、国外への移設を望む県民がかなりいるが、一番重要なのは基地の整理・縮小が目に見える形で進むことだ」と強調。「オール・オア・ナッシングではなく、一歩一歩進めないといけない」との考えを示した。

稲嶺知事が普天間代替移設を15年間の使用期限付きの軍民共用空港とするよう求めていることに対して、野中氏は期限設定は困難との考えを重ねて示した。《共同通信》

【公明党】訪中団が北京入り

神崎武法代表を団長とする公明党訪中団は21日午後、北京に着き、中国共産党政治局員の姜春雲・全国人民代表大会副委員長らと会談した。

姜氏は、歴史認識と台湾問題についての公明党の対応を評価。「政権党として強みを発揮し、よい働きをしてくれることを念願している」と述べ、与党となった公明党の役割に期待を表明した。神崎氏は、「野党から与党になっても全く中国への態度は変わらない。与党になったことでさらに力を発揮できる」と述べた。《共同通信》

【自民党・加藤紘一前幹事長】「わたしは自民党の保守本流」

「わたしは自民党の保守本流の中核だ。党内で論争し闘っていく。党が分裂することはない」−。自民党の加藤紘一前幹事長は21日、民主党の鳩山由紀夫代表とともにテレビ朝日の報道番組に出演し、民主党との連携や離党の可能性を明確に否定、自民党内で“闘争”を続けていく決意を明言した。

番組では、鳩山氏が「(政界再編の)最終シナリオをつくらないといけない。新しいリベラルの部分を加藤さんが率いたら、本当の意味の政界再編になる」などと、加藤氏に党を割って出るよう懸命の“説得”。さらには「加藤氏が(小渕恵三首相の対抗馬として)首相指名選挙に立ったら面白い。(民主党が加藤氏に投票する)可能性はある」とまで言い切った。

ところが加藤氏は「自民党は総裁を首相指名候補にするのがルールだ」とけんもほろろ。「いっときの政界再編劇は面白いが、自民党は改革できないと言って外に出ると、改革のエネルギーが全部なくなる。(鳩山氏が所属した)新党さきがけもそうだった」とも。

党内非主流派に回った加藤氏は、民主党サイドからのラブコールが増えているが、自民党内であらぬ誤解を受けることをおもんばかってか、迷惑だと言わんばかりの受け答えに終始した。《共同通信》



11月21日 その日のできごと(何の日)