平成3971日目

1999/11/22

【沖縄県】普天間飛行場辺野古移設を決定

沖縄県は22日の庁議と三役会議で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設候補地としてキャンプ・シュワブ周辺の名護市辺野古沿岸を選び、軍民共用空港建設や騒音への影響、移設先の地域振興と跡地利用を条件とすることを正式決定した。これを受けて、石川秀雄副知事が名護市役所に岸本建男市長を訪ね、移設受け入れを要請。市長は「住民生活にかかわる問題で、十分検討して返事したい」と答えた。

稲嶺恵一知事が午後1時半から県庁で記者会見して正式発表した。知事は24日にも政府に報告。岸本市長は市議会の容認決議を経て、12月下旬までに受諾表明の見通しである。

政府は年内決着を目指し作業を本格化。知事公約のうち、米側が難色を示す15年間の米軍使用期限設定は県と妥協案を探る。海上施設中心の海・陸混成(ハイブリッド)基地か埋め立て案を軸に検討するが、反対派は抵抗を強めている。

政府は来年7月に名護市で開かれる主要国首脳会議(沖縄サミット)前に、日米の合意や工法についても最終的にまとめたい考え。平成8年4月に日米両政府が普天間返還で基本合意して以来3年7カ月ぶりに、移設問題は大きく進展する。

昭和47年の本土復帰から27年を経て、国内の米軍専用施設のうち約75%が集中する沖縄県の新基地建設容認は初めて。辺野古選定は、沖縄本島東海岸沖への移設を明記した平成8年12月の日米特別行動委員会(SACO)最終報告に沿う内容である。

政府、与党は今後、沖縄本島北部地域全体と辺野古周辺の振興策をそれぞれ策定。来年の通常国会以降、議員立法などで跡地利用の法整備を進める。

ただ日米合意の15年までに普天間飛行場の返還を終えるのは困難な情勢で、県は「施設の完成、供用開始までに7、8年かかる」としている。一方、反対派は岸本市長のリコール運動も視野に県内移設阻止の運動を強化する方針である。《共同通信》




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【航空自衛隊T-33A墜落事故】

22日午後1時42分ごろ、埼玉県狭山市柏原の入間川河川敷に、航空自衛隊入間基地所属のT33ジェット練習機が墜落し炎上、航空幕僚監部所属のN空佐(47)と同基地所属のK空佐の乗員2人が死亡した。

事故機は墜落の際、東京電力の高圧線に接触して切断、東京都内や埼玉県南部の広い地域で約80万世帯が停電した。一時、鉄道が運転を見合わせたほか、水道が止まったり、エレベーターの停止で人が閉じ込められたりするなど、市民生活に大きな影響が出た。

埼玉県警狭山署の調べでは、事故機は午後1時ごろ入間基地を離陸、同1時38分ごろ、入間基地に「トラブルが発生した」と無線連絡した。この後同機は住宅街を避けて飛行していたという。航空幕僚監部は「機体に何らかのトラブルが発生した」とし、機体を回収して原因を調べる。墜落の現場は同基地から北に約3.6キロの住宅街のすぐ近く。住民らに被害はなかった。

東京電力によると、停電したのは東京23区の西部地区を中心とした地域と、埼玉県の川越、和光市など。東電は他の送電ルートに切り替え、東京、埼玉の全地域で午後5時すぎに全面復旧したが、夕方までに営業所などに、一万数千件の問い合わせが殺到した。

運輸省のまとめでは、東武東上線、西武池袋線、JR武蔵野線などで、事故直後から断続的に運転が止まったが、最長約30分でバックアップ用電源が作動し復旧した。

東京消防庁によると、港区、世田谷区など15カ所でエレベーターに人が閉じこめられたとの通報があり、救助のため出動した。また、東京都内で509基、埼玉県南部で142基の信号機が一時点灯しなくなった。午後3時までに自家発電などによってほぼ復旧するまで、警察官が現場で交通整理したが、大きな混乱はなかったという。

都内の計約33万戸で断水や、濁った水が出るなどの影響があった。銀行の現金自動預払機(ATM)が一時止まったほか、東京証券取引所は国債先物オプションの取引を停止した。厚生省によると、停電地域内にある5つの国立病院、国立療養所では、自家発電に切り替えて対応し、トラブルはなかったという。《共同通信》

【小渕恵三首相】教育現場を視察

小渕恵三首相は22日、中曽根弘文文相とともに東京都中央区の小、中学校を視察した。教育現場をじかに見て、教師や子どもたちとの意見交換を教育改革に生かしたいとの首相の強い要望で実現した。


https://www.kantei.go.jp/

区立銀座中学校で、首相は三年生の「公民」の授業で教壇に立ち、10分間ほど講義。小、中学生時代の話から将来の少子高齢化社会まで思いつくままに語り、「21世紀はみなさんの時代。頑張ってください」と激励した。

教職員との懇談会では「不登校などの問題も、カウンセラーを配置して話し合える環境ができた」などの意見が出され、首相は「常々教育問題は重要だと思っている。教育改革に取り組む良い機会だと思う」と述べ、設置準備中の教育改革国民会議の議論に役立てたいとの考えを示した。

午前中に訪れた区立日本橋小学校では、首相は三年生の水泳の授業を参観した後、五年生の児童が社会科でコンピューターを駆使する姿に「すぐ実践で使えていいね」と熱心に画面をのぞき込む姿も。六年生と一緒の給食に出されたヨーグルトや肉料理には「50年前に私が小学生だったころは貧しくて…」と感慨深げだった。

小渕恵三首相は22日、都内の視察先で、日教組の機関誌「教育評論」の来年1月号に、教育政策に関する文章を寄稿したことを明らかにした。

現職の首相が日教組機関誌に寄稿するのは初めて。日教組は平成7年、文部省との対立関係を解消し対話路線に転じたが、今年に入って君が代・日の丸の法制化問題などで一時、関係悪化も伝えられていた。

日教組によると、来春に主要8カ国(G8)教育大臣会合が東京で開催されることや、首相直属の教育改革国民会議が近く発足することなどから、主要各党の党首に教育論の寄稿を求め、小渕首相のほか、不破哲三共産党委員長を含む各党が応じた。《共同通信》

【神奈川県警】ひき逃げ「事故」で処理

神奈川県茅ヶ崎市で平成7年3月に起きた重傷ひき逃げ事件で、神奈川県警茅ヶ崎署員がうその調書を作成し、通常の人身事故として処理していたことが22日、分かった。県警は同日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで事件当時に茅ケ崎署交通課交通事故係の巡査部長だったS警部補(53)=現小田原署勤務=を書類送検し、諭旨免職にした。

また虚偽の調書と知りながら放置していた同僚の警部補(51)を戒告、監督責任を問い当時の茅ヶ崎署副署長(59)を本部長注意の各処分にした。S警部補は「当日は雨で事故が多く、ひき逃げとして扱うと調書の作成などに手間がかかるため、簡単な処理で済ませたかった」などと供述しているという。

このひき逃げ事件をめぐっては、被害者の男性会社員が加害者の主婦を相手に損害賠償請求訴訟を提訴。横浜地裁が判決でひき逃げを認定した今年8月になっても立件せず、4年以上も放置していた。

県警は「報道機関の問い合わせを受け今年6月上旬から調査してきた。関係者への事情聴取などに時間がかった」としている。事件の隠ぺいや、加害者と警部補の金銭の授受などは否定している。

調べでは、事件は7年3月16日午後6時45分ごろ発生。茅ヶ崎市ひばりが丘の市道で、自転車で帰宅途中の男性会社員(35)が、後ろから主婦(51)の乗用車にはねられ、頭の骨を折る3カ月のけがをした。主婦はそのまま走り去っていったん帰宅、30分後に現場に戻って「自分がやった」と名乗り出ていた。《共同通信》

【プロ野球】

佐々木主浩投手、米から帰国

米大リーグ入りを目指して偶浜からフリーエージェント宣言した佐々木主浩投手(31)が交渉のために訪れていた米国から成田着の日航機で22日帰国した。

今回の渡米ではヤンキース、メッツ、ダイヤモンドバックス、マリナーズの4球団首脳と会った。いずれの球団施設にも好感触を持ったという佐々木は「強行日程で疲れたけど、いろんな話ができた」と、充実感あふれる表情で話した。

今回交渉した4球団が獲得に最も熱心と言われているが「どこが特別に印象に残った、とかいうことはない」と話し、複数年で10億円を超えるとされている契約条件についても「すべて代理人の方に任せている」とかわした。

佐々木に関心を寄せている球団はまだあるため、12月上旬に再渡米して、残りの球団と会う予定。佐々木は「今回は移動がきつかったんで、次はどこかに来ていただいて(交渉を)やることになると思う」と、述べた。

中日・宣銅烈投手、現役引退

中日の抑え投手として活躍してきた宣銅烈投手(36)が22日、名古屋市内のホテルで記者会見を行い、今季限りでの現役引退を発表した。

同投手は来日4年目の今季、1勝2敗28セーブを記録して11年ぶりのリーグ優勝に貢献。今年で2度目の2年契約が切れるため、37歳となる来季の去就について球団と話し合っていた。宣は「いいイメージで選手生活を終わりたいと思い、決断した。(今後の進路は)ゆっくり休んでから考えたい」と語った。

球団側は、韓国プロ野球界のスーパースターだった。宣のプライドとチームへの貢献度を考慮して対応してきた。コーチ兼任案も提案されたが、宣は引退を選んだ。

伊藤修球団代表は「宣投手の尊厳と誇りをいかに守るか考慮してきた。(選手兼任の)研修コーチの話もしたが、何よりも宣投手の意思を尊重すべきだと考えたから」と話した。

宣の日本での通算成績は162試合に登板、10勝4敗98セーブだった。《共同通信》

【中国・胡錦濤国家副主席】公明党中国訪問団と会談

公明党中国訪問団の神崎武法代表らは22日夕、北京の人民大会堂で胡錦濤国家副主席と会談した。神崎氏は来年7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)について「中国がオブザーバー参加できないか。中国側に用意があるのなら、私が政府に働き掛けたい」と述べ、江沢民国家主席のオブザーバー参加について見解をただした。これに対し胡氏は「G8(主要国)の首脳間で意見が一致していないと聞いている」と、慎重姿勢を示した。

この点について会談後の記者会見で、神崎氏は「慎重な感じだった。中国側の感触は分かった」と述べた。同氏によると今回の打診は公明党の発案で、政府とはすりあわせていないという。

胡氏は石原慎太郎都知事の台湾訪問を念頭に「過去の歴史と台湾問題を正確に認識し正しい方向に発展させるべきだ」と述べた。

同席した浜四津敏子代表代行は、建国50周年を記念し、中国の学校の足りない地域に小中学校50校を建設する事業に日本が協力する見通しであると伝えた。また神崎代表は李瑞環人民政治協商会議主席を日本へ招待することを内容とする江沢民主席あての小渕恵三首相の親書を手渡した。

これに先立ち神崎代表らの一行は北京郊外の盧溝橋や抗日戦争記念館などを視察した。23日には江沢民主席と会談する。《共同通信》

【民主党ニュース】

鳩山代表が神戸の老人ホームを訪問~車椅子に乗り、入居者と食事・懇談

鳩山代表は22日、民主党兵庫県連の大会への出席に先立ち、神戸市内の特別養護老人ホーム「あいハート須磨」を訪れ、職員や入居者の人達からじかに話を聞いた。訪問には、介護、高齢者福祉に詳しい山井和則さん(近畿ブロック比例・公認予定者)も同行した。

現地に到着した鳩山代表は、「自分で体験してみないとわからない」と、入居者たちと同じように車椅子に乗り、食堂へ。そのまま、セルフサービス方式のカウンターで惣菜をトレイに載せて、入居者の皆さんといっしょに食事をしながら歓談した。「決められたものを食べるのではなく、自分で選べるというのはいいね。それに味もしっかりしている」と、奥様の手料理で舌の肥えている鳩山代表の感想。約30分ほど話した女性の入居者から、「ところで、あなたは若いのにどうしてけがをしたの?」と車椅子姿の理由を聞かれ、思わず苦笑いする場面も。

話を聞いた入居者の1人からは、「夜になると、職員の数が減る、それでも私たちのために頑張ってくれている。もっと人がいればいいのに」と人手不足解消への要望があり、鳩山代表は「少しでもよくしていきたい」と答えていた。

またホームの職員の方々からは、要介護認定の困難さ、一人暮らしの高齢者への対策、難しくなる施設の経営など、介護保険制度の実施への課題や問題点について率直な意見をきいた。



11月22日 その日のできごと(何の日)