平成3886日目

1999/08/29

【民主党・鳩山由紀夫氏】「党が割れるのも仕方ない」

民主党代表選は29日、鳩山由紀夫幹事長代理が憲法改正論議について「党が割れるのも仕方ない」と強硬論を打ち上げ、菅直人代表、横路孝弘総務会長との見解の相違が表面化、党分裂の可能性を内包しながら「改憲」問題が最大の争点に浮上してきた。

鳩山氏は同日のテレビ朝日の番組で「憲法改正を訴えていく中で(自分に)どうしてもついていけない、という人がいれば仕方ない。しっかり論争して最後に(党が)割れるのは仕方ない」と述べ、改憲論争による党分裂もやむを得ないとの考えを明らかにした。

これに対して菅氏は29日、岐阜市内での記者会見で「憲法議論の中で自然に改憲の方向が見えれば良いが、あらかじめ期限を切って改正する、というやり方は短兵急すぎる」と早急な改憲論議に慎重な考えを表明。「憲法議論はもっと長いものだ。自自公に対決する政策議論とは時間の長さが違う」と指摘、代表選では改憲論議よりも自自公三党への対抗策を優先すべきだとの考えを強調した。

横路氏は同日までの講演などで「憲法の理想を放棄して現実に合わせるのは賛成できない。九条はしっかり生かすべきだ」と鳩山氏を批判している。

ただ、鳩山氏は同番組で「最初から九条(改正)でやるべきではない。それよりも首相公選制などのシステムの改正を議論すればいい」と改憲論議の手順を重視する考えも示した。《共同通信》




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【WBCバンタム級タイトル戦】辰吉丈一郎選手、王座返り咲きならず

世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ12回戦は29日、大阪ドームで行われ、日本人初の3度目の王座返り咲きを目指した辰吉丈一郎(大阪帝拳)は、チャンピオンのウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)に7回44秒、TKOで敗れ、試合後に現役引退を表明した。辰吉の戦績は24戦17勝(12KO)6敗1分け。2度目の防衛に成功したウィラポンは24戦23勝(17KO)1敗となった。

辰吉は打撃戦を好むファイトスタイルと歯切れの良い言動でファンの支持を集めた。1991年9月、日本選手最短のプロ8戦目で世界王座を奪取した。その後は左目網膜剥離で引退の危機に立ったが、日本ボクシングコミッションの規則改正によって国内復帰。この日の試合が11戦目の世界戦だった。

最後の試合となったリングから辰吉は名残惜しそうになかなか下りなかった。ウィラポンを抱き締めたり、歓声に何度も頭を下げ、手を振ってこたえた。

その後会見場に現れた辰吉は「同じ相手に二度意識を失わせられたのは致命的。辞めた方がいいでしょうね」と引退を口にした。

見ていてつらかった。天才が落日を迎えた時ほど寂しいものはない。全然スピードがなく、左の突き合いで後手を踏んだ。特に3回と5回はめった打ちされ、立っていること自体が信じられなかった。

そして7回。右をまともに食い、ストップされた直後に後方に大きく崩れ落ちるところをレフェリーが抱きとめた。これだけ殴られ続けてダウンは一度もなく、まさに最後は立ち往生だった。

1990年代、日本のボクシング界の話題の中心は辰吉だった。日本人最速のプロ8戦目で世界の頂点に立ったのが21歳。相手を挑発するパフォーマンスや強気な言動は瞬く間にファンの心をつかんだ。目の網膜剥離などで何度も引退危機を迎えながら、ファンの後押しもあり、乗り越えてきた。

この日は1月に亡くした父条二さんの顔を刺しゅうしたガウンを身にまとって入場した。最愛の亡き父と一緒にリングに上がり、満員の観衆の「辰吉ありがとう」の声で送られた。チャンピオンベルトを巻いたまま引退する夢は叶わなかったが、かつての天才ボクサーのラストは感動的だった。《共同通信》

【水泳・第8回パンパシフィック選手権】最終日

水泳の第8回パンパシフィック選手権最終日は29日、シドニーの国際水泳センターで男女4種目の決勝を行い、男子400メートルメドレーリレーで日本が3分40秒21の日本新を出した。2着のオーストラリアが失格となったため、日本は繰り上げで銅メダルを獲得した。女子の同種目でも日本は3位だった。

男子1500メートル自由形の平野雅人(ミキハウス)は、自身の日本記録に0秒35と迫る15分15秒79で5位。グラント・ハケット(オーストラリア)が14分45秒60の世界歴代2位の大会新で制した。

女子50メートル自由形決勝では、ジェニファー・トンプソン(米国)が優勝。400メートルメドレーリレーの米国の優勝にも貢献し、今大会6個の金メダルを獲得した。《共同通信》

【第7回世界陸上選手権】最終日

第7回世界陸上選手権は最終日の29日、セビリア(スペイン)で女子マラソンを行い、21歳の新鋭、市橋有里=住友VISA=が2位に入り、前回大会で優勝した鈴木博美(積水化学)に続いて日本勢が二大会連続のメダルを獲得した。

28日に行われた男子マラソンでは佐藤信之(27)=旭化成=が3位となり、日本男子として四大会ぶりのメダルを獲得。世界選手権マラソンで日本の男女がそろってメダルを手にしたのは、1991年東京大会で男子の谷口浩美(旭化成)が優勝、女子の山下佐知子(京セラ)が2位になって以来。

市橋は終盤でチョン・ソンオク(朝鮮民主主義人民共和国)に競り負けたが、常にトップを争う積極的なレースを展開。酷暑の中で自己ベストの2時間27分2秒をマークした。男子は地元スペインのアベル・アントンが二連覇した。《共同通信》

陸上の世界選手権最終日は29日、セビリア(スペイン)のオリンピック・スタジアムで行われ、男子1600メートルリレーは米国が2分56秒45で四連覇を果たし、マイケル・ジョンソンが、世界選手権史上最多となる通算9個目の金メダルを獲得した。同400メートルリレーは、米国が35秒59で三大会ぶりの優勝。アンカーを務めたモーリス・グリーンは100、200メートルと合わせて3種目制覇を果たした。

男子800メートルは世界記録保持者のウィルソン・キプケテル(デンマーク)が、1分43秒30で勝ち、大会三連覇を達成した。

男子やり投げはアキ・パルビアイネン(フィンランド)が89メートル52で制し、世界記録を持つヤン・ゼレズニー(チェコ)は3位だった。女子1500メートルは、アトランタ五輪で中距離2種目を制したスベトラーナ・マステルコワ(ロシア)が、3分59秒53で初優勝。同400メートルリレーはバハマが初制覇した。

次回の世界選手権は、2001年にエドモントン(カナダ)で開催される。《共同通信》

【サッカー・セリエA】

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)は29日、ペルージャで開幕戦が行われ、ベルージャでの2年目を迎えた中田英寿はパルマ戦に先発出場し、攻撃の中心として活躍。優勝候補のバルマと1−1で引き分ける、まずまずのスタートを切った。

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)のベネチア入りした名波浩は29日ベネチアで行われたウディネーゼ戦の後半途中から出場し、同点ゴールをアシストするなど、デビュー戦で実力をアピールした。試合は1−1で引き分けた。

後半15分に出場した名波は同25分、左サイドから右のマニエロにクロスを通して同点ゴールを引き出した。さらにその3分後、右FKからドリブルで切れ込み、ペナルティーエリアの外側から左足でシュート。惜しくも右隅のバーに阻まれて初ゴールこそ逃したが、精力的な動きで攻撃を組み立てた。《時事通信》

【自民党・森喜朗幹事長】「解散は慎重に」

自民党の森喜朗幹事長は29日夜、長野県軽井沢町で開かれた森派研修会で講演し、衆院解散・総選挙の時期について「経済の動向を十分留意しなければならない。公共事業も12月から1月にかけて底割れするし、補正予算と来年度予算の連結性も考えて小渕恵三首相は解散に慎重であるべきだ」と述べた。

森氏の発言は、経済政策の継続性を保つ観点から解散は年内から年始にかけての時期を避けるべきだとの考えを表明したものだ。

衆院の定数削減問題に関しては「何年間で減らすとか、何回かの選挙を経るという考え方もあるのではないか」と述べ、段階的削減の考えを重ねて強調した。《共同通信》

【キルギス】邦人4人は無事

中央アジア・キルギス南部で、日本人鉱山技師4人らがイスラム系武装組織に拉致された事件で、キルギス国営カバル通信のタバルジエフ社長は29日、オシ州幹部の話として、邦人技師4人は全員建康で一緒にいると発表するとともに、別に拘束されていたキルギス人の人質4人が解放されたと述べた。

同社長によると、一緒に拉致された日本人4人とキルギス人通訳、内務省軍司令官と兵士の計7人は同じ場所に拘束されており、キルギス当局は拘束場所を特定しているという。

また、同社長はキルギス人4人が解放された理由について「コーランを読めたため」と指摘、武装勢力が態度を軟化させたとの見方を否定した。別の当局者は、キルギス当局が武装勢力側に牛などの食糧を提供したため、4人が解放されたと話している。

事件は30日で発生から一週間を迎えるが、人質拘束の目的はなお不明で、早期解決の道のりは険しく、事件長期化の懸念が強まっている。

アカエフ大統領は29日国営放送で「人質解放のため可能なすべてのことをする」と言明した。

武装勢力は計約650人で、日本人の人質が拘束されているとみられるホジャアチカンに約400人が集結、事実上前線の拠点になっている。《共同通信》

【台湾総統選】国民党が連戦氏擁立

台湾の国民党(李登輝主席)は党大会最終日の29日、来年の総統選挙の総統、副総枕候補に連戦・副総統(63)と蕭万長・行政院長(60)を正式に擁立した。

「ポスト李登輝」の台湾指導者を選ぶ総統選挙は、連戦氏と、無党派で出馬する国民党非主流派の宋楚瑜・前台湾省長(57)、野党、民主進歩党の陳水扁・前台北市長(48)の3有力候補による、本格的な選挙戦の火ぶたを切った。

李主席(総統)はあいさつの中で、宋氏の出馬で分裂選挙となったことを意識し「全党の団結協力」を強調。「連戦、連勝」コールの中、連、蕭両氏に選挙用の赤いたすきをかけ、両氏の腕を高々と上げた。

擁立を受け連氏は、李政権下の10年で「経済の繁栄と主権在民の理想を実現した」と李路線の継承を訴え、安定、繁栄の継続のため国民党による政権維持が必要と強調した。

最大の野党、民進党の陳氏は28日夜、出身地の台南市で「総決起集会」。陳氏は10万人の支持者を前に「国民党による黒いカネの政治は連氏も宋氏も同じ」と両候補を批判した。

李総統と対立し「超党派政府樹立」を訴える宋氏は28日から29日にかけ、中部の南投県などで寺参り。法会で約3000人を前に演説すると「省長がんばれ」の声援が飛んだ。

各種世論調査では有力3候補のうち、宋氏が30%強の支持率でトップを走り、陳氏と連氏が20%前後で続くが、宋氏の支持率も低落傾向にあり、来年3月18日の投票時点では接戦が予想される。《共同通信》



8月29日 その日のできごと(何の日)