平成1925日目

平成6年4月16日(土)

1994/04/16

【WBCバンタム級タイトル戦】薬師寺保栄選手が初防衛

世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ12回戦は16日、名古屋市の稲永スポーツセンターで行われ、チャンピオンの薬師寺保栄(松田)が挑戦者の同級5位、ホセフィノ・スアレス(メキシコ)に10回2分21秒KO勝ちし、初防衛に成功した。

薬師寺は序盤からスピードで挑戦者を上回り、ジャブと右ストレートを的確にヒット。中盤こそ、接近戦を仕掛けるスアレスにペースを握られる場面もあったが、スアレスの左まぶたがはれあがった終盤に入ると完全に攻勢に回った。そして10回、右ストレートを顔面に決めてロープに追い詰め、連打から最後はボディーへの左右のフックでこの試合最初のダウンを奪った。スアレスは立ち上がれず、レフェリーが10カウントを数えた。《共同通信》



【日テレ系連続ドラマ・家なき子】放送開始

【連立与党代表者会議】「羽田首相」確実に

退陣する細川首相の後継に羽田副総理兼外相(新生党党首)の就任が確実となった。連立与党は16日、代表者会議を開き新政権に向けた政策協議を行った結果、税制改革などでなお調整の余地を残したものの、大筋で合意の方向となった。

18日に再開する代表者会議で正式に合意すれば党首会談で確認の上、羽田氏を首相指名選挙の与党統一候補として決定する。19日か20日にも衆参両院での指名を得て、羽田新政権が発足する運びとなった。《共同通信》

【自民党】連立与党の手法を批判

自民党は16日、都内で女性総局の研修会を開き、河野総裁、森幹事長ら党幹部が講演し、後継首相問題で連立与党の政治手法を批判し、党内結束を訴えた。

森幹事長は、新生党が渡辺元外相の首相指名選挙への立候補表明を誘ったとの見方に立って「連立には余計なことをするなと言いたい。自民党の大事な宝である渡辺さんに余計なことを言うのは不見識だ。人さまの家の子供に『仲間を連れてきたら小遣いをやる』と言うなら誘拐だ」と連立側を非難。

河野総裁は連立与党の枠組みづくりについて「権力を手放したくないということだけで連立の大枠を守るというのでは極めて残念だ」と、権力維持だけに陥っていると批判した。河野氏は連立与党の政権運営について「ひとにぎりの人に引きずられることがあってはならない」と、小沢新生党代表幹事、市川公明党書記長らの主導を批判。自民党の政治手法について「きちんとした議会制民主主義を確立し、多少時間がかかっても正しい民主主義の手続きを踏んで合意を得なければならない」と強調した。《共同通信》

【日本共産党の70年】発表

共産党は16日、ソ連・東欧社会主義の崩壊や故野坂参三元名誉議長の除名問題などを盛り込んだ党史「日本共産党の70年」を発表した。野坂問題では、平成4年の除名後に新たに判明した野坂氏とソ連情報機関との結び付きの事実などが明らかにされている。

70年史は全文約91万字で、65年史の1.2倍の分量。65年史以降の最大の出来事となったソ連の解体については、全体的にあっさりした経過の記述にとどめ、「崩壊したのは科学的社会主義からの逸脱を特質としたゆがんだ体制であって、科学的社会主義の破たんを示すものではない」との従来通りの見解を踏襲した。

野坂問題では「山本懸蔵らの銃殺と野坂の山本と党への裏切り」との一章を設け、除名にいたる経過を詳細に記述。党が独自に入手したソ連側資料から「野坂が昭和21年1月の帰国時からソ連情報機関と結び付いた内通者であった」との事実を暴露し、「スターリンの日本共産党への干渉の意図をもっとも忠実に推進したのはソ連情報機関と結び付いた野坂であった」と批判している。戦前の同党の歴史についても大幅に加筆、「党幹部の獄中法廷闘争の意義と問題点」などにも新たに触れている。《共同通信》



4月16日のできごと