平成1926日目
1994/04/17
この日のできごと(何の日)
【競馬・第54回皐月賞】
競馬のクラシック三冠レース第1戦、第54回皐月賞は17日、中山競馬場2000メートル芝コースで18頭が出走して行われ、単勝一番人気のナリタブライアン(南井克巳騎乗)が1分59秒0のコースレコードで圧勝、賞金9600万円を獲得した。
1枠1番のナリタブライアンは最終コーナーを回りながら巧みに内から外に持ち出し、2着のサクラスーパーオーに3馬身1/2の差をつけ、けた外れの強さを見せた。昨年末の朝日杯ステークス(G1)からこれで重賞4連勝。南井騎手、大久保正陽調教師とも皐月賞2勝目。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【自民党・渡辺美智雄元外相】離党表明
細川首相の退陣を受けた後継調整が大きなやま場を迎える中で、自民党の渡辺美智雄元外相は17日午後、都内の渡辺派事務所で「自民党の支持だけでは(首相に)なれない。多くの人にお願いするわけだから、当然党籍を離れる」と述べ、離党し首相指名選挙に出馬する決意を明らかにした。
同氏は記者団に「この難局を乗り切るため救国・挙国内閣をつくるべきだ」と強調、連立与党との連携に意欲を示した。ただ渡辺氏は同夜、記者団が離党の決意を再度ただしたのに対し、18日に渡辺派議員らと再協議し、与党の動向も探った上で最終判断する考えを示した。離党の場合は渡辺派議員を中心に20人近くが同調する見込みだ。《共同通信》
◇
自民党渡辺派は17日午後、渡辺元外相が次期首相選挙出馬のため離党を決断したことに伴い、「意気に感じて行動を共にする」(中山正暉事務総長)などと20人程度が同調離党の動きを見せる一方、「周辺が勝手なことをした。おれは渡辺の子分ではない」(江藤隆美氏)と反発や戸惑いを示す空気が交錯し、動揺の大きさを示している。
同派幹部は渡辺氏の離党発言を受け、都内の事務所に集結、対応を緊急に協議した。このうち中山氏が渡辺氏の行動に従う考えを示したほか、柿沢弘治、武部勤、米田建三の各氏ら派内の10人程度に加え、政策集団「リベラルズ」の新井将敬、山本拓両氏らが同一歩調を取る構えを見せており、最終的な離党者は衆院で20人程度に達する見通しだという。一部には30人近いとの見方もある。
しかし渡辺氏の右腕とも言われ、これまで政治行動を共にしてきた武藤前外相が「まだ何も決まっていない」と慎重姿勢を見せたほか、急先ぽうの柿沢氏も渡辺氏の発言を「あれは聞かれたので答えたのだろう」とややトーンダウンさせた解説をしている。また別の同派幹部も「まだ段取りは決まっていない。渡辺会長を首相にしなくてはという条件があり、まだ曲折がある」としている。《共同通信》
【羽田孜外相】細川首相後継「拙速慎まないと」
細川首相の後継就任が確実視されてる羽田副総理兼外相が17日、ウルグアイ・ラウンド閣僚会議のため訪れていたモロッコから帰国した。
後継レースの主役の帰国で事態はこのまま終息に向かうのか、さらにひと波乱あるのか。当の本人は笑顔を見せながら「安定した政権のためには陣痛もある。拙速を慎まないと」と慎重な言い回しに終始した。《共同通信》
【F1・パシフィックGP】決勝
自動車レースのフォーミュラワン(F1)シリーズ第2戦、パシフィック・グランプリ(GP)は17日、岡山県のTIサーキット英田(1周3.702キロ)に5万5000人の観客を集めて26台による83周の決勝を行い、ベネトン・フォードのミハエル・シューマッハ(ドイツ)が1時間46分1秒693、平均時速173.9キロで優勝した。シューマッハーは開幕戦のブラジルGPに続く2連勝で、通算4勝目。
二番手からスタートしたシューマッハは、直後の1コーナーで早くもトップ。上位が次々にリタイアする中で独走態勢となった。完走は11台だった。
予選1位のアイルトン・セナ(フラジル、ウィリアムズ・ルノー)は、スタート早々の1コーナーで後続車にはじき出されてリタイア。連続入賞の期待がかかった片山右京(ティレル・ヤマハ)は43周目で、鈴木亜久里(ジョーダン・ハート)は45周目で相次いでリタイアした。