平成3846日目
1999/07/20
この日のできごと(何の日)
【台湾・李登輝総統】再び「二国論」展開
台湾の李登輝総統は20日、中国と台湾の関係について「特殊な国と国の関係」と定義した発言をあらためて展開するとともに、中国による武力威嚇が両岸関係の根本的な改善の妨げになっていると指摘し、中国側の出方を強くけん制した。
先の李総統の発言が中国の強い反発を招き、中台関係が緊張の度を加えていることを受け、自らの主張に変わりがないことをあらためて内外に示したもので、中台交流機関トップの台湾初訪問を控え、中国側の対応が注目される。
李総統は、国際ロータリー・クラブの会員を前に、今月9日、ドイツ公共放送との会見で主張した中国との「国と国の関係」をあらためて説明。
台湾が1991年と92年の憲法修正により「中華民国の支配地域は台湾、澎湖、金門、馬祖に限定された」と指摘、「これ以来、両岸関係は国と国の関係、少なくとも特殊な国と国の関係になった」との持論を繰り返した。
また、中国側が李発言を「一つの中国を否定、中台関係の基礎が失われた」と非難している点について「現在は一つの中国は存在しない。将来民主的に統一されて初めて『一つの中国』が可能になる」と強調した。両岸関係については「対等の地位と立場で交流と対話を進める」と述べたが、秋に予定されている汪道涵・海峡両岸関係協会会長の訪台には触れなかった。
総統は最後に「政府に対し大きな信頼を持ってほしい。信頼こそ力の源だ」と強調。「二国論」発言を受けて中国の軍事演習の憶測が流れ株価が急落する事態を踏まえ、当局への信頼を訴えた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【Jリーグ】ヤマザキナビスコ・カップ第5日
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第5日(20日・横浜国際総合競技場ほか=4試合)ホームアンドアウェー方式の準々決勝第1戦を行い、2部(J2)勢で8強に唯一勝ち残っているFC東京が横浜F・マリノスを3−0で下す殊勲の星を挙げた。東京は前半、鏑木の2ゴールなどで3−0とリードし、攻守に精彩を欠く横浜をそのまま抑え込んで快勝した。第2戦は24日に各地で行われる。《共同通信》
【中国当局】法輪功幹部ら70人以上を逮捕
香港の人権監視団体「中国人権民主化運動ニュースセンター」は20日、北京市中心部で4月に大規模な示威行動を行った気功集団「法輪功」の幹部ら少なくとも70人が19日から20日にかけ、全国各地で公安当局に一斉に逮捕されたと発表した。
中国当局がこれまでの容認姿勢から一転して、法輪功に対する取り締まりを本格化させたとみられる。
法輪功は、約6000万人の中国共産党員を数で上回るとも指摘される巨大組織。中国当局は大規模な示威行動の再発や集団活動の先鋭化を恐れ警戒を次第に強化していた。《共同通信》
【東京・銀座】中3男子が貴金属店で強盗
20日午前11時半ごろ、東京都中央区銀座の貴金属店に男が押し入り、モデルガンを店員に突き付けて「金を出せ。時計を全部出せ」などと脅した。店員が高級腕時計「ロレックス」を27個(約1260万円相当)差し出すと、持っていたリュックサックに入れて逃走した。
110番で駆け付けた警視庁築地署員が店から約300メートル離れた路上で男を発見し、強盗の現行犯で逮捕した。調べによると、逮捕されたのは宇都宮市に住む中学3年生の男子生徒(15)で「一週間前に東京に来て野宿などをしていたが、金がなくなってやった」と話しているという。所持金もほとんどなかった。
事件当時、店内には客2人と店員3人がいたが、けがはなかった。少年は身長が180センチ前後あり、店員らは中学生とは思わなかったという。《共同通信》
【小渕恵三首相】自由、公明党首と会談へ
自民党の森喜朗幹事長は20日午後、青森市で開かれた党政経セミナーで講演し、自由、公明両党との連立政権問題をめぐり、小渕恵三首相と自由党の小沢一郎党首、公明党の神崎武法代表との各会談が26日にもそれぞれ開かれるとの見通しを明らかにした。《共同通信》
