平成2129日目

1994/11/06

この日のできごと(何の日)

【競馬・第55回菊花賞】

競馬の第55回菊花賞は6日、雨天の京都競馬場で行われ、ナリタブライアンが圧勝し、皐月賞、ダービーと合わせて史上5頭目の三冠馬となった。三冠馬の誕生は1941年のセントライト、64年のシンザン、83年のミスターシービー、84年のシンボリルドルフに次いで10年ぶり。兄のビワハヤヒデとの菊花賞兄弟制覇は史上4度目。

レースは約12万人の観衆を集めた同競馬場3000メートル芝コースに15頭が出走して争われ、一番人気のナリタブライアン(南井克巳騎乗)が3分4秒6のレコードタイムで優勝、賞金1億1100万円を獲得した。大久保正陽調教師はこのレース初勝利。南井騎手は2度目の勝利。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【F1・日本GP】決勝

自動車レースのフォーミュラワン(F1)シリーズ第15戦、日本グランプリ(GP)最終日は6日、三重県の鈴鹿サーキット(1周5.864キロ)で50周の決勝を行い、ウィリアムズ・ルノーのデーモン・ヒル(英国)が1時間55分53秒532、平均時速151.796キロで優勝し、今季6勝目を挙げた。

2位には3秒365差でベネトン・フォードのミヒャエル・シューマッハー(ドイツ)が続いた。これで総合優勝争いは1位のシューマッハーにヒルが1点差に迫り、決定はシリーズ最終戦の豪州GPに持ち越された。3位はフェラーリーのジャン・アレジ(フランス)だった。

雨が振り続くレースでコースアウトする車が続出、途中で車がコースわきの競技補助員をはねる事故が起きて中断。再開後のレースとの合計タイムで争われた。完走は26台中13台で、日本勢の片山右京(ティレル・ヤマハ)と初参戦した井上隆智穂(シムテック・フォード)ともにスピンして4周目にリタイア。野田英樹(ラルース・フォード)はエンジントラブルで1周を走り切れなかった。《共同通信》

【皇太子同妃両殿下】サウジアラビアに到着

皇太子ご夫妻は6日午後、中東4カ国公式訪問の最初の訪問地サウジアラビアの首都リヤドに到着された。皇族の同国公式訪問は昭和56年に皇太子時代の天皇、皇后両陛下が訪れて以来。《共同通信》

サウジアラビアを訪問中の皇太子ご夫妻は6日夜(日本時戦7日未明)、首都リヤドのヤマーマ宮殿でファハド国王を表敬。続いてイスラム特有の男女別々の歓迎晩さん会にそれぞれ出席された。

女性だけに晩さん会は皇太子宮廷で開催。ブルーのロングドレス姿の雅子さまはハッサ皇太子妃ら女性王族と通訳を交えず英語で会談された。会食は2時間余りに及んだが、雅子さまは次々と話し掛ける王族たちに笑顔で応対。「大変親しみやすい方」との声も漏れるなど元外交官らしいプリンセスぶりを発揮された。

皇太子さまはアブドラ皇太子主催の晩さん会へ。会食を前に白布のかぶり物と黒いガウンに身を包んだ200人のサウジ側出席者が皇太子さまと握手。大理石造りの大食堂に全員が集まって静かに晩さん会が始まった。スピーチや乾杯はなく、禁酒の週間のためヨーグルトを飲みながら約1時間アラブの伝統料理を楽しまれた。《共同通信》

【大相撲九州場所】初日

大相撲九州場所初日(6日・福岡国際センター)横綱、大関が安泰の幕開け。2場所連続全休していた横綱曙は、小結琴錦の果敢な攻めを封じ、万全の体勢から寄り切り久々の白星。横続昇進を目指す大関貴乃花は琴稲妻を右すくい投げで退けた。腰痛による調整の遅れが心配された大関若乃花は肥後ノ海海を寄り切って白星発進。武蔵丸、貴ノ浪の両大関も力強い取り口で快勝した。大関昇進を狙う関脇武双山は琴別府の引き落としに不覚を取り黒星スタートとなった。《共同通信》

【西武・工藤公康投手】FA宣言

西武の工藤公康投手(31)が6日、所沢市の球団事務所でフリーエージェント(FA)宣言した。西武残留の可能性は極めて少ない。工藤投手は昨年からトレーニング施設など野球を続けるための環境整備を球団に訴えてきたが、2日の事前交渉とこの日の交渉でも「ぼくを引き留める誠意があるとは思えなかった」と強い不満をもらした。交渉後、正式にFA権利行使表明書を球団に提出した。

清水球団代表は「まだ話し合いの時間はあるが(話しが同じことの)繰り返し。平行線」と、残留説得が難しいことを示唆した。《共同通信》

【自民党・小渕恵三副総裁】早期内閣改造に慎重姿勢

自民党の小渕副総裁は6日午前、岐阜市内で記者会見し、連立与党内の一部で取りざたされている臨時国会後の早期内閣改造について「臨時国会を乗り越えていくと同時に、現内閣は全力を挙げて来年の予算編成に真しな対応をしていただきたい」と述べ、早期改造には慎重な考えを示した。

来年1月の党大会に先送りとなっている党役員人事については「新しい党改革の下で組織変更があるので、その時点で考慮するのは当然だ」として人事に着手しり必要があるとの認識を示したが、役員人事と絡めての内閣改造については「村山首相の専権事項だ」と述べるにとどまった。《共同通信》

【ルワンダ】自衛隊員、久々の休日

ルワン夕難民救援のためザイール東部のゴマに展開している。陸上自衛隊は日曜日の6日を、疲労をいやすための「体育の日」と決め、非番の約80人の隊員たちが、マイクロバスに乗ってゴマ市内のゴマ山やキブ湖畔にハイキングに出かけるなどした。

ゴマ市内を観光するのは、初めてで、ゴマ山ハイキングに参加した約20人の隊員は山頂までのんびりと歩いて登り、記念写真を撮ったり、ビデオカメラを回すなど、久々の休日を楽しんだ。

一方、第一陣が10月2日にゴマ入りしてから1カ月以上たった宿営地内では、隊員による“即席理髪店”が時々オープンし、これまでに髪が伸びた神本光伸隊長ら幹部が、若い隊員に「隊長、頭丸めるの」などと冷やかされながら散髪した。《共同通信》



11月6日 その日のできごと(何の日)