平成2132日目

平成6年11月9日(水)

1994/11/09

【西武・工藤公康投手】球団との決別を表明

フリーエージェント(FA)宣言した西武の工藤公康投手(31)が他球団へ移籍することになった。9日、温泉リハビリ中の神奈川県箱根町のホテルで、西武と決別する意思を明らかにした。その後、小野新球団代表との交渉で年俸などの金額提示やこれまでの謝罪を受けたが、固い意思を変えなかった。工藤はこれを西武との最後の会談としている。

練習環境の充実を訴えてきた工藤だが、決別にいたる本当の理由が球団不信であることを明らかにした。さらに2日、6日の2度の交渉で引き留めがなかったことと、清水前球団代表が6日に「何かひっかかりがある」と、他球団との裏交渉を示唆する発言をしたことで最終的に決意した、と説明した。

工藤は「残留するつもりだったが、僕をいらない、という球団の態度が見えた。僕の13年間は何だったのか。寂しい」と話した。移籍先はダイエーが有力視されているが「まだ頭の中がぼう然としている。家族のこともあるしこれから考える」と話すにとどまった。《共同通信》



【田村直美さん】シングル「ゆずれない願い」発売

【大相撲九州場所】4日目

大相撲九州場所4日目(9日・福岡国際センター)大関武蔵丸は、小結琴錦に引き落とされて2連敗。横綱曙と他の大関は白星を重ねた。曜は関脇武双山を一方的に押し出して連敗を免れた。橫綱昇進を目指す貴乃花は肥後ノ海を、貴ノ浪は小錦をともに寄りで退け4連勝。前日不覚を取った若乃花は時津洋を突き落としで下した。この日の結果幕内の全勝は貴乃花、貴ノ浪の2人。十両は陸奥北海1人が勝ちっ放し。《共同通信》

【Jリーグ・ニコスシリーズ】第19節

Jリーグ・ニコスシリーズ第19節(9日、平塚競技場ほか=6試合)ヴェルディ川崎がガンバ大阪に逆転勝ちし、15勝4敗で首位を維持。ベルマーレ平塚は浦和レッズを退け、14勝5敗で川崎を追走している。川崎は前半、大阪の山口にゴールを許したが、後半に地力を発揮し、3−1と逆転。平塚はべッジーニョの得点などで2−0と快勝した。横浜マリノスは名古屋グランパスに6−1で圧勝。鹿島アントラーズは2−0で横浜フリューゲルスを下し、清水エスパルスは2−1でサンフレッチェ広島を破った。ジュビロ磐田は1−0でジェフ市原に勝った。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は9日、大詰めを迎えた衆院税制改革特別委の締めくくり総括審議に出席したが、前日に続く野党「改革」のボイコット戦術に終始、渋い表情。感想を求める記者団に「残念だね。時間がある限り審議してほしいが、出てこないんじゃあ、しょうがない」と、不満をひとくさり。採決する構えをちらつかせている与党側の対応に関連して、記者団が「議論は尽きたのか」とたたみかけると「(審議の)中身はあったと思うが、十分かどうかは委員会が決めることだから。私が言うと支障がある」とかわしたものの、野党の態度にいらだち気味。

○…この日昼、野党の「新党準備会」実行委員の山口敏夫元労相は、フジテレビのバラエティー番組「笑っていいとも」に生出演。「大臣を覚え切れないうちに変わっちゃう」と度重なる政権交代を自ちょう気味に振り返りながら「“花咲かじいさん”どころか、貧乏神にならないようにやってもらわないといけない」と村山首相を酷評。「国会はばかばっかりやっているようだが、今は血液を入れ替えているような転換点だ」「日本は(世界の)横綱、大関になったのにフンドシ担ぎみたいなことをやってもしょうがない」と、新・新党の意義をさりげなくアピールしてみせた。《共同通信》

【米・クリントン大統領】中間選挙大敗で責任認める

与党民主党が歴史的敗北を喫した8日の米中間選挙で大きな打撃を受けたクリントン大統領は9日、記者会見して選挙結果に対する自らの責任を認め、共和党との「超党派の協力」を模索する姿勢を打ち出すと同時に、従来の基本政策の継続にかける強い意欲を強調した。

しかし40年ぶりに上下両院で主導権を握った共和党指導部は同日、選挙中に示した減税など保守的な内容の公約「米国民との契約」を目指すと言明。早くも大統領の言う議会との協力関係の実現性に暗雲が漂い始めた。《共同通信》

【皇太子ご夫妻】オマーンで歓迎の宴

オマーンを訪問している太子ご夫妻は9日夜(日本時間10日未明)、首都マスカット市内で男女別々の歓迎の宴に臨まれた。皇太子さまはスウェイニ国王代理主催の晩さん会に出席。女性の歓迎レセプションは今回の中東訪問で初めて取材も認められ、雅子さまはカラフルな衣装の民族舞踊などを楽しまれた。

市内の婦人協会会館で開かれたレセプションでは、オマーン約20人の女性王族らが赤や緑の原色が鮮やかな民族衣装で雅子さまを歓迎、男性のバンドマンや踊り手も加わったにぎやかな宴となった。

雅子さまは明るいベージュの和服姿。ファハド副首相夫人のバーサさんらと並んで座られた。カーペットの上の正座に窮屈そうな様子も見せられたが、子供たちの踊りなどに盛んに拍手を送り、予定の時間を1時間半もオーバーした。《共同通信》



11月9日のできごと