平成3771日目

1999/05/06

この日のできごと(何の日)

【自民党・森喜朗幹事長】NATO事務次長と会談

欧州を訪問している自民党の森喜朗幹事長は6日午後(日本時間同日夜)、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部でバランジーノ事務次長と会談した。バランジーノ事務次長はボンで開かれている主要8カ国(G8)外相会議に関連し、「会議の共同声明がNATO空爆作戦の国連安保理決議につながる内容となってほしい」と述べ、空爆作戦が国際社会からより支持されることに期待を表明した。

森氏は会談で、NATOのユーゴ空爆について「日本政府は人道上やむを得ないことと理解している」との認識をあらためて示した。その上で「日本国民は空爆の長期化や誤爆の報道に心配を募らせている」と懸念を示した。

これに対し、バランジーノ氏は「軍事的な効果が表れ、ユーゴの世論にも影響が出てきた」と空爆作戦が妥当だったと強調した。また、コソボ自治州に派遣する国際部隊については「NATOがバックボーンとならなければならない」と述べ、NATO軍中心の部隊を派遣すべきだとの認識を示した。会談には、明石康元国連事務次長も同席した。《北國新聞》

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【政界談話室】

○・・・自民党の古賀誠国対委員長は6日、衆院の選挙制度改革をめぐり公明党の草川昭三国対委員長と急きょ会談。冒頭、草川氏が小渕恵三首相の訪米に触れ「12年ぶりの公式訪問だったんですなあ」と切り出した。古賀氏が話を盛り上げようと「(米大リーグの)始球式ではボールが届いてホッとしました」と続けたのに対し、草川氏は「前の方から投げたんでしょ」と、つれない返事。古賀氏は話の接ぎ穂を失い「まあ、それはそれとしてよかった」。首相の目指す「自公」連携がしっくりいくのはまだ先のよう。《共同通信》

【日経平均終値】1万7300円61銭

連休明けの6日の東京株式市場は、連休中にニューヨークのダウ工業株30種平均が一時1万1000ドル台に乗せたことや追加的な景気対策期待などから鉄鋼、銀行株などを中心にほぼ全面高となり、平均株価(225種)は急反発した。

終値は前週末比599円08銭高の1万7300円61銭と平成9年10月24日以来の高値に上昇。終値が1万7000円台を回復したのは昨年3月13日以来、約1年2カ月ぶり。出来高は約7億8800万株に膨らんだ。《共同通信》

【G8外相会議】コソボ問題解決へ7項目

ユーゴスラビア・コソボ自治州紛争の政治解決を目指す、ロシアと日本を含めた主要8カ国(G8)緊急外相会議が6日、ボン郊外で開かれ、和平後の(1)コソボへの国際部隊の展開(2)国連暫定統治機構の設立ーなど7項目の基本政策で合意した。

最大の障害となっている「国際部隊」の形態については「文民および(武装した)治安部隊」の二本立てになったが、参加国の構成などは今後の交渉にゆだねられる見通し。空爆停止のタイミングも結論を先送りし、和平への具体的な筋道は、近く開かれるG8外相会議まで継続して協議される。《共同通信》

【船田元・元経企庁長官】畑恵議員との結婚が明らかに

自民党の船田元・元経企庁長官と畑恵参院議員が3日に神奈川県内で結婚式を挙げていたことが6日、明らかになった。船田、畑両氏が同日、発表した。

船田氏は3月末に前妻と離婚した。畑氏が共同通信に送付したファックスによると「ここにいたるまでの道のりは大変険しいものがありましたが、信念を貫きました。力をあわせて国家と人々のために全力を傾けます」としている。

船田氏は衆院当選7回(栃木1区)。畑氏は参院比例代表で当選1回。《共同通信》

【東山魁夷さん】死去

国民画家として幅広いファンを魅了した日本画の巨匠で文化勲章受章者の東山魁夷氏が6日午後8時、老衰のため東京都中央区の聖路加国際病院で死去した。90歳。横浜市出身。

関係者によると、東山氏は昨年秋までは製作を続け、昨秋の日展に「月光」を出品した。今年に入ってから体調を崩し、入退院を繰り返していたという。《共同通信》



5月6日 その日のできごと(何の日)