平成3664日目

1999/01/19

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】施政方針演説

第145通常国会は19日、召集された。小渕恵三首相は同日午後の衆院本会議で初の施政方針演説を行い、今年を「経済再生元年」と位置づけ「1999年度の実質経済成長率が0.5%程度まで回復すると確信する」と景気回復の見通しを言明した。《共同通信》

1月19日のできごと(何の日)
https://www.kantei.go.jp/

本年、1999年は、1900年代最後の年であります。と同時に、次の新しい千年紀、ミレニアムを迎える前夜であります。千年紀をまたごうとしているこの重要な時期に、日本は経済的な苦難に直面しております。

この苦難を克服し、次の世代に力強い品格あふるる、そして美しい日本を引き継ぐために、私は身命を賭して国政運営に当たる覚悟であることを、まず冒頭に申し上げたいと思います。

冷静な状況認識はもとより重要であります。しかしながら、私は、今や大いなる悲観主義から脱却すべきときが来ていると考えます。行き過ぎた悲観主義は活力を奪い去るだけであります。今必要なのは、確固たる意思を持った建設的な楽観主義であると思います。

コップの半分の水を、もう半分しか残っていないと嘆くのはたやすいことであります。私は、まだ半分も残っているじゃないかと考える意識の転換が、今まさに求められていると確信するものであります。《共同通信》

小渕恵三首相の19日の施政方針演説に対し、野党は「(不景気や金融問題は)何が原因かという指摘がなく、積極的提案もない。反省がゼロだ」(菅直人民主党代表)などと一斉に反発。一方、与党は「平板でなく、めりはりをつけたいという首相の思いが出ていた」(藤井裕久自由党幹事長)と評価した。

菅氏は首相が示した「五つの架け橋」について「『真空掃除機』がほかの一人の言うことを取り込んだだけ」と酷評。「自自連立政権を政治の安定というのは『数合わせ』の意味だ。目先の議論だけで21世紀をどうするのかの視点がない」と批判した。

公明党の神崎武法代表は「平易な言葉で理念や哲学を伝える意欲はあったが、具体性に乏しく、いまなぜ『自自』なのか肝心なところを答えていない」と指摘。

共産党の不破哲三委員長は「根拠のない楽観主義は無責任だ。ボキャブラリーの貧困さを(架け橋という)新しい様式でまとめたようとしたが、政治の貧困さが表に出てきた」と切り捨てた。社民党の土井たか子党首は「精神訓話を棒読みした印象だ」と批判。改革クラブの石田勝之幹事長も「演説の内容は具体性に欠ける」とする談話を発表した。

これに対し、藤井氏は「消費税の福祉目的税化や政府委員制度の廃止など、小沢一郎自由党党首との合意もきちんと入れており、評価できる」とべた褒め。自民党の森喜朗幹事長は「歴史観、時局認識をしっかりとらえていた。政治基盤を強化しスピーディーな判断をしていくという首相の考えを支えていかなければならない」と強調した。《共同通信》

第145通常国会が19日開会し、午後1時からの開会式に続き、両院で小渕首相の所信表明演説、高村外相の外交演説、宮沢蔵相の財政演説、堺屋経企庁長官の経済演説が行われた。

これらに対する各党代表質問は衆議院では20・21日の両日、参議院で21日に行われ、民主党からは、衆議院では羽田幹事長、横路総務会長、参議院では本岡参議院議員会長が質問に立つ。

民主党は19日、本会議に先だって両院議員総会を国会内で開き、菅代表があいさつ。今国会での重点として、経済問題、不況対策、ガイドライン関連法案と共に、情報公開法、あっせん利得罪を盛り込んだ政治倫理関連法案の成立を今国会でめざす方針を改めて示し、「野党が一致団結して、自自連立政権を退陣に追い込んでいこう」と述べた。《民主党ニュース》

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【日産・シルビア】フルモデルチェンジ

シルビア
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日産自動車は、排気量2000ccの「シルビア」を全面改良し、日産サニー石川販売と日産プリンス石川販売から19日発売した。流れるようなデザインの外観にし、メーターパネルの中央に回転計を配置するなどしてスポーツ感を高めた。エンジンは従来型より出力を高め、新開発の変速機の採用で軽快な加速性能を実現した。「スペック-R」手動6速が239万円。《北國新聞》

【大相撲初場所】10日目

大相撲初場所10日目(19日・両国国技館)横綱若乃花が時津海を退け、無敗の10連勝で単独首位を守った。ぴたり追走する関脇千代大海は大関貴ノ浪を押し出しで破り、1敗をキープした。横綱貴乃花は琴竜に初金星を献上し、6勝4敗。不振の両大関は武蔵丸が勝って星を五分に戻したが、敗れた貴ノ浪は6敗目。若乃花、千代大海を追う2敗は、安芸乃島が敗れたため、濱ノ嶋だけとなった。十両は雅山が1敗を守り、依然単独トップ。2敗で大翔鳳が続いている。《共同通信》

【パ・リーグ】監督宣言

プロ野球、パ・リーグは19日、東京都内のホテルで監督・理事合同会議を開き、18日のダイエー球団のスパイ行為疑惑に対する連盟処分、スパイ行為根絶を目指したコミッショナー通達を6球団が厳粛に受け止め、フェアプレーの精神を追求する「パ・リーグ監督宣言」を採択。これを受けて審判部も「審判部声明」を発表した。

監督宣言は「フェアプレーを誠実に追求し、あらゆる不正行為、不正の疑念を抱かせる行為は行わない。各球団は相互に公正であることを信頼する」を掲げている。

座長を務めた日本ハムの上田利治監督は「少々の犠牲は払っても、ファンにクリーンな野球、ダーティーな面を捨て頑張ります、見てください、という意気込みを感じた会議だった」と監督宣言が6球団監督の総意であることを強調した。

審判部も「監督宣言を尊重し、野球規則ならびにリーグ・アグリーメントを厳正に適用した試合運営に努める」との声明を発表した。《共同通信》

【堺屋太一経済企画庁長官】景気「厳しいが変化の胎動続く 」

堺屋太一経済企画庁長官は19日、景気の現状を「低迷状態が長引き、極めて厳しい状況にあるものの、悪化と改善の動きが入り交じり、変化の胎動も感じられる」と判断した1月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。

基調判断の表現は昨年12月報告を踏襲しており、経企庁は全体の判断は変えていないと説明。しかし堺屋長官は、家電製品など一部消費が好調なことなどから「(変化の胎動に)広がりがあると思う。(経済指標の)多くは厳しい方にあるが、新しい胎動の側に少し軸足が移りかかりつつある」と述べ、12月より明るさを強調した。

ただ個人消費は「全体としては低調」の判断を維持する一方で、パソコンなど家庭電化製品や新規格の軽自動車販売が好調だったことから「値ごろ感のある商品を中心に一部に下げ止まりの動き」との表現で改善の兆しを指摘、「変化の胎動」の中身を具体的に示した。しかし個人消費の先行きについて経企庁は、冬のボーナス支給額が減少していることなどから慎重な見方を続けている。《共同通信》

【向井千秋宇宙飛行士】小渕首相を表敬訪問

小渕恵三首相は19日午前、宇宙飛行士の向井千秋さん(46)と首相官邸で会い「成功おめでとう、本当によかったですね」と米スペースシャトル「ディスカバリー」での実験活動の労をねぎらった。《共同通信》

首相は、向井さんが飛行中に詠んだ短歌の上の句「宙がえり 何度もできる 無重力」に続けて、「手をとり合えば 不可能はない」と書いた色紙を贈呈。「クリントン米大統領が来日中に、英語で詠んだ下の句を妻が訳して書いた」と解説した。

赤いスーツ姿の向井さんは「1月初めに大統領に会ったとき『自分も歌をつくった』とおっしゃっていた」と笑顔を見せた。飛行クルーの写真などに日の丸を組み合わせた記念品をお礼に贈り、「わたしとともに地球を144周した日の丸です」と説明した。

向井さんはこれに先立ち、有馬朗人科技庁長官(文相)を訪問。有馬長官は、自作の下の句「孫悟空より うまくできたり」を紹介。向井さんは「これまで短期と中期の飛行を経験したので国際宇宙基地に3カ月くらい行ってみたい」と抱負を語った。《共同通信》

【秒針】

○…通常国会が召集された19日、自民党の森喜朗幹事長は、和装振興議連会長として同議連の約20人と和服姿で記念写真に収まり、衆院本会議に出席した。「僕も着物にすればよかったな」(小渕恵三首相)、「森君、なぜ着物なんだ」(中曽根康弘元首相)と行く先々で注目を浴び、上機嫌そのもの。坂口力公明党政審会長から「相撲部屋の親方かと思った」と言われても、周囲に自分の黒紋付きを石川県産と紹介し「地元の谷本正憲知事にも、県庁で、カジュアルデーに加え和服の日をつくったらと言っている」と和服産地石川の売り込みに努めた。

○…もっとも、森氏は自自連立政権で臨む初の国会開会日として表情を引き締める場面もあった。「襟を正す、折り目正しい、との言い回しは着物に由来する言葉。こんな日こそ和装がふさわしい」。今後、幹事長として小沢一郎自由党党首から安保問題などで難しい決断を迫られる局面も予想されるだけに、森氏の和服姿でのこの物言いに、連立を組んでも自民党としての一線は守るとの決意の表れと、見て取る向きも。《北國新聞》

【米・クリントン大統領】一般教書演説

クリントン米大統領は19日夜(日本時間20日午前)、米議会で上下両院議員を前に年頭の施政方針を示す一般教書演説を行い、①世界貿易機関(WTO)での新交渉を促進する②朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの大量破壊兵器拡散を懸念する③日米、米韓安保体制を堅持する④日本からの鉄鋼輸入急増に警告する―などと表明した。

米上院で不倫もみ消し疑惑の大統領弾劾裁判が続く異常な状況下での演説となったが、大統領は、弾効問題には直接言及しなかった。大統領は平和時で最長の景気拡大を達成したことを誇示しながら「21世紀に向けた米国の責任」を演説の基調テーマに据え、市民生活に直結した新構想を次々と打ち出すなど、残る任期2年の政策遂行能力の維持と政治的な威信回復を狙った。

大統領は、「より自由で公正な貿易制度を構築しなければならない」として、WTOの新しいラウンド(多角的貿易交渉)で農業を中心に貿易自由化促進の決意を表明した。《共同通信》



1月19日 その日のできごと(何の日)