平成3455日目

1998/06/24

この日のできごと(何の日)

【日米野球機構首脳会談】「入札制度」採用で合意

米大リーグと日本のプロ野球間の諸問題を討議する日米野球機構の首脳による会談が24日、ニューヨークで3日間の予定で始まり、日本人選手の米球界入りに入札制度を採用することで基本的に合意に達した。

この制度は所属球団の承認を得た選手の交渉権を大リーグ30球団が入札して得るもので、今年の11月1日からスタートさせる。

会談に出席した金井義明コミッショナー事務局長によると、同制度は選手には球団選択権がないが、フリーエージェント(FA)の権利を取得するか、自由契約になる以外に合法的に大リーグへの道が開かれることになる。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は24日、韓国北東部沖で発見された朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の潜水艇がえい航中に沈没したことに関して記者団から感想を求められたが「引き揚げられたという話は聞いてないよな」と秘書官に尋ねる頼りなさ。それどころか「まだ、沈んだのか引き揚げたかという話は聞いてない」と事実関係さえ未確認であることを認めた。慌てて「気になるけど…」と釈明したが、危機管理に自信を見せる首相にしてはお粗末な対応。25日の参院選公示を前に、それどころではない?

○・・・民主党の池田元久氏ら野党の衆院大蔵委メンバーはこの日、金融危機問題について国会内で記者会見。池田氏は「われわれは不良債権処理問題で早くから日本版RTC(公的債権回収機構)を主張していた。報道だと2、3周遅れの政府、自民党だけが取り組んでいるように見える」と民主党の存在をアピール。これに対し、自由党の鈴木淑夫氏は「われわれは住専問題のころから公的債権回収機構に関する法案を出していた」と野党の中でも先頭を走っていたと力説、図らずも野党共闘の乱れが表面化した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】参院選61議席下回れば総裁として責任

橋本龍太郎首相は24日午後、参院選公示を前にした自民党総裁としてのインタビューで、参院選の勝敗ラインに関し「どう判断するかは、自分が考えていくことだ。現有議席が一つの数字としてあるのはあたり前だ」と述べ、自民党が現有の61議席(斎藤十朗参院議長を含む)を下回った場合には、党総裁としての政治責任が生じるとの認識を示唆した。

自民党の勝敗ラインをめぐっては、加藤紘一幹事長ら執行部は61を上回れば首相の政治責任はないと強調しているのに対し、反執行部の亀井静香前建設相らは参院で単独過半数を確保する69議席を主張。野中広務幹事長代理は全体の改選議席過半数を1議席上回る65を目標とする考えを示している。《共同通信》

【尖閣諸島】香港抗議船、領海外へ

尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張して日本領海に侵入した香港の釣魚台号は24日午後、海上保安庁の阻止行動を受け同諸島への上陸を断念、領海外へ退去し南西方向に向かった。

その後、釣魚台号の船長から「若干の浸水があるが、救難要請はしない」と無線連絡があり、海上保安官が念のため釣魚台号に乗り込み状態を調査した。釣魚台号の「保釣行動委員会」メンバーらは、船長を残して台湾の抗議船に乗り換えた。

保釣行動委が釣魚台号と海上保安庁の巡視船艇が軽く接触したとしているのに対し、村岡兼造官房長官は24日午後の記者会見で「衝突ではなく、両側から、挟んで領海外に出した」と説明した。

第11管区海上保安本部(那覇)などによると、抗議船から降ろした4人乗りのゴムボートは24日正午ごろ、尖閣諸島魚釣島の南約6キロ」まで接近。さらに近づこうと試みたが、海上保安庁の巡視船艇などに進路を妨げられたため反転し、釣魚台号のえい航で領海外へ退去した。

釣魚台号とボートが領海を往復する間、台湾船5隻は領海外に停泊していた。《共同通信》



6月24日 その日のできごと(何の日)