平成3337日目

1998/02/26

この日のできごと(何の日)

【民主党・菅直人代表】参院選前に新党結成も

民主党の菅直人代表は26日の記者会見で、民友連を新党に移行する構想について「参院選前の可能性も含めて議論していきたい」と述べ、参院選前の新・新党結成も視野に入れて、民友連の理念や基本政策を協議する考えを明らかにした。

菅氏は1月の民友連結成当初は新・新党に言及していたが、党内の反対論から慎重な姿勢に転じ、最近は政党連合方式での結集を主張していた。しかし、民政党や新党友愛から新党結成に積極的な発言が相次いでいることに加え、民主党内でも若手や参院議員に新党論が出ているため、軌道修正し選択肢の幅を広げたものとみられる。

菅氏は党内外の情勢に関して①民友連内の若手議員に一体になっていきたいという空気があり、重要な要素と思う②ばらつきがあった連合も積極的になったという感触を得ている、と指摘した。

これまで主張してきた政党連合構想と新党結成は矛盾しないとの認識を示し、「どちらにしても基本政策や理念を議論するのがいい」と述べ、民友連の各党が基本政策などを協議する場の設置で合意していることを明らかにした。

民政党の羽田孜代表は26日の記者会見で、民友連の統一首相候補選びについて「今すぐにだれか一人に絞ると、(各党とも)生い立ち、行き掛かりがあるのでまとまらない」と述べた。その上で「民友連にはいろいろな顔がある。その中からおのずと一人の顔が浮かび上がる」と強調した。《共同通信》

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【山一證券】3000人に解雇通知

自主廃業を決めた山一證券は26日までに、3月末で解雇する約3000人の社員に解雇通知を出すとともに、残る40店舗の閉鎖を決めた。これで山一の社員は全員解雇され、店舗閉鎖で全国から「山一證券」の看板は消えることになる。

4月以降は、再雇用した数百人の社員を中心に資産売却などの清算業務や残務整理を進め、自主廃業後の会社解散に向けて作業を本格化させる。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・松永光蔵相は26日の衆院予算委で西川知雄氏(平和・改革)から「予算案は最善というが、どこが最善なのか」と突っ込まれ、答弁に四苦八苦。思わず「最善でないと言ったら、審議をお願いできない」と漏らし、野党議員から失笑も。西川氏が「そもそも予算書を読んだのか」と追い打ちを掛けると、「隅から隅までは…」とあっさり白旗。大蔵省の綱紀粛正に「元検事」の経歴を買われ入閣した松永氏だが、取り調べは得意でも追及を受けるのはどうも苦手のよう。

○・・・自民党本部でこの日夕、長崎県知事選、長崎衆院4区補選などの祝勝会が開かれ、金子原二郎次期知事ら当選者が勢ぞろいした。金子氏が来月の衆院長崎1区補選の応援について「私は無党派なので、できる範囲で頑張らせてもらう」と冗談めかして腰の引けた発言をすると場内は大爆笑。これを聞いた村上正邦参院幹事長は「まだ知事のバッジを着けていないのに中立だなんて、何を言うか。こういう候補を選んだのが間違いだった。もう一回選挙をやり直したらいい」とお得意の毒舌ぶりを発揮し、連戦連勝の余裕を見せていた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】「ASEMにどういった処方箋をもっていけるか」

橋本龍太郎首相は26日の衆院予算委員会で、積極財政転換への要求が内外で強まっているとの指摘に「アジア欧州会議(ASEM)にどういう立場で臨むか、どういう処方箋を持って行けるか深刻に考えている」と述べた。これは、4月3日からロンドンで開かれるASEMまでに、財政出動を含む大型景気対策の構想を打ち出す考えを示唆したものだ。

下稲葉耕吉法相は、少年犯罪の多発を受けた少年法改正問題について「高年齢になれば少年院に送るより検察官に逆送致して正式裁判を求める事例が多くなってきている。年齢問題などに前向きに検討したい」と述べ、法の適用年齢引き下げなどを具体的に検討する考えを表明した。《共同通信》



2月26日 その日のできごと(何の日)